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No.1423
くじらのおれいまいり
クジラのお礼まいり

放送回:0905-A  放送日:1993年09月25日(平成05年09月25日)
演出:山田みちしろ  文芸:沖島勲  美術:千葉秀雄  作画:山田みちしろ
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あらすじ

昔、愛媛県宮窪の沖に鯛崎島という小さな島がありました。

ある年の春のこと、母鯨と3匹の子鯨が島の近くを通りかかりました。母鯨は眠くて仕方が無かったので、島の浜辺で昼寝をすることにしました。子鯨は母の周りで遊んでいるので、母鯨は安心して眠ったのですが、母鯨が目を覚ましたときには潮が引いており、浅くなって泳げなくなっていたのでした。

子鯨が途方に暮れて泣いていると、島に建っているお地蔵様が立ち上がり、「お母さんを助けてあげるからね。」と自分の念力で鯨を動かそうとしましたがうまくいきませんでした。次に、お地蔵様は海に呼びかけ、たくさんの魚に集まってもらい鯨の体を押しましたが、鯨が大きすぎて動かせず、魚たちは力尽きて水面に浮かび上がってしまいました。お地蔵様は涙を流し「鯨さん・・・ごめん・・・助けられなかった・・・」とあきらめかけました。

その時、蛸のおじいさんが現れ「海の生き物全てを集めるのじゃ!」とお地蔵様を一喝しました。海の生き物がぞくぞくと集まってきましたが、色んな種類が集まったので今度は喧嘩が始まってしまいました。お地蔵様が魚たちを諫めて、喧嘩を止めました。

烏賊と喧嘩しつつ蛸のおじいさんは「まず鯨を浮かせて魚たちを下に潜らせ、全員で持ち上げるんじゃ。」と言いました。魚たちは鯨のお腹をくすぐって体を浮かせ、エビや貝、魚たちが下に潜り込みました。お地蔵様の掛け声に合わせて、鯨の体は少しずつ動き、ついに海に戻すことが出来ました。

しばらくすると母鯨は潮を吹いて浮かび上がり、無事に沖へと帰っていきました。蛸のおじいさんと烏賊は笑顔で「おまえさんにしては上出来じゃ。」と喜びました。お地蔵様は「みんなが助けてくれたからのう。」とうなずきました。

それから毎年、30頭から10頭の鯨がお礼参りに来るようになりました。今でもお地蔵様は磯の上に座って修行に励んでいるそうです。

(投稿者: のんの 投稿日時 2012-2-17 22:34)


参考URL(1)
http://murakamitakeyoshi.blog122.fc2.com/blog-entry-102.html
ナレーション常田富士男
出典愛媛のむかし話(日本標準刊)より
出典詳細愛媛のむかし話(各県のむかし話),愛媛県教育研究協議会国語委員会、愛媛県教育会,日本標準,1975年11月10日,原題「クジラのお礼まいり」,話者「矢野勝明」,再話「渡辺正幸」
場所について鯛崎島(お地蔵さんの場所)※無人島
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地図:鯛崎島(お地蔵さんの場所)※無人島
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※掲載情報は 2012/2/17 23:20 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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マルコ  投稿日時 2013/8/7 14:28
http://iyokannet.jp/front/spot/detail/place_id/284/より
宮窪瀬戸潮流体験
渦巻く海のアドベンチャー

大島と伯方島との間を流れる、日本有数の潮流を間近で体感できる観潮船。国指定史跡の能島周辺に渦巻く宮窪瀬戸の激しい潮流や、船が折れるほどの潮流が流れると言われる船折瀬戸、神秘的な伝説の残る鶏小島や鯛崎島などを巡る、歴史ロマンあふれる約40分間のクルーズ。途中エンジンを切って潮流に身をまかせ、川に落ちた笹舟のようにくるくる回転する様はスリル満点。複雑な潮の流れを熟知した熟練の船頭の軽快な舵さばきで波をかき分け進む船は、他では味わえないアドベンチャーとなっている。

まんが日本昔ばなしでも放送された民話の「クジラのお礼参り」の舞台となった鯛崎島の石地蔵は、辺り一帯を激しい潮流が流れるポイントとなっている。

住所
今治市宮窪町宮窪1293-2
電話番号
0897-86-3323(物産館兼魚食レストラン「能島水軍」)
営業時間
9:00~16:30(最終受付16:30)/11月~3月の最終受付は16:00
定休日
月曜日(祝日の場合は翌日)/年末年始(12/31~1/3)
駐車場
あり/無料
普通車50台/大型車10台
料金
[乗船料金]大人(中学生以上)1000円/小人(小学生以下)500円/小学生未満無料/[団体料金(15名以上)]大人900円/小人450円 ※物産館兼魚食レストラン(能島水軍)、村上水軍博物館利用で1割引
公式サイト
のんの  投稿日時 2012/2/17 22:34 | 最終変更
アニメは細かいセリフや演出がとても可愛くて仕方がないです!!!
子鯨がとても可愛い!!!
蛸のおじいさんが子鯨の頭の上に乗るシーンは悩殺ものですよ~~~~(^_-)
beniko  投稿日時 2011/11/3 20:24
参考URLで写真を見る限りでは、お地蔵さんは島の先端(鼻)にむき出し状態でいるんですね。内海だから波が穏やかなんでしょうか。情報提供ありがとうございました。
araya  投稿日時 2011/11/3 18:59
下記のサイトに舞台の紹介がなされています。

http://murakamitakeyoshi.blog122.fc2.com/blog-entry-102.html

これを見ると、鯨を助けたお地蔵さんが祀られてある島が「鯛崎島」で、こちらの座標は下記になります。

34.180876,133.080547

参考までに「国土地理院」の地図も♪

http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=133.08061805527&latitude=34.180975597709
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