1 - 29 件目 ( 29 件中)
顔に大きなこぶのある、のんきなお爺さんと心の狭いお爺さんがいた。のんきなお爺さんが森に木を切りに行くと、突然雨が降ってきたので木のうろで雨宿りをすることにした。いつのま...
年も暮れようとする頃の話。雪深い山の中に住む夫婦は、正月を迎えるにも米一粒すら残っていなかった。そこで女房が作った髪飾りのかせ玉を町に売りに行くことにした。男が地蔵峠を...
いたずら好きの和尚さんが、藪の中で狐が化け方の練習をしているのを見た。和尚さんは自分も狐で、化けるのにこの頭巾を使っているといって、狐の化け道具の手ぬぐいと、ただの頭巾...
あるところにやさしいお爺さんと欲張りで意地悪なお婆さんがいた。お爺さんが森の中へ行くと、一羽の雀が怪我をしていた。さっそく家に連れて帰って手当をしてあげ、おちょんという...
山に何日も雪が降り続き、食べ物がなくて、腹の空かせた狐が里に降りてきた。そこでかわうそに出会い、魚をとる方法を教えて貰う。しかしかわうそは狐を騙そうとして嘘を教えること...
落ちぶれた商人と絵描きが旅の途中で大きな木の下で出会う。商人が身の上話をしている間、絵描きはうたたねして、不思議な夢を見た。山を越えて長者の住む屋敷の庭に白い花の咲く椿...
ものすごく貧乏な男がいたが、それは家に貧乏神が住んでいたからだった。その暮らしを見かねた村の人たちが、その男に嫁を世話してやった。嫁はとても働き者で朝から晩まで良く働い...
ある山寺のやんちゃな小僧が和尚さんにお願いして山へ栗拾いに行かせて貰うこととなった。和尚さんは、山姥が出たら使うようにとお札を三枚出して小僧に渡す。小僧は山で栗拾いに夢...
江戸に海丸という海産物問屋があり、そこにお梅どんという十八になる女中がいた。お梅どんはたいそうな働きもので気だても良かったが、決して器量よしというわけでなかった。ある夏...
ある牛方が沢山の干し魚を牛に背負わせて、山を超えて村へ向かう途中、山姥に出会う。牛方は、魚を食わせろと詰め寄ってくる山姥に、一匹ずつ魚を投げて時間を稼ぐことにした。しか...
昔から東北地方には、座敷わらしという子どもの姿をした神様のお話が伝わっている。座敷わらしは、古い大きな家の奥座敷に住んでおり、トタトタと駆け回る音をさせたり、ザワザワと...
大昔の話。神様が「一月一日の朝、一番から十二番目までに来たものを1年交代で動物の大将にする」という手紙を書きました。それを受け取った全国の動物たちは、自分が一番になろう...
ある日一人の馬方が、子供たちに虐められている小さなタヌキを見つけました。馬方は子供たちに小遣いをあげて子ダヌキを買い取ると、縄をほどいて逃がしてあげました。その日の真夜...
ある商人が山道を歩いてると道に迷い、花を咲かせた梅の木を見つける。木の下には若い美しい娘が、なんと4人もいた。娘達に導かれ、商人は娘達の住む豪邸へ行くと、娘達は母親と5...
昔々、ある村に太郎という男の子がいた。この太郎、ちょっと変った子で、いつも雲などをぼんやり眺めていた。もうそろそろ、おっとうやおっかあの仕事の手伝いをしてもいい年頃だっ...
むかしある村に、年老いた母親と息子が住んでいました。ある日、隣村から働き者で親孝行な良い嫁を迎えました。やがて10日も経つと、嫁の様子がおかしくなりました。母親が心配して...
ある村に、仲良しの百姓夫婦が住んでいた。この亭主はひどく臆病者で、夜中に一人で小便に行くことすらできなかった。女房は亭主の臆病を治してあげようと、夕顔の花が化け物の正体...
あるところに、とっても仲の良いネズミの若者(チョロ吉)と娘(チュウ子)がおりました。この二人は、将来結婚しようと誓い合っていました。この娘のおやじ様は、村の庄屋さまでし...
子のないじっちゃとばっちゃがオンゴロという犬とネンゴロという猫をわが子のようにかわいがって育てていた。ある日、じっちゃは畑でかわいらしい小さな蛇を見つける。この蛇もオン...
昔、ある所に大日の坊(だいにちのぼう)という座頭さまと、いたこの女房と、ちょほ子という娘が、三人で暮らしていました。ある日、神楽舞(かぐらまい)の格好をした男が「ちょほ...
未見アニメの出典元調査を、araya氏が行いました。あくまで予測ですが調査した内容をこちらにも記載しておきます。予測出典元:『日本の民話2』(瀬川・松谷,角川書店) かもしれない...
むかしむかしのことじゃった。誰も住まなくなった古い屋敷のあたりに、夜になると化け物が出て「トーツポテン……トーツポテン……」と言って歩き回ったそうな。この...
昔、あるところにそれは貧しい暮らしをしている男が一人住んでいた。この男、働かずに毎晩毎晩近くの畑から作物を失敬していたが、ある時待ち伏せていた畑の持ち主に見つかってしま...
昔、小間物の行商をして歩く一人の男がいた。その男の荷物には、一匹の女郎蜘蛛(じょろうぐも)が住みついていた。男は里に向けて峠を歩いていたのだが、急な雨に降られ、峠の途中...
あるところに女房がなくなって、一人娘を一歩も外に出さず、自分(父親)以外の人間とは話もさせずに大事に大事に育てている男がいた。娘が18歳になったとき、父親のいない間に旅の坊主...
昔あるところに、仕事もしないで海ばかり眺めて暮らす亭主がいました。仕方なく女房が働いて、どうにか暮らしていました。ある波の荒い日の事、いつものように亭主が荒磯に座って海...
むかしむかし、ある所にお爺さんとお婆さんが住んでいた。この二人は村でも評判の仲良し夫婦で、野良仕事するときも、食事も、寝るときもいつも一緒だった。そんな2人だったので、お...
昔、山奥の村に茂作と息子の巳之吉(みのきち)という猟師が住んでいた。ある秋も深まった頃、ふたりは狩りに出かけたが、この日はどういうわけか獲物が一匹も獲れず、どんどん山奥...
昔、ひとりの旅人が洪水に巻き込まれ溺れかけていた。旅人は流木に何とか掴まり流されていったが、蛇が溺れているのを見て助け、次に狐が溺れていたので助けた。すると今度は人間の...
1 - 29 件目 ( 29 件中)
オンライン状況
29 人のユーザが現在オンラインです。 (23 人のユーザが お話データベース を参照しています。)