Re: 雷様の病気の登場人物「智玄和尚」について

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昔、下野の国の粕尾(かすお)に天下に名高い智玄和尚(ちげんおしょう)という医者がいた。 ある夏の日の昼下がり、和尚が弟子と歩いていると、にわかに空が掻き曇り、大粒の雨が...…全文を見る

Re: 雷様の病気の登場人物「智玄和尚」について

投稿者:マルコビッチ 投稿日時 2011/12/14 21:39
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私のほうで色々探してみたところ・・・「智玄和尚」についてこんな情報を見つけました!!


中野智玄(なかの ちげん)は、安蘇郡粕尾村(旧粟野町 現鹿沼市)の人です。
 12世紀後半の頃の名医と言われています。

 智玄には、一人娘がいましたが、難病に罹ります。
 彼は懸命に治療しましたが、快方に向かわず、このため、娘を病気治療の旅に出します。
 旅に出て、娘が野宿をしていると、夢枕に白髪の老人が現れ、
 吹上村(現栃木市)の伊吹山のヨモギで灸を据えれば治る旨伝えます。
 娘は、老人の言葉に従い、伊吹山でヨモギ草を採り、17日間灸を据えると、病気が平癒しました。

 娘は家に戻り、両親へ一部始終を報告しました。
 智玄は、娘の完治を不思議に思い、その訳を知るため、解剖したいと娘に頼みます。
 娘は父親の頼みを受け入れ、母親がいない間に解剖して、腹部に鳥の形をした所を見つけ、
 その嘴の所に灸が据えてあるのを見つけます。

 しかし、彼は帰宅した母親に責められ、家を出てしまいます。
 諸国を巡っている内に都に着き、後鳥羽院が難病に罹り、誰もが治せないでない事を耳にします。
 智玄が参上し、薬を処方したところ、たちどころに院の病気は平癒しました。
 このため、彼は「録事法眼」という法号を賜り、更に粕尾郷を与えられます。
 智玄は、粕尾郷の領主となり、安楽に暮らしができるようになります。
 しかし、妻は、娘の命を奪った事を忘れず、出家してしまいます。

 智玄は多くの人々の病を治し、雷様の病気を治したとの伝説もあります。
 しかし、1190年(建久元年)、智玄も没します。
 現在、瑠璃光山蓮照常楽寺に祭られていて、
 毎年2月11日には録事尊大祭として多くの参拝客を集めているそうです。

 彼が実在した人物なのかどうかは分かりません。
 彼が娘を解剖したのが事実だとすると、日本最初の解剖となると思います。
 しかしながら、中野智玄の実績は、旧粟野町周辺の地域で知られているだけのようです。

・・・とまぁこのような情報なのですが・・・今度、機会があったら鹿沼市の粟野町に
行って現地で情報収集したいです!!
後は・・・栃木県立博物館の民俗学の先生にでもお聞きしましょうかね・・・?
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