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キーワード: 恩返し (21 ~ 33 件目を表示)
お話データベース
鷹と大蛇
...かの鷹に姿を変え岩山から飛び立った。 大蛇は計略にはまった。攻撃を繰り返す鷹に対し、大蛇は卵が喉につかえて毒気を吐くことができなかった。激しい戦いはやがて終わり、谷底へ向かって大蛇の屍骸がゆっくりと落ちていった。男の体からは毒気が抜け、鷹の恩返しによって命を救われた。 だが、男の心は晴れなかった。「鷹と蛇と、どちらが生き残るのかは人間が決めることではなかった」男は自分を殺そうとした蛇を真心込めて葬った。そうして、ここに人間が入ってはならぬのだと悟った男は、いづこかへ立ち去ったということじゃ。 ...
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鶴柿
...し柿を食べた女の子が柿の種を喉に詰まらせ苦しんでいました。戸口を叩く音であけてみると、あのときの鶴がいて「今度は私が恩返しをする番です」と言いました。 鶴は家の中に入り、女の子の枕もとに立つと、長いくちばしでのどにつかえた柿の種を上手に取り出...いましたがやがてとびさっていきました。 それからだそうです。八代の柿は干し柿にすると種が消えるそうです。村の人たちは鶴の恩返しと考え、干し柿ではなく鶴柿と呼ぶようになったそうです。   (投稿者:みけねけ 投稿日時 2012-6-20 14...
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ねこのて
...借りたいと女中がこぼし、家中の人々が田植え仕事に追われ、大忙しで困っている事に気が付いたタマは、長年お世話になっている家の人達にお礼がしたかったのだろう。それで、仲間の猫達と共に若い娘に化けて、田植え仕事の手伝いをし、自分に出来るせめてもの恩返しをしたのであろう。 ( 投稿者: パンチョ 投稿日時 2012-5-25 1:46 )
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猿の恩返し
昔、九州のお大名の家来で、勘助という飛脚がいました。ある時、大名から頼まれた珍しい刀を江戸の将軍様のところへ運ぶため、勘助は東海道を走っていました。 興津の宿を出て薩堆峠(サッタ峠)へ向かう途中、一匹の猿が化け物のような大ダコにさらわれようとしていました。勘助は脇差(小刀)を取り出して、波打ち際にいる大ダコめがけて切りつけましたが、全く刃が立ちません。そこで大名から預かった刀を取り出し、すでに海の中へ潜っていた大ダコめがけて飛びかかりました。 海の中に入った勘助はタコの足に噛みつき猿を救出し、持...
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牛女
...たが、牛女が子供を思って姿を現すのが見えるのかもしれないと思った。子供は成長して遠くの町に働きに出たが、その後消息は絶えて村人達も親子の事を話さなくなった。 何年か経った頃、牛女の子はひょっこり帰って来た。立派になった子供は村で梨作りをして恩返しがしたいと村人達と広い梨畑を作った。苗木を植えて三年目の春には白い花が枝いっぱいに付き皆大喜びしたが、秋になると何故か梨の実に急に虫が付き、翌年もその次も、その度に嵐など悪い事が続き実は全部駄目になった。子供は働いて貯めたお金も使い果たし、村人達も何か...
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キツネの恩返し
...する。開けてみると袋をくわえたキツネが入ってきた。そして「坊さん、この袋の中に米と小豆が入っているから粥でも作ってくれろ。寒いから粥でも食って温まろ」と言った。お坊さんとキツネは仲良く小豆粥を食べた。その晩、キツネはお坊さんと一緒に寝ながら恩返しがしたいと言い出した。お坊さんは火事にあわないこと、水が夏に冷たく冬に暖かければいいと言うた。 その時から中野の水は夏冷たく、冬暖かくなり、火事もあまり起こらなくなったそうな。 (投稿者: hiro 投稿日時 2012-1-13 20:12 )
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狐とハマグリ
...んで海へと向かった。ハマグリはまた狐の尻尾にくっついて行った。海辺に着いてみると、海には三角波が立ち、浜には子持ちの鰯がぴちぴちと跳ねておった。父狐は腹いっぱい鰯を食べ、土産の鰯も一杯獲ることができた。そうしてハマグリも山を案内してもらった恩返しができたと喜んで、海へと帰っていった。狐はしばらく、ハマグリが去った海を眺めておった。 こうして狐の家族は春鰯をたらふく食べることができたし、ハマグリも念願の山への旅ができたということじゃった。 (投稿者: ニャコディ 投稿日時 2011-12-3 2...
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おおかみ長者
...るがまま、手探りでどこかの戸をあけ階段を登り、何かの箱の中から何かをつかみだして懐へ入れました。しばらくして男がようやく褌を外してみると、そこはいつの間にか自分の家の中でした。 不思議な事に、男の懐には沢山の小判が入っていました。助けた狼の恩返しなんだろうか、とにかく男は村一番の長者になりました。 (紅子 2011-12-31 4:43)
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乙女湯
...た。気を失った娘を見た爺さまは、娘を背負い自分の家に連れ帰ると、婆さまと二人で娘を介抱した。数日もすると、二人の介抱のおかげで娘はすっかり元気を取り戻した。娘は乙女と名乗り、両親に先立たれ、遠い知人を訪ねて行く途中だったのだと言う。 娘は、恩返しのためにこの家にとどまり、機を織ったり爺さまと婆さまの世話をしたりと、二人によく尽くした。子供のない爺さまと婆さまは働き者の乙女を気に入り、ゆくゆくは婿を取らせて家を継いでもらおうと考えた。 ところが、しばらくすると乙女は、夜中に布団から抜け出し外に出...
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五郎右衛門の猫
...く。 「あの猫は、五郎右衛門さんのところで可愛がられていたからのう。それで恩返しがしたかったのじゃろう。しかし、今となっては恩返しする相手はいねえ。それで、峠で道に迷っている人間をふもとまで送って、恩返しをしているんじゃねえのかのう」 これを聞いた旅人は、「生き物は大切にするもんじゃのう・・・」とつぶやくように言った。 (投稿者: やっさん 投稿日時 2011-8-4 19:12 )
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白狐の恩返し
昔ある山奥に一人の若者とその両親が住んでいた。 しかしある年両親が病にかかって2人共死んでしまった。若者は独り寂しくその家で暮らしていたが、ある日畑仕事をしていたら一匹の白い狐が逃げてきた。猟師に狙われていて助けてほしいというので、哀れに思った若者は物置きに狐をかくまって助けてやった。 翌日元気になった狐は若者に礼を言い、自分のまゆ毛を3本若者に渡し、それを白い髪に包んで耳に当てると動物の話が解ると教え、山を下りるときっといいことがあるからと言って去って行った。 若者は迷った末家を出て、山を下...
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山鳥の尾
...、お前は知らないか?父親の敵を討ついい機会だぞ」と言う。 息子はすぐに先ほど自分が逃がした鳥だということが分かるのだが、そんな鳥は知らないと言って家へ帰る。 夜になると親子の家に一人の娘が訪ねてくる。娘が言うには自分は助けてもらったあの鳥で恩返しに山の幸を持ってきたと言う。親子は喜んで、その山の札を料理し、楽しい時間を過ごす。 だがしかし、鳥は親子の家に行く所を近所のあの若者に見られていた。若者は殿様にそのことを告げ、何人もの人を連れ親子の家を囲み鳥を捕まえにやってきた。 五色の尾を持つ鳥を手...
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蛙の恩返し
...べてみせろと侍に言う。侍は必死にひょうたんを沈めようとするが埒があかない。 やがて怒り出し大蛇の正体を現すと娘の逃げ込んだお堂を締め上げた。お堂がきしみもはやこれまでという所で急に外が静かになった。 外に出てみると大勢の蛙たちがいた。本当の恩返しに蛙たちが大蛇の腹を食い破って娘を助けたのだった。  (引用/龍学-dragonology-)
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