新潟県 (79 件)
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さるかに合戦

お腹を空かせたカニのお母さんが食べ物を探していると、そこに柿を持った乱暴者の猿がやって来た。カニが物欲しそうに見ていると、猿は目の前で柿を食べ、その種をカニに投げつけた...

夢を買う

落ちぶれた商人と絵描きが旅の途中で大きな木の下で出会う。商人が身の上話をしている間、絵描きはうたたねして、不思議な夢を見た。山を越えて長者の住む屋敷の庭に白い花の咲く椿...

カチカチ山

お爺さんが畑に豆をまこうと、畑を耕していたが、そこにたぬきがやってきて播くはずの豆を全部食べてしまった。怒ったお爺さんはたぬきを縛り上げて天井から吊して畑仕事にでかけた...


鶴の恩返し

お爺さんが山で柴刈りをした帰りに、沼の近くで猟師の罠にかかって苦しんでいる鶴を見つけ、罠をはずしてやった。するとその夜、旅の途中で道に迷ったと言ってかわいい娘がやって来...

うばすて山

昔ある山奥に、六十歳以上のお年寄りは親であっても山へ捨てなければならない、というお触れ(ルール)がある所がありました。この村に一人の息子と年老いた母親のすむ家がありまし...

風の神とこども

北国での話。子ども達が村のお堂の前で遊んでいると、突然風が吹き、大きな子どもがやって来た。その子は村の子ども達に柿や栗のたくさんなっている山に連れて行ってやると言う。子...


三枚のお札

ある山寺のやんちゃな小僧が和尚さんにお願いして山へ栗拾いに行かせて貰うこととなった。和尚さんは、山姥が出たら使うようにとお札を三枚出して小僧に渡す。小僧は山で栗拾いに夢...

牛方と山んば

ある牛方が沢山の干し魚を牛に背負わせて、山を超えて村へ向かう途中、山姥に出会う。牛方は、魚を食わせろと詰め寄ってくる山姥に、一匹ずつ魚を投げて時間を稼ぐことにした。しか...

はなたれ小僧さま

昔ある所に貧しい爺さんがおり、薪を担いで売りにいったが、その日は一把も売れなかった。帰り道くたびれ果てた爺さんは竜神さまを祀る祠の前の川で、竜神さま使ってくださいとその...


玉屋の椿

昔、越後の国の鯨波(くじらなみ)に玉屋の徳兵衛(とくべえ)という男がいた。徳兵衛は大変な働き者で、朝から晩まで休みなく20年働き続け、大変な金持ち長者になった。きれいで若...

狐の相談

越後の民話 第一集(未来社,1957年10月10日)に、同タイトル名のお話があり「このお話かもしれない」ということであらすじを書いてみます。昔、ある山道に二匹の狐が住んでいた。通る...

鬼の刀かじ

むかし、北の海辺の村に、一人の刀鍛冶の爺がいた。爺には一人の娘がいた。色の白い気立てのいい娘だったので婿のなり手もずいぶんと有ったが、なかなか決まらなかった。それという...


ねずみと爺さ

昔、奈良の大仏様にお参りに来てお金を使い果たし、家に帰れない人が沢山いました。その中に岩手南部からきた爺さんと、同じく南部からトンビにさらわれてやって来たネズミのチュー...

お杉とお松の伊勢参り

昔、伊勢神宮は全国から多くの参詣人を集めていた。その伊勢参りの帰りに、近くに宿をとって休んで行くので大通りは繁盛していて、その裏の通りに五平(ごへい)という、夫婦の宿があ...

ムジナとマムシの恩返し

昔、佐渡の国府川は長雨で水嵩が増していた。その川のほとりに権七という気の優しいおじいさんが住んでいた。ある日のこと、権七は薪が残り少なくなったので国府川へ出かけた。権七...


牛女

昔、国境を山に囲まれたある村に、大きな体で力も強くて気が優しく、もくもくと良く働く姿から牛女と呼ばれる女がいた。牛女には小さな男の子がいた。仕事の時も連れて歩き、村人達...

キツネの化け玉

昔、新潟県の山奥の大井平(おおいだいら)というところに、人をだまして悪さをするキツネたちがいた。そしてその近くにはお寺があり、たいそう頭のいい小坊主さんが住んでいた。あ...

すりかえた財布

昔、佐渡の大崎村に甚兵衛さんという貧乏な炭焼きが、おカカと二人で暮らしていました。ある年の秋の事、甚兵衛さんが小木(おぎ)の港の問屋まで炭を売りに出かけました。その日は...


越後の兄弟

昔、越後のある家に、生来の道楽者の兄と、真面目で働き者の弟がいました。ほとほと兄に手を焼いた父親は、親子の縁を切り家から追い出してしまいました。父親はそれからしばらくし...

後生買い

越後の民話 第一集(未来社,1957年10月10日)に、同タイトル名のお話があり「このお話かもしれない」ということであらすじを書いてみます。昔ある所に、正直者の爺さまと婆さまがいま...

鳥たちの花見

昔、ある山で桜が満開になった。そこへトンビとスズメとハトとカラスがやってきて、みんなで花見をすることになった。トンビは魚を取り、スズメは町へ酒を買いに、ハトは料理をし、...


青いきき耳頭巾

ある所に権太(ごんた)という少しウスノロであったが、心根のやさしい若者がいた。両親は既に他界していて一人暮らし。近くに住む叔父さん(伯父さん)が飼育する牛の面倒を見るこ...

すまき地蔵

昔、越後の山あいの川を、簀巻き(すまき)にされたお地蔵様が流れてきた。このお地蔵様は、肥やし桶(こやしおけ、肥料のための糞が入った桶)を担いで前を通ると、必ず桶がひっく...

五ん兵衛と六兵衛と七兵衛

昔、越後国に、五ん兵衛と六兵衛と七兵衛という男達が住んでいた。その年は豊作に恵まれ、お伊勢参りに出かけることになった。三人は、道中は絶対にケンカしないと村はずれの観音様...


魚つり爺さんと狐

昔、ある山すその村に、とても魚釣りが好きなお爺さんが住んでいました。ある日、大漁の魚を入れたびくを持って帰り道の途中で、藪の中から狐が声をかけてきました。「子供が十匹も...

おけさねこ

1982年春季の「東映まんがまつり」で公開されたお話。テレビ版と同様「約12分」のお話で、二話同時に上映された。海辺で拾われた野良猫のタマは、そば屋の老夫婦に大事に育てられてい...

牛池

昔、ある山の中に美しい水をたたえた深い池があった。その池からそう遠くない所に、小さな山里があった。この山里のある家に、欲深な婆様と、気立ての優しい娘が住んでいた。「鳥や...


雪のなかのゆうれい

昔、越後に、源教(げんきょう)という坊様がいました。源教は、冬になると村中を念仏を唱えて歩き回る事を、毎年の修行にしていました。ある夜の事、魚野川(うおのがわ)にかかる...

いたちとねずみの粟畑

むかしある所で、いたちの《いたどん》と、ねずみの《ねずどん》が「河原に粟畑をこさえよう」ということになった。まずは、河原の石をどけて畑の区切りをつくり、土の荒おこしじゃ...

東光寺のケヤキ

昔、越後の国、南鐙坂(みなみあぶさか)の村外れに、百姓のおっとうとミヨと言う名の一人娘が住んでいた。昔この場所には東光寺という寺が建っていたそうだが、今では廃れてしまい...


とっくりじいさん

昔、備前の国に小さな寺があった。この寺の和尚は怠け者で、毎日酒ばかり飲んでおった。ところでこの寺では最近、夜中に奇妙な音が台所の方から聞こえてくるのじゃった。ある夜、た...

カメになった爺さん

昔ある山裾に一軒の家があり、そこに後生願い(死んでも極楽に行けるよう願う事)で有名な爺さんが住んでいた。ある日爺さんは、いつものように村でも上等な阿弥陀様の前で後生願い...

海の底の蛇の目傘

昔、佐渡の金泉村に八蔵(はちぞう)という魚釣りの大好きな男がいた。ある日、八蔵が沖合いに舟を浮かべて釣りをしていると、海の底に妙な物を見つけた。よくよく見てみれば、それ...


石楠花

佐渡の大倉村に、とても元気で可愛い娘が、木こりの両親と3人で暮らしていた。娘は、春から秋にかけて放牧している牛の世話係だったが、まだまだ遊びたい年頃だった。そんな中、黒い...

かがしの神さん

ある年、稲の実りもよく秋は豊作と思われたが、雀たちがついばんでお米を食べてしまうのでした。スズメを追い払っても追い払ってもきりがない。そこで九兵衛(きゅうべえ)が本家に...

かねっこおり女房

昔、村里離れた山の中に、小屋掛けしている若者がいた。本当は百姓なのだが、それだけでは生活できず冬になると猟をしないといけないのだ。山は白一色になり、若者の小屋には沢山の...


雪太郎

昔、越後の東頸城(ひがしくびき)の菱ヶ岳(ひしがたけ)のふもとに、髭の長者という老夫婦が住んでいました。この老夫婦は大金持ちでしたが子供がいなかったため、いつも寂しく暮...

垣ごしの花と鼻

昔、ある所に長者と貧乏人が、垣根を挟んで隣り合わせに住んでいました。長者はとても欲深で、いつも隣の貧乏人を見下していました。貧乏人の家には、大きな桜の木があって、毎年見...

田植え鬼

昔、佐渡の黒姫という所に、勘右衛門という長者がいました。ある年の節分の夜に、「福は内、鬼は外」と大声を張り上げて家のあちこちで豆をまいておりました。すると、いきなり台所...


鯨の夫婦

昔、越後の海に鯨の夫婦が暮らしていた。女房クジラのお腹には子供を身籠っていて、旦那クジラも子供が産まれるのを楽しみにしていた。ところが、越後の海に恐ろしいシャチがやって...

お花と勘五郎

昔、あるところにお百姓の夫婦が住んでおりました。この夫婦にはお花という娘がいました。お花は『物忘れ』が多いのが玉に瑕で、鶏のえさやりなどを忘れてしまったりしていました。...

三角の夢

昔越後のある村にある夫婦が住んでいた。ある年の元旦、お互いに見た初夢を話す約束をして眠った。次の朝女房が目を覚まして男をを見ると、男は眠りながら笑っている。ずいぶん楽し...


お杉とお柳

越後に住むおじいさんとおばあさんが二人で伊勢参りに出掛けた。お伊勢参りを無事に済ませ、明日は越後に帰るという宿での事だった。隣の部屋から楽しげな会話が聞こえてきた。おじ...

村のネズミと町のネズミ

昔々、ある村里へと続く道を、ちゅう次郎という名の仲人好きの一匹のねずみが歩いていました。ちゅう次郎は、ある百姓屋に住むねずみの家をたずねるところだったのです。ねずみの家...

大歳のおどし

昔、ある村にお人好しな爺さんがいました。一人身の気楽さから、貧乏でもなく何不自由なく暮らしていました。この爺さんのお人好しなのをいい事に、村人たちは色々と物を借りに来ま...


ぬけない指

昔ある町に、あこぎな商売で儲けている瀬戸物屋の男がいました。ある時、店にやって来た爺さんが、商品のお神酒徳利(おみきどっくり)に指を突っ込んだまま、どうしても抜けなくな...

海に消えた鐘

昔、出雲崎に鐘作りの名人がいて、その鐘はどんな悪天候の日でも遠くまで鳴り響くと有名だった。ある日お殿様から三里四方に聞こえる鐘を作った者に褒美をとらせるというお触れが出...

節分の福鬼

昔、ある村に貧しい百姓のおじいさんとおばあさんが住んでおりました。この年まで一生懸命働いても、福の神にもめぐり会えず、働いても働いても貧乏でした。今日は節分だというのに...


三人のくせ

昔あるところに3人の若者がおった。一人はいつも鼻水を垂らして鼻をこすっている「鼻ったれ」、もう一人はいつも目やにが出ていて目をこすっている「目病み」、そして最後はいつも...

親を買う話

昔、佐渡のある村に百姓の若夫婦が住んでいました。子供もまだなく、両親ともすでに他界していたので、さびしい思いをしていました。ある日、親を売るという商人がやってきました。...

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