お話データベース (1474 件)
まんが日本昔ばなしで放送されたすべてのお話です。映画で上映されたものやテレビスペシャル放送のお話も含まれます。
昔、伊豆の対島(たじま)に福泉寺(ふくせんじ)というやぶれ寺があった。この寺に住む住職は次々に行方不明になり、今では誰も住む者がなくなってしまった。村人たちは、福泉寺の...
昔、ある村では、夜になると山から鬼たちが降りてきて、村人をさらっては喰うので大騒ぎになった。村人たちは日が暮れると、野良仕事もそこそこに切り上げて家に帰り、戸をピシャリ...
昔、京の都から精顕(せいけん)という若者が陸奥(みちのく)を目指して旅をしていた。精顕が京都を出たのは菜の花が咲く頃だったが、陸奥に着く頃には中秋になっていた。精顕は杉...
昔、山また山のその奥に貧しい村があった。この村、なぜ貧しいかと言うと、村には川も池もなく、稲を育てることができなかったからだ。村人は雨水を溜めて畑を耕していたが、それで...
ある所に権太(ごんた)という少しウスノロであったが、心根のやさしい若者がいた。両親は既に他界していて一人暮らし。近くに住む叔父さん(伯父さん)が飼育する牛の面倒を見るこ...
あるところに、川を挟んで隣り合う村があった。村の間を流れる川は急流で、橋を架けることも渡ることもできなかった。片方の村には一人の少女が、もう片方の村には同じ年ごろの少年...
岩井という所におかねさんという怪力の女の猟師さんが住んでいて、どんなに大きないのししでも平気で担げる人でした。ある日、村外れの空き家から毎夜「ビヨーンビヨーン」という変...
昔ある寺に「さんちん」という小坊主と和尚さんが住んでいた。このさんちん、大変ないたずら者でその上食いしん坊だった。ある日さんちんが本堂の掃除をしていると、本尊のお不動様...
昔あるところに、気短で威張り屋の爺さんと無精者の婆さんが住んでいました。じじいが種まき用の豆をばばあに持ってこさせようとしますが、いつまでものんびり数を数えています。「...
昔、国中は毎日暖かく、米、麦、あわ、ひえ、大豆、きびなどは根元から穂先までびっしりと実り、にわとりは毎日10個も卵を産み、魚は一年に何度も産卵するので、人間はろくに働か...
昔山梨は勝沼の東漸院というお寺に大変囲碁の好きな和尚さんが住んでいた。この和尚さん、お勤めのひまを見付けては、寺の裏の大きなかやの樹のある涼しい縁側で囲碁を楽しんでいた...
昔、ある漁村での話。漁村で毎晩干してる魚が狸に盗まれるので、怒った村人たちが巣穴を煙でいぶして子狸もろとも焼き殺す。どうにか逃げ延びた母狸は、復讐として村に放火し、大事...
昔ある橋の近くに金持ちが住んでいた。ある時見なれない男が橋のたもとをうろうろしているので金持ちは、何をしているのか聞いてみた。すると男はこの橋のが朝の六つ時に光るのでそ...
昔ある所に一人の魚屋がいたが、その男は博打を覚えてしまいまったく働こうとしなかった。見兼ねた幼馴染みの金さんが何度も働くよう説得したが男は聞き入れない。そこで金さんは男...
昔2人の年老いた狩人が山でむじなを追っていた。むじなは狩人に追われてある岩山の洞窟に逃げ込んだ。そこは村の者が「地獄穴」と呼んで近付かない暗い不気味な洞窟だった。しばら...
むかしむかしあるところに、猿と蟹(かに)がおりました。ある日、二人で散歩していると、蟹がおいしそうなおにぎりを、猿は柿の種を拾いました。猿は「おにぎりと交換してあげよう...
昔、山形の鶴岡に大場宇平という侍がいた。ある日仕事を終えての深夜の帰り道、弔いの行列とすれ違った。不審に思った宇平がだれの弔いか尋ねると、「お馬回り二百石、大場宇平様の...
昔々、岐阜県柿野、西洞のミツボリ山には主が住むと云われていた。その麓の村に、お浪という大層美しい娘がいた。お浪は源三(げんざ)という村の若者を好いており、二人の仲は誰も...
ある村の近くに山のように大きな大入道が住んでいた。大入道は村人たちが大好きで、村人子どもたちも大入道と遊んだりしていたのだがあまりにも大入道が大きいので、大入道のくしゃ...
ある寒い冬、川辺で蕎麦と小麦がおしくらまんじゅうをしていた時、足を怪我した身なりの汚い坊さんがやってくる。川を渡るろうとしているのを見た蕎麦はお坊さんを助けようとするん...
昔、あるところに大きな川が流れていて、その川の淵になった所に河童が住んでいた。この河童には妻も子も居たのだが、数年前に悪い風邪が流行った時に相次いで他界していた。今は年...
昔ある漁村にひとりの若い海女がいた。その漁場には巨大なアワビがいて、そのアワビは海の守神だから決して傷つけたり、ましてや触ることも禁じられていた。もし触ったら海は嵐にな...
むかし伊勢の二ツの池に雄龍と雌龍の夫婦がいた。悠久の時が過ぎ、いつしか土地に人間が住み着く時代となる。雄龍は人間たちの焚く火や振る舞いが面白くなく、嵐を起こしたり雷を落...
昔あるところに、二人の60歳のじいさんがいた。一人の爺さんは独身で、体力が衰えていくわが身を悲観していて自殺したかった。もう一人のじいさんは、木綿問屋を成功させ結婚してい...
おじいさんとお婆さんが、孫にせがまれて昔話を聞かせてあげるというシチュエーションで物語が始まります。いろりを囲んで家族でご飯を食べ、両親は土間で夜なべ仕事をはじめました...
このお話は2話まとめた形で放送されました。シリーズ終了後に、スペシャル版として放送された企画物です。 1.ほらこぎの話(津軽)おじいちゃんの語りにて村でも有名な大嘘つき...
雀とキツツキ(お話前半)-四国地方の昔ばなし奉公に出ていた啄木鳥と雀の姉妹のところに「チチキトク」の知らせがあった。妹の雀はまだ染めていない白い反物を大急ぎで着物に仕立...
ある商人が山道を歩いてると道に迷い、花を咲かせた梅の木を見つける。木の下には若い美しい娘が、なんと4人もいた。娘達に導かれ、商人は娘達の住む豪邸へ行くと、娘達は母親と5...
男が山で女に出会う、その女は悲しそうで何か分けありのようだ。男は女を家へ連れて帰って夫婦になる。 二人の間に子供ができたのだが、女は外に小屋を作ってもらい、そこに移り住み...
母親と3人の子供が住んでいた。母親は「山姥が出るから決して母さん以外の人が来ても戸を開けてはいけない」と、言い聞かせて隣村へ仕事に行った。でもそのお母さんも帰りに山姥に...
昔、ある所に太郎と言うどうしようもない怠け者がいた。 いつもぶらぶら歩いていて、畑仕事はまったくやらない。ある日、太郎は道端で小さな壷を拾う。壷の中には小さな男が入ってい...
ある日爺さまが蛙を呑もうとしている蛇に、呑まんでくれたら自分の娘を嫁にやろうと言い、蛙を助けた。ある満月の夜一人の侍が訪れ、自分はあの時の蛇であり嫁を貰いにきたと言う。...
飲んだくれの亭主に虐げられる嫁がある時ついに家を飛び出し、辿り付いた村で匿ってもらった家の男と一緒に暮らし始める。一方、嫁に出て行かれた亭主はその後改心して、あちこちの...
飛脚が仕事中、森の中で夜を迎えたので、安全のため大きな木の上で一夜を過ごす事にした。すると夜中、大量の狼がやってきて狼梯子を組み飛脚に襲い掛かろうとしたが、飛脚は持って...
ある男の家に、急に山姥がやってきて嫁にしてくれと言う。男は断るのが怖くて山姥を嫁にしてしまう。山姥の嫁さんは意外にも働き者なのだが、その日から男の家の米の減る量が異様に...
漁を終えた母親は、獲った魚と幼い息子・浜吉の手を引いて家路を急いでいた。途中、疲れ果てて眠りかけている浜吉を起こしていると、目前の岩の上に「みちびき地蔵」と呼ばれる地蔵...
未見アニメの出典元調査を、araya氏が行いました。あくまで予測ですが調査した内容をこちらにも記載しておきます。予測出典元:『山口県の民話』(偕成社)「初ゆめの牛」 かもしれない...
昔、諏訪湖の東の村に「おなみ」という娘がいた。おなみには、夫婦になろうと言い交わした若者がいた。ところが、ある日若者はやんごとなき理由で今住んでいる村から湖の向こう側に...
むかし秋田は横手市の五郎兵衛というお爺さんが畑でかわいらしい蛇を見つけた。子のない五郎兵衛は連れて帰り、蛇に太郎と名づけ子のようにかわいがり育てた。しかし、太郎はドンド...
昔、一本足の高下駄を履き、松明を持ったとうせん坊という大男が村を暴れ回っていた。彼が物心付いた時すでに両親は無く、北上川上流の小さな寺に預けられていたが、大柄で頭が足り...
昔ある海に「しょきな」という超巨大な鯨が住み着いていた。頭は雲に隠れ、腹は海の底をけずっていたという巨大さだった。このしょきな、漁をしている人間の船を見つけては沈めると...
未見アニメの出典元調査を、araya氏が行いました。あくまで予測ですが調査した内容をこちらにも記載しておきます。予測出典元:『秋田の民話』(松谷みよ子,未来社)「河童のおたから」...
昔ある所にじいさんとばあさんが住んでいた。ある日2人が縁側でうたた寝をしていると、縁側の下から一本の竹の子が生えてきた。その竹の子はそれからグングン伸び続け、やがて天ま...
未見アニメの出典元調査を、araya氏が行いました。あくまで予測ですが調査した内容をこちらにも記載しておきます。予測出典元:『加賀・能登の民話』(清酒時男,未来社)「大欅の天狗」...
子のないじっちゃとばっちゃがオンゴロという犬とネンゴロという猫をわが子のようにかわいがって育てていた。ある日、じっちゃは畑でかわいらしい小さな蛇を見つける。この蛇もオン...
昔ある所に清兵衛(せいべえ)というきこりがおった。清兵衛が木を切っていたら、旅人がうわばみに襲われているところを見つけた。 どうすることもできないので、木に登って様子を見...
長年可愛がられたお寺の猫が、旅人に扮して寺に泊まりに来たデカいネズミの化け物を退治して討ち死にするというお話。その猫を和尚さんが埋めた塚が猫塚ということですが、結構全国...
福島は浜通の浜吉がある日漁に出て網に人魚をかけた。人魚はひどく疲れている様子だったので浜吉は自分の舟に寝かせてやった。ある嵐の夜、旅の女が浜吉の家を訪れた。その後も行く...
石工がこの世で一番偉い物になりたくて神様にお願いするのだが、この世で一番偉いのは太陽だろうと思って太陽にしてもらうと雲に隠されてしまい、雲のほうが偉いと思う。今度は神様...