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キーワード: 河童 (1 ~ 20 件目を表示)
お話データベース
市右衛門と河童
...飲むうちにすっかり良い気分になり、船底に横になっていた時のことでした。一匹の河童が徳利に手を伸ばして来るではありませんか。 慌てて跳ね起きた市右衛門に、河童は酒を飲ませて欲しいと頼みますが、怒った市右衛門の剣幕に恐れをなして、仕方なく海の中へ帰ってしまいました。怒りに任せて酒を飲み...しまいました。 夜が明けると、船は島影を離れ、ゆらゆらと漂っておりました。市右衛門が目を覚ましてみると、なんと、船底にさっきの河童が空の徳利を抱いて寝ているではありませんか。市右衛門の一喝で目覚めた河童に、酒を...
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尻ぬき河童
昔、大分の上浦(かみうら)の暁嵐の滝(ぎょうらんのたき)の近くに、六兵衛という百姓が住んでいました。そして、六兵衛が管理している水車小屋近くには、悪さ好きな七匹のカッパが住んでいました。 ある時、カッパたちは六兵衛に「相撲を取ろう」と誘いましたが、尻を抜かれるとわかっていた六兵衛は「まず先に草取りを手伝え」と言って、カッパたちに草取りを手伝わせました。 カッパたちが草取りをしている間に、六兵衛は、お尻にヤカンの鉄のふたを仕込みました。カッパたちがお尻めがけて突撃しても、フタのおかげで尻を守る事が...
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かっぱにもらった宝物
...」という、カボチャの汁で書かれた字が浮かび上がった。男が会った子供は釈迦沼の河童であり、男は危うく飯沼の河童に食われに行く所だったのである。 男は引き返そうにも釈迦沼の河童に見つかってしまうため逃げる事もできず、法印様に助けを求めた。そこで法印様は男にカボチャの茎を取ってこさせると、茎の汁で手紙を書き換えそれを男に渡した。 男は法印様に感謝し、やがて飯沼に着くと沼の前で三度手を叩いた。すると沼の中から薄気味悪い若者が現れ、若者はまるで手紙の内容を知っていたかのように嬉々と男から手紙を受け取ると...
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河童のかめ
昔ある所に、いたずら者でひょうきん者の、年老いたカッパが住んでいました。 ある年の田植えの時期、この日はお寺の田植えの日でした。村中の人たちが集まって、朝から夕方にかけて田植えを済ませ、馬を川で洗っていました。すると、馬が突然暴れ出して、驚いた村人たちが馬のしっぽをふと見ると、カッパがぶら下がっていました。 村人たち大勢でカッパを捕まえ「こんな悪いカッパは殺してしまおう」と、相談している所にお寺の和尚さんがやってきました。和尚さんは、村人たちをなだめて、カッパを川に逃がしてあげました。 ...
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えんこうの一文銭
...が暮らしていました。 東の家の二人は、大変な正直者でしたが貧乏で、子供もいないため一匹の猫を可愛がっていました。二人は、もう少しゆとりができるように毎晩お祈りしていると、ある時、お爺さんの夢の中に竜神さまが現れました。 竜神さまは「えんこう(河童)の一文銭を授けよう、これを天井裏に吊り下げて祀りなさい」とお告げになりました。翌朝、お爺さんの枕元に置かれた一文銭を、大切に天井裏に吊り下げておきました。 すると、日増しに二人の暮らしは良くなり、可愛い猫にも十分にエサを食べさせることが出来るようにな...
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小中の河童
...小中村(こなかむら、現在の佐野市)に流れている旗川の赤淵という所に、年老いた河童が住んでいました。 この河童が畑を荒らして困っていたので、村人たちはこの河童を捕まえることにしました。村一番の力持ちの五郎平が、番小屋に泊まって番をしていると、ついに畑に河童が現れました。 五郎平は、そおっと河童に近づいて鎌を振り回していると、河童の片手が切り落とされて地面に落ちていました。五郎平は河童の手を持ち帰って、光照寺の見龍和尚に預けました。 その晩、見龍和尚が寝ている所に河童が現れて、反省した様子で「片手...
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カッパのわび状
...っという間に和尚に捕まり、寺へと連れて行かれた。 綿畑を荒らした犯人はなんと河童だった。和尚はなぜ綿畑を荒らしたのかと尋ねると、河童は自分の娘が満月の夜に嫁入りすることになり、何とかして娘に晴着を着させたいが為に綿畑から綿を盗んだが、綿と種をどう分ければいいか困っていた...知った和尚は、部屋から亡くなった妻が嫁入りの時に被った綿帽子を持ってきて、「少し古いが明日の満月の夜の婚礼に被りなさい」と言って渡した。 河童は和尚からの贈り物に感謝しながら寺を後にした。翌日の満月の夜、昨日の河童が綿帽子...
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河童のきず薬
...聞こえてきました。子供だと思っていたのは、釜無川(かまなしがわ)に住むという河童でした。泣きながら謝る河童をかわいそうに思った五作は、腕を返してやることにしました。 河童は腕を返してもらって嬉しかったのか、取れた腕すら元通りに接ぐ事ができる「妙薬」の作り方を教えてくれました。この薬は、人間の傷にもよく効くため「下条の傷薬」と有名になり、いつまでも人々に親しまれましたとさ。 (紅子 2013-10-7 0:41)
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河童徳利
...ていました。 ある夏の夕方、仕事が終わって馬の体を川で洗っていると、馬の尻に河童がかじりつきました。川に引きずり込まれそうになっている馬の様子に驚いた五郎兵衛さんは、大声で村人たちを呼び集めました。 河童は村人たちからボコボコにやられ、木に縛りつけられました。河童は「自分には妻と子供がいるから助けてほしい」と、必死に命乞いをしました。五郎兵衛さんは優しい人だったので、河童の縄をほどき、川に帰してあげました。 その夜、五郎兵衛さんが家で寝ていると、河童が徳利を持って現れました。この徳利は、飲んで...
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かっぱのかめ
...得体のしれない化け物が棲んでいる噂がありました。ある人は川の主、またある人は河童だろうと言いましたが、誰ひとりとして姿を見た者はいませんでした。 ある年のこと、...したが、馬が突然暴れだしました。村人たちが何事かと駆けつけてみると、馬の尻尾に河童がぶら下がっていました。 村人たちは河童を生け捕りにし、「河童を殺そうか、打ち叩いてやろうか」と話し合っているところへ、栖足寺の和尚と小僧がやってきました。和尚は「わしに免じて殺生なことはやめてほしい」と言い、河童を逃がしてあげました。 その夜、和尚...
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砂子多の河童
むかしむかし、日本中のあちこちに河童が住んでおった頃、山口の勝山の沼にもやっぱり河童が住んでおった。勝山の河童は、畑は荒すわ、家畜に悪戯はするわ、村人に相撲を挑んでは持ち物を巻き上げるわ、ろくな事をしておらんかった。 そんなある日のこと、勝山の勝谷に住む五作爺さんが、牛を洗うために砂子多川を訪れた。するとあの河童が牛の尻尾を杭に縛りつけ悪戯をしたそうな。爺さんは驚いて暴れる牛をなんとかなだめ、その後、岸に上がって酒を飲んで一休みした。 それを見ていた河童は酒に興味津津。爺さんの目を盗んで瓢箪の中の酒...
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ねねこ河童
昔、利根川のほとりに加納新田(かのうしんでん)という所があり、そこに近隣の河童の親分衆の総元締めとして君臨していた女親分の「ねねこ河童」という河童がいた。 ある夏の終わり、このねねこ河童が重大な発表をするとの事で近隣の名立たる河童の親分衆が立崎(たつざき)の渡し舟の上に集まった。親分衆はついに人間達との一大決戦かと緊迫していたが、ねねこ河童の口から出た言葉は元締めの役を誰かに譲りたいという引退宣言であった。 これを聞いた親分衆は驚き一体何故辞めるのか理由を聞くと、ねねこ河童は次の出来事を話し始めた。...
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かっぱ地蔵
若松の高塔山の頂上には昔澄んだ水が湧きだす池があり、そこには沢山の河童が住んでいて、縄張りを巡って骨肉の争いを繰り広げていた。 ある年、一滴も雨が降らない酷い...湛えていた。この、残されたたった一ヶ所の水、高塔山の池の水を巡り、日頃諍いの絶えなかった河童達が大戦争を始め、麓の村も巻き添えを喰って酷い被害を被った。 この噂を聞いて、堂丸総学と言う山伏が若松の地を訪れた。彼は過去に別の土地の悪い河童をヘチマの葉に封印した事があり、苦しむ人々の為に高塔山の河童も自らが封じようとやって来たのだった。 村の...
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えんこう経文
...を小川に入れて洗ってあげる事にしました。すると和尚さんがいない間に、川に住む河童たちが馬を川に引きずり込もうとしました。馬は驚いて、大慌てで寺に逃げ帰っていきました。 和尚さんは、馬の背にしがみついていた一匹の河童を縛り上げ、炎天下の元に放置しました。すっかり干上がった河童は涙を流して命乞いをしたので、和尚さんは河童を許してやりました。頭の皿に水をもらって息を吹き返した河童は、謝るどころか和尚さんにザルを投げつけ、仕返しを誓って川へ帰って行きました。 その夜、河童一族が寺に押しかけ、和尚さんが...
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北が森のドンコ
...り、毎日たくさんのお供え物をしておった。 北が森の近くの河原には、たくさんの河童が住んでおった。ある夜、小太郎という若い河童が、ドンコを退治してお供え物を横取りしようと、北が森の池に向かったそうな。 小太郎は池に着くと、池に石を投げこんでみた。じゃが水の中のドンコは...けなくなってしもうた。 その時、「ドンコ、どこへ行くんじゃ?」と一匹の大蛇が現れた。すると二匹のドンコは目を開き「背中を炙りに行くんじゃ。この河童が背中をチリチリ炙ってくれるんじゃと」と答えたそうな。「ドンコは、おらが考えてた...
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河童のくれた妙薬
...ました。 ところが、でこやまの兄貴は「仏さんの飯などと言うのは怪しい。お前、河童だな」とその子に詰め寄り、木の棒で殴りかかりました。しかし、五作のお祖父さんが止めに入って、河童の子を助けてあげました。お祖父さんはその子が河童の子であることに気づいていたのです。 そして、五作はお祖父さんと一緒に「よも川」の上流にある沼まで河童の子を送ってやりました。河童の子が沼にはいると、河童のお祖父さんが現れて、助けてくれたお礼として河童しか知らない薬の作り方を五作のお祖父さんに教えてくれました。 河童が教え...
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禅師河童
...た。 でも、困っていたのは人間だけではありません。秋芳洞の龍ヶ淵に住んでいた河童も、水が減って魚が取れないで苦しい思いをしていました。そして、空腹に耐えかねて自...自住寺の寿円禅師(じえんぜんじ)が秋芳洞に籠もって雨乞の祈りを始めたのを知った河童は、鯉を盗んだ自分を呪い殺すつもりだと勘違いし、禅師の邪魔をしました。しかし一向に気に留めることなく祈りを続ける禅師の姿に心を打たれた河童は、仏弟子となり祈りの手伝いを始めました。 満願の日の朝、禅師の祈りが天に通じて大雨が降りました。祈りを終えた禅...
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釣川の長太郎河童
... ところが暑い夏の盛りのこと、川の中でキュウリを食べて喉を潤した藁人形達は、河童になってしもうた。河童達は釣川、手光、江口でそれぞれ一家を構えて名乗りをあげた。こうして宗像の河童が生まれたのじゃ。 ところが日が経つにつれ、河童達は人間に悪さをするようになった。怒った氏国は、年を取って世故に長けた釣川の長太郎河童を呼び出し、悪さをする河童を懲らしめるよう言いつけた。じゃが、数が多く乱暴な手光の権十一家を懲らしめるのは厄介なことじゃった。困った長太郎河童は、手光の籐兵衛という庄屋を訪れ相談した。 ...
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タヌキと彦市
昔、ある村に彦市というとんちの働く男が住んでいました。彦市どんの裏山には、悪さをする狸が住んでいて、是非とも一度は彦市どんを騙してやらねばと考えていました。 ある寒い夜の事、狸が旅人に化けて彦市どんの家へやってきました。彦市どんは狸と分かっていましたが、素知らぬ顔で家へ招き入れ、甘酒などを振る舞ってあげました。狸が「彦市どんには怖い物などあるまいな?」と尋ねるので、饅頭が怖いと教えておきました。翌日、家の前には山ほど積まれた饅頭が置いてあり、お母さんと二人で怖がるフリしてパクパク食べました。 騙...
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媛女渕の河童
...する事にしました。平吉がきゅうりの食べカスを淵の中に吐き出すと、それに怒った河童たちがゾロゾロと現れ二人を取り囲みました。二人は謝り「帰りに必ずきゅうりを届ける... しかし、大津で酒を飲んで一人で帰ってきた平吉は、きゅうりを届けなかったので、河童からボコボコにされ財布まで取り上げられてしまいました。それを知った力自慢で気の優しい仙太は、平吉の財布を取り返すために、河童たちと相撲で勝負することになりました。 しかし、河童たちの体力&持久力はものすごく、このままだとマジでヤバい死んでしまうと思っ...
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