検索結果
<< 前のページ    次のページ >>
キーワード: 地蔵 (21 ~ 40 件目を表示)
お話データベース
橋のお地蔵さん
...りに一人のお婆さんが住んでおり、お婆さんの家近くの小川の向 こうには粗末なお地蔵様が寂しく立っていた。お婆さんは毎日細い小川を越えてはお地蔵様に お参りするのが日課であり、お地蔵様は一人暮らしのお婆さんの良い話し相手となっていた。 このお婆さんは村でも評判の働き者であったが、ある日ふとした拍子に腰を痛め寝込んでしま う。腰の痛みは段々ひどくなり、お婆さんはご飯を作るのが精一杯で唯一の楽しみであったお 地蔵様との話もできずにいた。 こうして何日かが過ぎ、少し楽になったお婆さんは久しぶりにお地蔵様...
全文を見る

言うなの地蔵
...というところで、誠治郎は怪しい人影を見つけました。しかし、それはよくみるとお地蔵様でした。安心して帰ろうとすると、どこからか良い匂いが。お地蔵様にお供えされたお饅頭です。 空腹だった誠治郎は一旦は思いとどまりますが、どうしても空腹に勝てず一個もらうことにしました。ところがそのお饅頭の美味しいこと。一個ののつもりが二個となり、とうとう全部食べてしまいました。 誠治郎は「お地蔵様、このことは他言無用にお願いします」と言って去ろうとすると、「わかった。ワシは言わんが、お前も言うなや」と声がしました。...
全文を見る

三十五日目の山参り
...父親が東山寺(とうざんじ)の裏山があの世とこの世に通じている事を思い出し、長助は大急ぎで東山寺に来ると閻魔堂に四つ、六地蔵に六つの握り飯を供え父親の無事を祈った。 そうして長助はいよいよ東山寺の裏山へ上ったが、ここが餓鬼達のいる難所に通じている...ってから淡路島では三十五日目の法要の際、親戚一同で寺にお参りした後持ってきた十三個の握り飯のうち四つは閻魔堂に、六つは六地蔵に、残った三つは紙に包んで東山寺の裏山から後ろ向きに転がし、振り返らずに帰る習わしとなった。この三つの握り飯を餓鬼達が追いか...
全文を見る

山んばのひょうたん
昔、あるところに3人のわんぱくな兄弟がいた。兄弟たちはいつもお腹をすかせており、お地蔵さんのお供え物をこっそり食べたりしていた。父親が「そんなことばかりしていると、山んばに食われるぞ」と叱っても、3人とも耳を貸さなかった。 ある日、兄弟たちが村のお堂の前に座っていると突然、大きなひょうたんを持った山んばが目の前に現れた。山んばは自分と相撲を取らないか、と兄弟たちに話しかけた。しかし兄弟たちは腹ペコなので相撲は取れないと断った。 「それでは仕方がない」と言いながら、山んばはひょうたんのふたを取った。す...
全文を見る

はなとり地蔵
...老夫婦がいました。 ある日の事、老夫婦は、村はずれの丘で薄汚れて鼻の欠けたお地蔵さまが転がっているの見つけました。二人はこのお地蔵さんをきれいに洗って、見晴らしの良い場所に安置してあげました。そして、いつも二人仲良くお地蔵さんを拝むようになりました。 やがて春になり、田んぼの代掻きをする季節がやってきました。しかし、お爺さんが病気で寝込んでしまい、村の人たちは「ほれみろ、あんな鼻が欠けた地蔵さんなど拝んでも何にもならない」と馬鹿にしました。 お婆さんはそんな村人たちの陰口など一向に気にせず、病...
全文を見る

かっぱ地蔵
...尺(約30㎝)の大きな鉄釘を作らせた総学は、その足で高塔山に登り、山頂にある地蔵像の前に座って、河童封じの祈とうを始めた。「我が祈りが天に通じ、地蔵の背にこの釘が立った時、河童の命を地の底に封じ給え!」 これに驚いた河童達は、総学の祈りを辞めさせようと、美女になって誘惑したり、...が、総学は動じずに祈り続けた。 そして満願の日・・・祈りの日々に疲れ果て、意識が遠のきそうになったまさにその時、総学の目の前に立つ地蔵像の背がたった一ヵ所だけ、豆腐のように柔らかくなっているではないか!気合いと共に...
全文を見る

宝満山のタヌキ
大宰府の後ろ側に宝満山と言う山があって、そこにものぐさな化けタヌキが住んでいた。このタヌキは、化ける事に関しては天下一品で、何度も付近の村人を騙しては悔しがらせていた。 ある日、タヌキがお地蔵さまに化けて村人を待ちかまえていると、緑色の服を着てほっかむりをした小さな者が近付いてきた。見慣れぬ姿にタヌキが驚いて「お前は何者だ!」と問い詰めると、「俺は田んぼの田の坊と言う者だ。お前と化け比べしに来たんだ」と答えた。 タヌキは様々な姿に化けて見せたが、田の坊は驚く様子も見せなかった。そして、田の坊に宝満山...
全文を見る

のんべえ地蔵
...かすかに酒のにおいがしている小さな祠があり、その中には坊さんと同じ顔をしたお地蔵さんが立っていました。二人の主人は「あの坊さんはお地蔵さんだったのか」と気が付きました。 それ以来、このお酒の好きなお地蔵さんを「のんべえ地蔵」と呼び、村人たちはお酒やお豆腐のお供え物をしたそうです。 (紅子 2012-10-30 22:56)
全文を見る

キツネの道送り
...それからは村人たちとは一切口を聞かなくなり、石切り場へ毎日通うようになりました。 それからしばらくして、岩場には立派な地蔵さまが刻まれていました。これは定助さんが掘ったものに違いないのですが、定助さんはどこへ行ったのか、その姿はどこにも見当たりませんでした。この地蔵さまは今も残っているそうです。 (紅子 2012-10-25 21:47)
全文を見る

地蔵さんのことば
...なってしまい、困った平吉は「もう二度と博打はしないから助けてください」と、お地蔵さんにお願いしました。するとお地蔵さんが「ならば今夜、しょたんという商家の墓を掘ってみろ。金でも衣装でも何でも手に入る」とお告げになりました。 それを聞いた平吉は、墓をあばいて棺桶を...なくいいなずけと結婚する事になりました。嫁入り当日、娘がカゴに乗ってしょたんの家を出発すると、カゴを担いでいた一人が「バクチ打ちが~墓場の前から、地蔵が前さね~」と変な唄を歌い始めました。この唄を聞いた娘は、カゴ担ぎの男が平吉が変...
全文を見る

フカ地蔵
...ねばならなかったからだ。 そしてこの海女は、朝早くに起きて人知れず丘の上のお地蔵様にお参りしていた。「時化が来ませんように。海が穏やかでありますように」こうお祈...に泳ぎ着き一命を取り留めた。体がよくなってから、海女はいつものように丘の上のお地蔵様の所へ向かう。するとどうだろう。お地蔵様は倒れており、その背中にはノミを刺された跡がある。海女はその時、沖に現れて自分を助けてくれたあのフカは、お地蔵様の化身だったのだと悟った。 それから海女は、以前にも増してお地蔵様にお参りするようになり、村人も...
全文を見る

鼻かけ地蔵
...であっても暮らしぶりは貧しいものでした。 ある長雨が続いた晩のこと、漁師はお地蔵様が「冷たい、冷たい、出してくれ」と川の底で泣いている夢を見ました。不思議な夢を...一回で一日分とも思う魚が取れたのでした。夢中になって漁をしていると、夢で見たお地蔵様が網にかかりました。 漁師は、大漁もお地蔵様のおかげに違いないと陸にあげて丁寧に祀りました。すると、不思議なことに、安置したお地蔵様の鼻から真っ白の米がでてくるようになりました。この米のおかげで、漁師はたちまち裕福になりました。 金持ちになるに従っ...
全文を見る

わらしことネムの花
...無理をしてヘトヘトになりながら建築工事を行っていました。 そんな重労働が続く中、長者の子ども達がいなくなりました。二人の長者は血相を変えて、村人と総出であちこち探し回りましたが、日も暮れても子供たちは見つかりませんでした。二人の長者は、山のお地蔵さんに頼もうと山頂まで行ってみると、そこには二人の童が手をつないだまま仲良く眠っていました。 スヤスヤ眠る童たちの寝顔を見ていると、子どもの手にしていた小枝の先に、薄もも色の花が咲きはじめました。みるみるうちにこの花は周辺の木々にも咲きはじめ、あたり一...
全文を見る

地蔵さまと鬼
...奪うと荷物の中にいたネコを遠くへ投げ飛ばしてしまいました。 ネコは地獄にいた地蔵さんのところに飛んでいきました。地蔵さんは、「地獄の鬼をなんとかしなければ。」と思い、御仏様におだんごをおそなえすることにしました。地蔵さんは早速ダンゴをこしらえ、御仏様のところに向かいますが、途中で転んでしまい、そのダンゴは鬼達のところへ…鬼達は地蔵さんをつかまえ、鶏のカゴの中に押し込んでしまいました。 しばらくして鬼達は、1個のダンゴを賭けて、坊主抜きをはじめますが、なかなか勝負がつきません。 そ...
全文を見る

みたらし地蔵
...みぬいて息絶えた禅栄さんがいました。禅栄さんの手を開くと遺書があ り、自分を地蔵として祀って歯痛に苦しむ人の役に立ちたいと書かれてありました。和尚さんはただちに石工を呼んで地蔵を作らせ、丁寧に弔いました。 そ の地蔵に自分の使っている箸を供えて祈ると、歯痛がなくなったのでその噂は遠くまで広がり沢山の人々がやってくるようになりました。そして、人々がお礼と してお腹を空かせて死んだ禅栄さんのために「みたらし団子」を供えるようになったので、誰ともなしに「みたらし地蔵」と呼ぶようになったということです...
全文を見る

猿地蔵
...乱暴者の猿たちが田や畑を荒らして困っていたお爺さんとお婆さんは、お爺さんにお地蔵さまの格好をして畑に立てば、猿も悪さをやめるのではないかと考えた。 畑にやってきた猿は、こんなところに立派なお地蔵さまがあると驚いて、山のお堂に祀ろうとお爺さんが化けたお地蔵さまを担いで運び出してしまった。川を渡るときは猿たちが「猿のおしりさ、濡らすとも、地蔵のしりは濡らすなよ」とかけ声をかけるので、お爺さんはおかしくて吹き出しそうになったが、じっと我慢していた。 やがて山のお堂についた。猿たちはお爺さんのお地蔵さ...
全文を見る

笠地蔵
...なかった。そこで女房が作った髪飾りのかせ玉を町に売りに行くことにした。 男が地蔵峠を通ると、お地蔵様の頭の上に雪が積もっていたので雪を払ってあげた。大晦日の夕方、町についた男はそこでかせ玉を売るが、一向に売れない。と、そこに笠売りのおじいさんがやってきた。笠売りのおじいさんもまったく笠が売れないので、二人はそれぞれの売り物を交換することにして家路についた。 その途中、男がまた地蔵峠を通ると、お地蔵様は寒そうに佇んでいる。やさしい男はお地蔵様の頭に笠をかぶせてあげた。そして家に帰り、そのことを女...
全文を見る

豆つぶころころ
...た。 お爺さんが「一粒の豆でも粗末にできない」と言って竈の中を探すと、ぽっかりと穴が空いて中に落ちてしまった。そこにお地蔵さんがいて、豆は食べてしまったが、そのお礼にと、この先の赤い障子の家で米つきを手伝い、そのまた先の黒い障子の家の天井裏にの...り爺さんは、早速ざるにたくさんの豆を入れてお爺さんの家にやって来ると、竈の中へそれをぶちまけ穴の中へ飛び込んだ。そしてお地蔵さんに教わったとおりネズミの家へ行くと、猫のまねをしてネズミを脅かして宝物をとってやろうと思ったが、怒ったネズミたちは欲張り...
全文を見る

カワウソと甚平さん
...続け、やっとのことで家までたどり着きました。 甚平さんが背負っておったのはお地蔵さんでした。不思議がる女房を尻目に、甚平さんはお地蔵さんを縛り上げ「さっきの重箱はどうした?」と女房に聞きました。ところが女房は、重箱なんか知らん、迎えになんか行っとらんと言うのでした。 甚平さんが背負ってきたのはやっぱり本物のお地蔵さんでした。そして甚平さんを迎えに来た女房も実はカワウソだったのです。こうして絶対化かされないと思っていた甚平さんも、カワウソにまんまと化かされた。ということです。 (投稿者: ニャコ...
全文を見る

幽霊飴
...う住職は、「死んでから産まれた赤子を育てようと飴を買いに行ったのだろう」と言って、女を改めて供養しました。そして、飴屋の親父はその子を引き取って育てることにしました。 この話が広まって、あめちゅうの飴は「幽霊飴」として評判になり、今でも八月の地蔵盆では「幽霊飴」が売られているそうです。 (投稿者: もみじ 投稿日時 2012-6-24 22:54 )
全文を見る

<< 前のページ    次のページ >>

search(original)

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

37 人のユーザが現在オンラインです。 (2 人のユーザが お話検索 を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)