お話データベース (1474 件)
まんが日本昔ばなしで放送されたすべてのお話です。映画で上映されたものやテレビスペシャル放送のお話も含まれます。
昔の正月は今の暦と違い、旧暦で祝っていた。今の暦で言うと2月中旬から下旬ごろにあたる。明日は正月だという大晦日の日。タケサク、ハナ、そして赤ん坊のゴロウはお正月を楽しみ...
昔ある所に大変ケチなお金持ちの男がいた。村でどんな災難が起こって寄付をつのっても、ビタ一文出したことが無かった。そんなお金持ちを見て和尚さんは、ある夜お金持ちの家に出向...
昔あるところに、隣同士で炭焼きの家があって、それぞれの家で同じ時期に子供が生まれた。一つの家では男の子、もう一つの家では女の子が生まれた。炭焼き達はそれぞれの子供たちが...
むかしむかし、ある村に『かねやん』というお百姓がおった。かねやんは狸と仲が良くて、話ができるという話じゃった。昔には珍しい人もおったことよなぁ。ある日、かねやんは権兵衛...
昔、鳥取のある町に藤助というかわらけを売る若者がおった。ある日のこと、細い路地から大変美しい娘が現れた。藤助はかわらけを売ることも忘れて、娘の後を追いかけた。娘はずんず...
昔、飛騨の山奥の小さな村の外れに年老いた夫婦が住んでおりました。爺様は体を悪くして病気がちになり、ある冬とうとう亡くなってしまいました。一人になった婆様はすっかり生きる...
昔、薩摩には夏になると、必ず鱶九郎(ふかくろう)という人攫い(ひとさらい)が来ていた。本拠地は分からず、四国の宇和島と言う者もいれば、瀬戸内海の因島と言う者もいた。薩摩はたば...
むかし、宮城県鶯沢の日向(ひむか)という所に田の神様があって、そこに鈴が一つぶら下がっておった。ところがこの鈴、たいそう音が悪かったそうな。「他所の神社だったら、違うか...
むかし、ある所に《ばったり沢》というところがあった。このばったり沢には古い狐が住んでおって、通りかかる者は皆よう騙された。村の神社の別当(馬方)も、よう騙されておった。...
昔、備前の国に小さな寺があった。この寺の和尚は怠け者で、毎日酒ばかり飲んでおった。ところでこの寺では最近、夜中に奇妙な音が台所の方から聞こえてくるのじゃった。ある夜、た...
この未見お話には複数の出典元が予測され、それぞれの書籍に同タイトル名のお話があります。「このお話かもしれない」ということであらすじを書いてみます。昔、甲斐国の甲府市が大...
あるところにイワナ釣りの好きな男がいました。ある日その男の妻が出産の為に里帰りすることになりました。里帰りする前に妻が男に「私が無事に出産して帰ってくるまで、決して殺生...
むかし、ある山奥に、炭焼きの親子が小屋を作って、一年中炭を作って暮らしておりました。ある時、この父親が病気になってしまいました。せがれは意を決して、「薬の木」があるとい...
昔ある村の西のはずれに西の山と呼ばれる山があった。西の山は小鳥のすみかであった。そして西の山の近くの村の子供たちはみんな元気で、毎日あたりを駆け回っておった。ある日、子...
昔、安宅(あたか)のある家に嫁いで来た嫁がいた。この嫁、フタを開けてみれば大変な怠け者で、家族の飯も作らず朝寝坊をする。仕方なく姑(しゅうとめ)が飯を炊けば、後から起き...
むかーし昔。愛知県の止々馬木(どどめき)という所は、ちょっとした峠でなぁ。道は竹やぶですっかり覆われて、昼でも暗くて薄気味悪ーい道があった。この道は、誰が通ってもピタピ...
昔、山形県上山(かみのやま)に、赤倉又右衛門(あかくらまたえもん)という温泉の取り締まりをしている湯侍がいました。又右衛門は、仕事が終わった真夜中に一人でゆっくり温泉に...
あるところに、きこりの夫婦が住んでいた。 夫婦には12人の子ども達がいて、貧しいながらも仲良く暮らしていた。ある日のこと、おっとうが木を切りたおしたとき、運悪く下敷きになっ...
むかし、琵琶湖の南に木ノ川という小さな村があった。その村にはキヨという娘が病気の母と二人で暮らしていた。キヨは病気で働けない母親の代わりに、百姓の手伝いや子守などをして...
昔、和歌山のある山里に、茂平と熊蔵という若者がいました。性格が正反対な二人はとても仲良しで、気弱でのんびり屋の茂平は熊蔵の事を「兄貴、兄貴」と言って慕っていました。ある...
昔、和歌山の加太という海辺の村に、年老いた漁師の夫婦が住んでいた。二人の船はとても古く、乗っている間に少しずつ水が漏ってくるので、手桶でかき出さないといけなかった。今日...
むかし、ある村におじいさんとおばあさんが住んでいた。おばあさんは嫁に来てからこのかた何十年も、毎日菜っ葉のたくさん入った菜めしをおじいさんに食べさせていた。毎日菜めしを...
世界一の良か嫁ごを探して旅するネズミの男がいた。旅の途中、腹がへって倒れているところに、やさしいネズミの娘さんに出会った。ネズミの娘さんは「皆を温かく包み込む太陽が一番...
昔、福岡県のある村に水車小屋があって、じい様とばあ様が暮らしておった。じい様は近くの田畑を耕し、ばあ様は水車小屋を使って、コメや麦を精米する人たちの相手をして暮らしてお...
昔あるところに、貧しいが仲の良い夫婦が住んでいました。旦那は山で木を切り、女房は家で機を織って暮らしていました。ある晩、旅のお坊さんがやってきて一晩泊まっていきました。...
昔、今の茨城県笠間市上加賀田の大日山のふもとに、こしん坊と呼ばれる男の子と母親が仲良く暮らしていた。こしん坊は大変親孝行な息子だった。ある日、母親が「尾張の国の津島の天...
昔、岩国市にある愛宕神社の前の広場は、近所の子供たちの遊び場になっていました。中でも、山盛屋(やまもりや)の一人息子の善八(ぜんぱち)は、特に無邪気で元気な子供でした。...
昔、和歌山の山間の村にお梅という女がいました。嫁ぎ先で夫が亡くなってしまい、実家に戻ってきました。いつまでも悲しんではいられないと思ったお梅は、ぼた餅を作って海沿いの加...
昔々、山間の村に五作という働き者の若者がおった。五作は額に大きなこぶがあるのが悩みだった。ある日、野良仕事をしていた田んぼで一匹のタニシが話しかけてきた。タニシがいうに...
昔ある所に、怠け者で大酒飲みの男がいた。男には息子が一人いたが、病気でその子を亡くしていた。しかし、父親は息子が亡くなっても、相変わらず怠け者で酒ばかり飲み、息子に供え...
ある所に権太(ごんた)という少しウスノロであったが、心根のやさしい若者がいた。両親は既に他界していて一人暮らし。近くに住む叔父さん(伯父さん)が飼育する牛の面倒を見るこ...
昔あるところ(今の愛知県稲沢市)に一人暮らしのおじいさんが住んでいた。このおじいさんの楽しみは、近くに住む古だぬきとの毎晩の化かし合いであった。しかしある日を境に、たぬ...
むかしむかし、薩摩と長州と土佐の侍が一緒に旅をしておった。道中の三人はそれぞれのお国自慢で意地を張りあってしまうことがあったそうじゃ。まあ、みんな自分の住んどる所が一番...
昔、あるところに、自分が世界で一番強いと思っている蛙がいた。その蛙が自分の生まれた池や周りの岩山を眺めて、小さい世界だと馬鹿にしていると、頭上からトンボがやってきた。こ...
ある村の近くに山のように大きな大入道が住んでいた。大入道は村人たちが大好きで、村人子どもたちも大入道と遊んだりしていたのだがあまりにも大入道が大きいので、大入道のくしゃ...
むかし、土佐の高岡に積善寺(しゃくぜんじ)というお寺があり、薬師様とお不動様が祀られておりました。お不動様は銘こそありませんでしたが、運慶の作と言われておりました。ある...
昔、飛騨は高山の八軒町(はっけんちょう)に源蔵(げんぞう)という男が住んでいた。源蔵は大工であったが、最近、女房を亡くしてからというもの、ひどく落ち込み仕事も手につかな...
昔、成願寺の近くに、藤助どんという鉄砲撃ちの男がいました。ある時、鉄砲を持って歩いていると、10羽の鴨がカギ状になって飛んでいました。藤助どんが先頭の鴨を狙って一発ぶっぱ...
安芸・備後の民話 第二集(未来社,1959年11月30日)に、同タイトル名のお話があり「このお話かもしれない」ということであらすじを書いてみます。ある山の中に貧乏寺があり、和尚と小...
むかしむかし、山形の越橋の、伝四郎さんの《かがさん(奥さん)》は大きな出ベソじゃった。じゃが、《かがさん》は男勝りの元気者・働き者で、なによりの楽しみは、野良仕事の終わっ...
昔、ある所に、一本道が通った広い原っぱがあって、そこにはいたずら好きな狐が住んでいました。ある時は石に化けて、旅人のおにぎりをだまし取ったり、ある晩は、酔っ払って歩く若...
昔、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいた。ある日の事、おじいさんが畑仕事から帰ろうとすると、沢山の狐が稲荷権現に向かって走っていくのを見つけた。不思議に思って...
むかしむかし、大むかし。ある所に三浦大介(みうらだいすけ)という106歳の爺さんがおりました。「わしは日本一の年寄じゃ!」ある時、三浦大介爺さんは大威張りで旅に出ました。す...
昔、伊勢の国の榊原の安子というところに、三九郎じいさんが住んでおった。三九郎じいさんは毎日、近くの布引山で薪を拾って生活しておった。三九郎じいさんの楽しみは、昼飯を食べ...
昔、高知県須崎の池の内というところに、大善寺(だいぜんじ)というお寺に、とても食い意地の張った和尚さんがおりました。寺の池に朝晩やってくる鴨を食べたくて食べたくて、ある...
昔、三重県名張(なばり)に豪族が住んでいました。その豪族の娘、紅姫(べにひめ)が、赤目山にばあやと一緒に紅葉狩に出かけたときのことです。紅姫はあまりの紅葉の美しさに「母...
ある所に二人暮らしをしている母親と息子が居る。父親は化け物退治に行ったきり、戻ってこなかった。冬に息子は母親に買い物を頼まれ町に行く途中罠にかかった鳥を見つける。その鳥...
むかしむかしある町の長屋に、それはもう阿呆な息子が住んでおった。毎日仕事もせずぶらぶらしておったが、年頃になって嫁さんを貰ろうた。それでも相変わらずぶらぶらしておったそ...
村でも評判の、意地っぱりの老夫婦がいた。田んぼで仕事をしていても「雨が降る降らない」で意地を張り合い、家に帰れば「風呂が沸いた沸いてない」で意地を張り合う。いつも口げん...
越前の味真野(あじまの)に、小山のように大きな体の牛がいた。大食らいで怠け者の牛は、長者の家で養ってもらう事になった。 その頃、都では三十三間堂というお堂を建てる事に...