トップページ >  お話データベース >  中部地方 >  岐阜県 >  白狐の恩返し
No.0853
しろぎつねのおんがえし
白狐の恩返し

放送回:0536-A  放送日:1986年02月22日(昭和61年02月22日)
演出:岩崎治彦  文芸:沖島勲  美術:西村邦子  作画:岩崎治彦
岐阜県 ) 19855hit
あらすじ

昔ある山奥に一人の若者とその両親が住んでいた。

しかしある年両親が病にかかって2人共死んでしまった。若者は独り寂しくその家で暮らしていたが、ある日畑仕事をしていたら一匹の白い狐が逃げてきた。猟師に狙われていて助けてほしいというので、哀れに思った若者は物置きに狐をかくまって助けてやった。

翌日元気になった狐は若者に礼を言い、自分のまゆ毛を3本若者に渡し、それを白い髪に包んで耳に当てると動物の話が解ると教え、山を下りるときっといいことがあるからと言って去って行った。

若者は迷った末家を出て、山を下りてみることにした。街についてからお堂の縁側でひと休みしていると何やらカラスが2羽鳴いている。そこで狐のまゆ毛を耳に当てて聞いてみると、街一番の長者の娘が病気にかかって長者が悩んでおり、それには長者の家の石垣に閉じ込められている白い蛇を助けてやればいいのだと言っていた。

それを聞いた若者は早速長者の家に向かい訳を話して石垣の石で一番大きな石をどかしてみた。すると本当に中に白い蛇がいて息も絶え絶えになって弱っていた。若者と長者はすぐ白蛇を出してやり水に入れてやると、白蛇はすぐ元気になりやがて娘の病もすっかり治った。喜んだ長者はそのことを教えてくれた若者を娘の婿にし、若者は末長く幸せに暮らした。 

(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)


ナレーション市原悦子
出典江馬三枝子(未来社刊)より
出典詳細飛騨の民話(日本の民話15),江馬三枝子,未来社,1958年12月20日,原題「狐の恩返し」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
このお話の評価10.0000 10.00 (投票数 3) ⇒投票する
※掲載情報は 2011/2/11 22:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 47  件):   <前  1 ..  22  23  24  25  26  27  28  .. 47  次>  
コメント一覧
2件表示 (全2件)
匿名希望。  投稿日時 2021/1/15 12:19
まるで、きき耳ずきんと似たようなストーリーです。
ゲスト  投稿日時 2020/6/23 15:06
白狐に白蛇、日本のお話には、白い生き物は何か特別な役で出てきますね
動物の声が聞こえるというのは面白いと思いました
投稿ツリー
2件表示 (全2件)
現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

35 人のユーザが現在オンラインです。 (31 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)