気まぐれを起こして書いてみた・・・。「地獄めぐり」

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気まぐれを起こして書いてみた・・・。「地獄めぐり」

投稿者:マルコ 投稿日時 2013/3/16 21:05
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覚源上人を思い出して懐かしむ人が生きている間は良いだろう。懐かしんで墓参りをしてくれる人がいるということだから。しかし、その人もまた亡くなってしまって、言い伝えを知るだけの後の世の人々はしみじみと懐かしむだろうか、いや、決して、思わない。

上人の墓参りをする者がいなくなってしまうから、間もなく墓石に苔が生え、この葉が降り積もって、夕暮れの激しい山風、夜の月影、川のせせらぎだけが訪れる縁者であったことだよ。

果ては、上人の墓があった跡さえ無くなってしまうのは悲しいことである。

寂光院の七堂伽藍は灰塵に帰す。
再び再建される事無く、其の跡、将に蓬茅に埋もれんとす。
訪れる者、既に無く、山中に鳴く鹿の声までも寂しげであることだ。
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