No.1086
ぬのびきだき
布曳滝

放送回:0684-B  放送日:1989年01月28日(平成01年01月28日)
演出:あがわさち  文芸:沖島勲  美術:阿部幸次  作画:上口照人
三重県 ) 6844hit
あらすじ

昔、三重県名張(なばり)に豪族が住んでいました。その豪族の娘、紅姫(べにひめ)が、赤目山にばあやと一緒に紅葉狩に出かけたときのことです。

紅姫はあまりの紅葉の美しさに「母上は紅葉がことのほかお好きだから、ひと枝持って帰って見せて差し上げよう」と紅葉の枝を折りました。すると、瞬く間にあたりの様子が一変し、強い風が吹いて霧が立ち込めました。

風がやんで紅姫が顔をあげると、ばあやが居ないばかりかどういうわけか全く知らない場所に来ていました。霧が晴れ自分が居る場所を見てみると、なんとそこは断崖絶壁の上でした。

あまりの事に紅姫がうちひしがれていると「いかなる理由があろうと山を傷つけてはならない。罰として紅葉の繊維を糸として百尺の布を織り上げ、絶壁を下りて帰るように」と神様の声がして、機織り機が現れました。

それから紅姫は紅葉の木から繊維をとると、必死に機を織り始めました。しかし、慣れぬ機織りは進まず、季節は秋から冬に、そして春になっていきました。苦労の末に、紅姫は百尺の布を織り上げ、それを伝って断崖の下にたどり着くことができました。

するとそこには、ずっと紅姫を探し続けていたばあやが立っていたのです。「よくぞご無事で」と駆け寄るばあやと一緒に、今まで苦労して織り上げた百尺の布を見上げると、なんと紅姫が織った布は瞬く間に滝に変わったではありませんか。

驚く紅姫の耳に、「お前の布を織りあげた時のこの魂が消えぬ限り、この滝は永遠に流れるだろう」と神様の声が聞こえました。紅姫が布を曳いて滝ができたので「布曳滝」と言い、今でもこの滝は途切れることなく流れ続けているということです。

(投稿者: もみじ 投稿日時 2012-6-22 0:39 )

※ 3.3尺で約1m 100尺=約30m


ナレーション常田富士男
出典三重県
場所について布曳滝(赤目四十八滝)地図は適当
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地図:布曳滝(赤目四十八滝)地図は適当
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※掲載情報は 2012/6/22 3:08 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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ゲスト  投稿日時 2014/10/13 23:50
むやみに山のものを取っちゃならんという戒めではあるんだろうけど、これは厳しすぎますな
それにしても、紅葉の繊維って実際機を織れるんだろうか
もみじ  投稿日時 2012/6/22 0:39 | 最終変更
紅葉の枝をひと枝折ったら、断崖絶壁の上で一人ぽつん。
あげくの果てに30mの布を「紅葉の繊維から織れ」とか、

神様、いくらなんでもそれは酷すぎる罰なんじゃヽ(´Д`;)ノ
と思います(><;)

布曳滝という名称の滝は全国にたくさんあるそうですが、
三重県にあるこの滝は、その代表格で「赤目五瀑」として有名だとか。
写真を検索したら次々とヒットしました。すごく綺麗な滝でした(・∀・)♪
実際に高さ30mあるそうです。

他には、

戦国時代、織田信長が攻めてきて断崖の上に追い詰められた村人の前に
空から布が降りてきて、それを伝って村人は崖下に逃れた。
それを見ていた織田軍が同じように布を伝って降りようとした。
ところが布は突然滝に変わり、織田軍は滝壺に叩きつけられて死んでしまった。
布が滝に変わったので、布曳滝という。

という別の伝説もあるようです(・ω・;)
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