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キーワード: 地蔵 (41 ~ 60 件目を表示)
お話データベース
酒買地蔵
...かにこれはお寺の台帳だ」と言う。住職はまさか…とお寺の上にある地蔵堂へ向かうと、そこには緋の衣をきたお地蔵さんが立っていた。住職は、「お酒を供えるので、もうふらふら出歩かないで座っていてください」と言うと、お地蔵さんは座って半跏(はんか)の姿になった。 それから、このお地蔵さんに「お神酒」ならぬ「般若湯」としてお酒を供えるようになり、酒鬼が居なくなった村は、うまくいくようになりみんな幸せに暮らしました。 (投稿者: もみじ 投稿日時 2012-6-18 14:21 ) ※般若湯:...
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風呂に入るお地蔵さん
昔、三重県の赤目という所にお地蔵さんがあり、その近くには仲の良い夫婦が営む茶店がありました。 ある日、見知らぬ男が夫婦のところへお風呂を借...ていきました。 ある時、夫婦が、毎日やってくる見知らぬ人のために着物と食事を用意して待っていると、道端のお地蔵さんがすっと動きだして風呂を借りにやってきました。 この話はたちまち村中に広がり、村人たちはお地蔵さんの周りを取り囲み、動きだすのを今か今かと待っていました。ところがこの日は、お地蔵さんはピクリとも動かず、もう二度とお風呂を借りに来る事はなくなりまし...
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田植地蔵
...っていた小僧さんがつまずき転んだので、田吾作が駆け寄ると、なんと小僧さんはお地蔵さんに姿を変えました。 きっと困っていた田吾作をみかねて、お地蔵さんが手伝ってくれたのでしょう。それから村人たちと力を合わせて、お地蔵さんの祠を建てて、いつまでも大切にしました。 (紅子 2012-3-15 6:01)
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ネズミ観音さま
むかし、いたずらなねずみがいた。 速く走る馬に憧れて、お地蔵様に「悪さをしないから馬にしてくれ」と願をかける。35日間、お地蔵様との約束通り悪さもせずにお堂をキレイに掃除したりした。 とうとう満願の日、ねずみはお供えに来た女の子から団子をくすねてしまう。お地蔵様は願いを叶えてくれるが、顔は馬、他はねずみの格好にかえてしまう。 ねずみは怒りと情けなさにお地蔵さまの背面を一心不乱にがりがり彫り、疲れてねずみは息絶える。かわいそうに思ったお地蔵さまはねずみをそのまま観音様にかえてやりました。 (投稿者: ...
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クジラのお礼まいり
...げなくなっていたのでした。 子鯨が途方に暮れて泣いていると、島に建っているお地蔵様が立ち上がり、「お母さんを助けてあげるからね。」と自分の念力で鯨を動かそうとしましたがうまくいきませんでした。次に、お地蔵様は海に呼びかけ、たくさんの魚に集まってもらい鯨の体を押しましたが、鯨が大きすぎて動かせず、魚たちは力尽きて水面に浮かび上がってしまいました。お地蔵様は涙を流し「鯨さん・・・ごめん・・・助けられなかった・・・」とあきらめかけました。 その時、蛸のおじいさんが現れ「海の生き物全てを集めるのじゃ!...
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だらぐ地蔵
昔、米沢の黒沢にお地蔵さんがいて、お地蔵さんの前の広場は子供たちの遊び場になっていました。子供たちはいつもお地蔵さんの周りでかくれんぼしたり、歌をうたったりして日が暮れるまで遊んでいました。 ところで、この村にはたいそう信心深い六兵衛という木こりが住んでいました。六兵衛は、いつも子供たちがお地蔵さんを泥まみれにしてしまう事を腹立たしく思っていました。そんな時、子供たちがお地蔵さんに縄をつけて引っ張り回している様子を見て、とうとう激怒しました。 子供たちを追っ払い、その日のうちにお地蔵さんのお堂に頑丈...
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甲斐の湖
...の土地を耕してキビやひえなどを作ったり、小魚を捕ったりして暮らしていました。 そんな貧しい村の様子をじっと見ていた稲積地蔵(いなづみじぞう)様が、湖の水を海に流して田畑を作れないかと考えました。そこで、体の大きな二人の神様に相談し、仕事を手伝っ...が見えてきました。 それはそれは広いよく肥えた平地だったので、村人たちは立派な田畑を作る事ができました。村人たちは、稲積地蔵さまを大切におまつりし、山に穴をあけた神様を「穴切神社」に、山を蹴破った神様を「蹴裂明神」に、大きな堰を造った神様を「瀬立不...
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お花地蔵
...の道も分からずあの世で両親にも会えず迷っているいるかもしれないと思い、石のお地蔵さんを彫りはじめました。来る日も来る日も彫り続け、春になった頃にようやくお花にそっくりの小さなお地蔵様が完成しました。 この小さなお地蔵様は、「お花地蔵」と呼ばれるようになり、お花の好きだった炒り米をお供えすれば、子供の百日咳が良くなるといわれるようになりました。 (紅子 2012-1-30 23:11)
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歌地蔵
...んに♪ と、口ずさんでると、どこからか一緒に歌う者がある。米次は見回したが、地蔵さましかいない。そこで試しにとまた歌うと、地蔵さまが一緒になって歌いだした。 米次は「ありがたいことじゃ」と驚き、地蔵さまを背負って町へと出た。そして「地蔵さまに歌を歌わしょう」と言うと、「へぇ、地蔵さんがのう。一つやってみせたや」と、人が集まってきた。米次が「ポッタリ ポッタリ 餅ついて~」と歌うと、地蔵さまも一緒に「ポッタリ ポッタリ 餅ついて~」と歌いだす。最初は静まり返っていたが、とたんに大騒ぎになった。 ...
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喜のじいと貧乏神
...うしようかと思いながら、旅人の所へ行くと、姿が見えんと。ただ一枚の紙きれが落ちちょって、〈夕方になったら、橋のそばのお地蔵さんのところへ行け〉と書いてあったそうな。 何が何だか訳が分からんかったが、お地蔵さんの前で腰をかがめて窺いよったら、橋の向こうからパッカパッカと白い馬がやってくると。人の姿は見えん。たまげて見よる喜のじいの前を、白い馬はサッサと通り過ぎていったそうな。白馬が通り過ぎていった後には、小判のいっぱい詰まった袋が落ちておった。 あの旅の老人は、貧乏神ではのうて、福の神さまじゃっ...
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綿帽子をかぶったお地蔵さん
...と、いつしか雪が降り始めました。お爺さんがしばらく道を歩いていると、1体のお地蔵さまが道端にありました。お地蔵さまは、降り積もった雪の中に寒そうに1人ポツンと立っていました。お爺さんは、お地蔵さまの頭に自分の被っていた破れ笠を被せますが、それでは何ともみすぼらしいので、代わりにお婆さんの綿帽子を被せて家に帰りました。 こうした訳で、結局お米は買えませんでしたが、これを聞いたお婆さんは怒るふうでもなく、「お爺さんは、いい事をしなさった。」と言います。お餅がなければ、お正月が来ない訳でもなく、今日...
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五料の地蔵さん
昔、五料(ごりょう)という村の原っぱにお地蔵さんがいて、村の子供たちはお地蔵さんの周りでいつも楽しく遊んでいました。 ある日、たまたま通りかかった馬子が、馬の背に乗せた荷物のバランスをとるため、お地蔵さんを乗せてそのまま立ち去って行きました。大好きなお地蔵さんがいなくなって、五料の子供たちはとても悲しみました。 ある夜の事、馬子が寝ていると枕元にお地蔵さんが現れ「私は五料が恋しい」と、涙を流しました。びっくりして飛び起きた馬子は、道端に置いていたお地蔵さんを馬の背にのせて、いそいで五料に連れ帰りまし...
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そうめん地蔵
今からおよそ四百年ほど前のこと、栃木県の氏家(うじいえ)に小さな地蔵寺があり、気の優しい住職が一人で守っていました。ある日、この領内のお殿様(勝山城の左衛門...た。驚く別所の坊さんの目の前で、旅の坊さんは煙のように消えたかと思うと、そこには立派なお地蔵様が現れました。 実は、旅の坊さんは住職のお寺のご本尊様だったのです。さすがに別...、かけ込んできました。 こんな事があってから、この谷をそうめん谷といい、氏家の地蔵さまをそうめん地蔵と呼ぶようになったそうです。 (紅子 2011-11-21 1:30)
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咥内坂
昔々、高知の西に険しい山に囲まれた咥内坂という峠があった。その咥内坂のお地蔵様は、夜ここを通る者にひもじい思いをさせて困らせることがあると言われておった。 ある...た妹の祝言の帰り。よさこいを歌いながら松山へと向かっておったのじゃった。 しかし、お地蔵様の前を通り過ぎたとき、たへいは急に腹が減って、その場にへたり込んでしもうた。「...には、ひもじさは嘘のようにけしとんでしもうておった。そうして、たへいと樵は、お地蔵様に手を合わせてお礼をした。 「わしにもよう分からんが、高知は山また山でな。この咥...
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霊妙乳鉱泉
...まい、日ごとに赤ん坊はやせ衰えてしまった。困ったおさよは、村の高台にある子安地蔵尊に丑の刻参りをすることにした。 おさよは毎晩、雨の日も風の日も必死になって山道を通い続け、やがて満願の日がやって来たが乳はいっこうに出る気配はなかった。地蔵尊から帰って来たおさよは、とうとう連夜の疲労と嘆きのため気を失ってしまった。その夢枕にお地蔵様が立たれ、「私の堂の裏に白い清水があるから飲んでみよ」と、お告げになった。目を覚ましたおさよは、すぐさまお告げの清水に行って飲んでみるとたちまち乳が張ってきた。 こう...
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首切り地蔵
昔、岡山県都窪郡庄村に、冬でも汗をかく不思議なお地蔵さまがいた。 ある年、備中一帯はひどい日照りに見舞われ、田畑もすっかり干上がってしまい、食べるものも困るありさまだった。そんな時、信心深いお婆さんが汗かき地蔵さまの声を聞いた。「わしの体を2ヵ所削って、井戸とため池に入れてくれ」 お婆さんは躊躇したが、お地蔵さんの足元から小さいカケラを削り取り、干からびた井戸とため池に入れた。すると中から大量の水があふれ出て、枯れた田にも水を引く事ができ、日照りから村は救われた。 次の年の春、撫川の戸川肥後守安宣(...
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汗かき地蔵さま
昔、岡山のある村に、冬でも汗をかく不思議なお地蔵様がいました。 ある年の夏、この辺りはひどい日照りに見舞われ、田んぼもすっかり枯れ果ててしまいました。そんな時、汗を拭いてあげていたお婆さんは、ふとひらめいてお地蔵様の足から石のカケラを2つ削り取り、干上がった井戸と池に投げ込んでみました。すると大量の水が噴き出し、田んぼにどんどん水が流れ込み、村は日照りから救われました。 翌年の春、花見にやってきた殿様が、汗かき地蔵様の不思議な話を聞きました。殿様は、このお地蔵様を使って自然と水がわき出る「手洗い鉢」...
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すまき地蔵
昔、越後の山あいの川を、簀巻き(すまき)にされたお地蔵様が流れてきた。このお地蔵様は、肥やし桶(こやしおけ、肥料のための糞が入った桶)を担いで前を通ると、必ず桶がひっくり返る、という訳有りだった。 お地蔵様は、最初に竹の茂る村に流れ着いたが、村人たちは「そんな厄介者はお断りだ」と、竹竿で突き戻し再び川に流してしまった。またまた川に流されたお地蔵様は、もっと下流の貧しい村に流れ着いた。しかしこの村では、厄介なお地蔵様だと知っても、大切にお祀りする事にした。 その夜、お地蔵様の歓迎会を開いた際に、村の若...
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おいの池ものがたり
昔、佐名伝村にある小さな池は、奈良の興福寺の猿沢の池と地下でつながっている、という言い伝えがあった。この佐名伝(さなて)村には、心優しい「おいの」という娘がすんでいた。 ある日、お地蔵さんにお供え物をあげにいくと、気を失って倒れている旅のお坊さんを見つけた。おいのはお坊さんを背負い、看病するために自宅に連れて帰った。おいのは父親と二人で看病するうちに、その顔立ちが美しすぎるお坊さんに恋をしてしまった。 まもなく元気を取り戻したお坊さんは、奈良の興福寺(こうふくじ)に向けて旅立って行った。おいのはお坊...
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子好き地蔵さま
昔、伊予国(いよのくに)の道後(どうご)の村はずれに、お地蔵さまがぽつんと立っていた。 そのすぐ近くに、貧乏だったが大変心やさしい百姓夫婦が住んでいた。...気が付いた。二人は辺りを探したが、坊は見つからない。途方に暮れた百姓夫婦が家に帰ると、あのお地蔵さまが赤ん坊を背負ったまま立っているのを見つけた。 夫婦は坊の無事を喜び、赤ん坊を一日中世話してくれたお地蔵さまに感謝して、夫婦は何度もお礼を言った。その後村人たちは、この子ども好きなお地蔵様の事を「子好き地蔵様」と呼ぶようになった。 (紅子 201...
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