検索結果
   次のページ >>
キーワード: 恩返し (1 ~ 20 件目を表示)
お話データベース
きつねの恩返し
...だ娘が淵に身を投げて大蛇になったもので、その大蛇は、通りかかる嫁入り行列や女の人を淵に引き込んで殺してしまうのでした。 嫁取り大蛇をどうやって退治するかで、村人や庄屋の息子は困ってしまいました。すると、それを見ていたあの狐は、育ててもらった恩返しをするために、大名に化けて石上神社へ向かいました。そうして、古来より魔物を退治できるという石上神社の神剣を借り受けてきたのです。 庄屋の息子は、村人やお清に迷惑をかけないよう一人で大蛇を退治することを決心して、ある夜、一人で淵にやって来ました。ところが...
全文を見る

シジミの恩返し
...雨はいつの間にか止んでおったそうな。 翌日はすっきりと晴れたが、弟の病は一向に良くならなかった。そこへトントンと戸をたたく音がする。姉が戸を開けてみると、昨日助けたシジミの家族が大勢訪ねて来たじゃった。シジミの長老が進み出て姉にお礼を述べ、恩返しに宝の水と味噌を姉に贈った。 姉がシジミに言われた通り、宝の水と味噌で味噌汁を作り弟に飲ませると、弟の顔色が良くなり熱が下がった。姉も飲んでみると疲れが取れ、体中が生き生きとしてきた。シジミにもらった味噌汁は飲んでも飲んでも減らず、それを飲んだ兄弟は元...
全文を見る

タニシ
...だった。 五人が訳を尋ねると、姉妹はこう話した。二人は元々、この世界とは違う遠い世界に住んでいた。しかしあまりに我儘だったため、両親にタニシの殻に入れられて道端に捨てられたのだと。そして、ちょうど通りかかった弟に拾われ、この家にやって来た。恩返しに何か出来ないかと思い、こうして夕飯の支度をしているのだと言う。 この話を聞いた五人の兄弟は、姉妹が不憫でならず、思わず泣き出してしまった。そして、二人がこのままここに居る事が出来ればと思うのだった。すると兄弟の思いが天に通じたのか、タニシの殻は消え、...
全文を見る

金の椎の実
...白い着物に白い頭巾を身につけた美しい女の人が現れ「みよさん、貴方の御蔭で私の娘はあんなに元気に育ちました」と言って、空を悠々と飛ぶピーコを指し示しました。その女性は、あの時死んだコウノトリの霊の化身だったのです。 女の人は「今度は私が貴方に恩返しをする番です。天神様の社の傍に、金色に輝く椎の実を置いておきます。それを煎じておかあさんに飲ませなさい。必ず病気が治りますから」そう言って姿を消しました。 みよが天神様の社に行ってみると、本当に金色の椎の実が落ちておりました。みよがそれを持ち帰り、煎じ...
全文を見る

えんこうの一文銭
...きました。と同時に、東の家では日増しに貧乏になっていきました。 そこで、東の二人は貸した一文銭を返してもらうように催促しましたが、一向に返してもらえませんでした。困った二人は、飼っている猫に一文銭を取り返してくるように頼みました。 日ごろの恩返しにもなると考えた猫は、さっそく川を渡ろうとしましたが、渡れないので困っていました。偶然通りかかった犬に頼んで、背中に乗せてもらい、川を泳いで東岸まで渡してもらいました。 東の家に着いた猫は、一匹のネズミを呼び止めて、天井裏につるしてあった一文銭を持って...
全文を見る

山鳩と蜂の恩がえし
...と、害虫が大量に発生してしまい、村人たちは困ってしまった。 そこへ山鳩と蜂の大群が押し寄せて、害虫をみんな退治してしまった。害虫退治が終わると、山鳩とハチ太郎は水を分けてもらった、お百姓のところにあいさつに来た。この時にお百姓は、山鳩と蜂が恩返しに害虫退治をしてくれたのだと知ったのであった。 去っていく山鳩とハチ太郎に対して、何度も礼をいうお百姓であった。その年は大豊作であったという。 (投稿者: カケス 投稿日時 2013-10-27 19:24 )
全文を見る

猫の恩返し
...尚さんは最後の食べ物をトラに与えた後、うつらうつらと居眠りをしていました。すると「和尚さん、和尚さん。」と呼ぶ声がします。なんとそれはトラが和尚さんに話しかけているのでした。 トラは近々長者どんの一人娘が死ぬことを告げ、これまで世話になった恩返しに、山寺をもう一度繁盛させる方法を和尚さんに教えたのでした。そうしてトラは、話し終えるとどこへともなく去って行きました。 しばらくしてトラの言葉どおり長者どんの娘が死にました。長者どんはあらゆる寺から偉いお坊さんをたくさん招いて、それは立派な葬式を出し...
全文を見る

甚兵衛山のキツネ
...人達の中にもあの娘っ子の行方を知る者は誰一人いなかった。 村人達は、あの優しい甚兵衛爺さんの事だから、助けたキツネが恩返しに出てきたのだろうと噂し合った。そうして、甚兵衛山のキツネのように、世話になった人には恩返しをしなけりゃならねえと語り伝えたという。 (ニャコディ 投稿日時 2013-9-21 21:49)
全文を見る

狐塚
...に手をやると、巻いたはずの布も、割れたはずの傷もない。不思議に思いながら家の外に出ると、庄左衛門の倒れていた同じ場所に、元本堂の狐が額に布を巻いて倒れておった。 見ると、狐の額は割れ、全身大怪我をしておるではないか。狐は、傷を治してもらった恩返しに、身代わりになって庄左衛門の命を救ったのじゃった。庄左衛門が泣きながら狐を抱き上げると、狐は一声鳴いて、そのまま息が絶えてしもうた。 庄左衛門はそれっきり、村から消えてしまった。どこへ行ったか誰にも分からなかった。ただ、庄左衛門が去った後に、狐の墓が...
全文を見る

六兵衛とクマンバチ
...たちをさんざん追まわし、全身を刺しました。突然蜂の大群に襲われた山賊たちは、馬も酒樽も置いてどこかへ逃げていきました。 クマンバチのおかげで、六兵衛さんは無事、馬も酒も取り戻すことができました。蜂たちは、いつもお世話になっている六兵衛さんに恩返しをしたのです。 (紅子 2013-7-16 1:56)
全文を見る

雪の夜泊り
...少し前に妻を亡くしたが、村人を呼びに行っている間に小屋を留守にしたら、炉の火が消え妻の死体が狼に食べられてしまう。そう思って困っているところに六郎太がやって来たので、炉の火の番を頼んだ」と打ち明けた。 伝兵衛の話を聞いた六郎太は、「あなたに恩返しが出来て良かった」と、怒ることなく答えた。二人は今更ながら火の有難みを思い、村人たちと共に死んだ伝兵衛の妻の成仏を願いながら、晴れ渡った冬の山をゆっくりと下りていった。 (投稿者: Kotono Rena 投稿日時 2013-07-11 22:40 )
全文を見る

人間無情
...葉に耳を貸さず男を助けた。こうして助かった旅人と蛇と狐と男は連れ立って旅をすることになり、流離っていくうちに長者の家に泊めてもらうことになった。 旅人が元々医者と知った長者は旅人を医者として隣に住んでもらうことにした。蛇と狐は助けてもらった恩返しに診療の手伝いをしたが男は何もせずに過ごすばかりだった。村人たちと長者はお金を一切取らずに診療をする医者に感謝し、野菜やお米、小判を医者に贈った。 そんな医者を疎ましく思った男は長者に医者が妖術使いでお金を騙し取る奴と嘘を話した。怒った長者は医者を捕え...
全文を見る

ムジナとマムシの恩返し
昔、佐渡の国府川は長雨で水嵩が増していた。その川のほとりに権七という気の優しいおじいさんが住んでいた。 ある日のこと、権七は薪が残り少なくなったので国府川へ出かけた。権七は上流から流れてきた流木をすくいあげていると、今度はムジナ(狸)が流されてきた。権七はムジナを助けたが、また今度はマムシが流れてきたのでマムシも助けてあげた。 やがて、人間の男が流されてきた。ムジナは「人間なんか助けたってろくなことがない」と権七は、その言葉に耳を貸さず男を助けてやった。権七はムジナとマムシと男を家に連れて行き、...
全文を見る

おタヌキ力士
...べながら頭を下げました。そして頭をあげると力士の姿はありませんでした。 ひと騒動のあと、やっと床に就いた主人を呼ぶ声が聞こえ目を覚ますと、あのタヌキの夫婦がいました。タヌキの夫婦は「いつも食べ物をありがとうございます。今夜のことは、ほんの御恩返しでございます」と言って森へ帰って行きました。 主人は気づきました。あのとき一家の窮地を救ってくれた力士の正体はあのタヌキの夫婦だったと。それからというもの、北林の家ではタヌキを大事にし、タヌキ一家も北林の家に末永く住み続けたそうです。 (投稿者: ビア...
全文を見る

馬の恩返し
昔、長門の宇部大字藤曲(ふじまがり)という所に、田んぼや山でカラス石を掘るのを生業(なりわい)にする男がいた。カラス石とは、今で言う石炭のことである。 さて、この男は一頭の馬を飼っていたが、この男ときたら馬を可愛がるあまり、重い作業道具も掘り出したカラス石も全部自分で担ぎ、馬にほとんど仕事をさせないのだ。この様子を見て馬鹿にする者もいたが、男はそんな事は気にも留めなかった。 そんなある日、男はいつものように山に入ってカラス石を掘っていた。この日は場所が良かったのか、意外にもカラス石がたくさん取れ...
全文を見る

鯛の恩返し
昔、ある浜辺に貧しい漁師の夫婦が暮らしていた。亭主は欲のない性分だったが、女房は家が貧しいのは亭主のせいだと毎日こぼしていた。 ある日、亭主が釣り糸を垂れていると、今まで見たこともないような見事な鯛がかかった。喜んだ亭主だったが、突然その鯛が「海に帰してくれたら何でも言うことを聞くから」と言って泣きわめいた。亭主は鯛が可哀想になって、願い事もせずに鯛を放してやった。 このことを聞いた女房は、明日もう一度その鯛を釣りあげて、いい家を建ててもらうようお願いして来いと亭主に詰め寄った。しかたなく亭主が...
全文を見る

鹿の恩返し
昔、福島の土湯(つちゆ)という所に、助丸という働き者の猟師が女房と暮らしていた。女房も助丸のために良く働き、二人はまわりも羨むほど仲の良い夫婦だった。 ある日のこと、助丸がいつものように猟に出ると、山で一匹の鹿を見つけた。ところが、足を忍ばせて近づいてみると、鹿は足に大きな傷を負っている。いくら猟が生業(なりわい)とはいえ、傷ついている動物を射ることは出来ず、助丸は鹿の足を手当して逃がしてやった。 ところが、そんな事があってからしばらくして、助丸の女房は風邪をこじらせ、あっけなく死んでしまった。...
全文を見る

嫁入り竜女の忘れもの
...と二人で藤四郎の帰りを待った。さて、一方の藤四郎は悩みに悩んだ挙句、家に戻って娘にかんざしを返してあげた。 それからは、この辺りで日照りが続いても、藤四郎の田んぼは山の池から水が流れこみ、枯れることはなくたくさんお米がとれた。きっと、竜女が恩返ししていたのだろう。 (投稿者: KK 投稿日時 2012-9-17 14:58 )
全文を見る

きつねの嫁入り
...ました。泣いて引きとめる花嫁に別れを告げ、おっとうは顔を見られないようにしながら、家に帰りました。 しかし、家に帰ったおっとうの顔は、キツネではなく人間の顔で、三年と思っていた月日も実は三日しかたっていませんでした。おおかた、助けたキツネが恩返しのつもりで、花嫁に化けておもてなしをしたのでしょう。 (紅子 2012-8-15 0:59)
全文を見る

鶴の恩返し
...る間は覗かないでくれというが、日増しに娘がやつれていくので、おじいさんとおばあさんは心配してついに機織りしている娘を覗いてしまう。するとそこには一羽の鶴が自分の体から羽を抜いて布に織り込んでいた。 娘は二人に気がつくと、命を助けていただいた恩返しに来ましたが、もうお別れですと言い、空へ飛び立っていった。  (稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 5:52 )
全文を見る

   次のページ >>

search(original)

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

41 人のユーザが現在オンラインです。 (2 人のユーザが お話検索 を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)