Re: とうせん坊

とうせん坊 についてのコメント&レビュー投稿
昔、一本足の高下駄を履き、松明を持ったとうせん坊という大男が村を暴れ回っていた。 彼が物心付いた時すでに両親は無く、北上川上流の小さな寺に預けられていたが、大柄で頭が足...…全文を見る

Re: とうせん坊

投稿者:Perenna 投稿日時 2019/7/2 21:58
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この昔話の出典と現地情報についてです。
アニメでは角川書店の「乱世に生きる(日本の民話08)」になっています。
ですが、1957年に出版された「岩手の民話」(未来社)にも同じ話が掲載されていますね。
「岩手の民話」の出典元は「吾妻むかし物語」と書かれています。
「吾妻むかし物語」は、昭和初期に出版された「南部叢書・第9冊」に収録されていました。(コマ番号12/348)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1179288/6

とうせん坊の預けられていた寺は「稗貫の高松寺」と書かれています。
この寺は跡地は現在では、岩根神社(花巻市高松13-45)になっているらしいです。
以下のホームページでは、高松寺は真言宗醍醐派の寺で明治維新のさいに廃仏毀釈のため岩根神社になったと書かれています。
http://www.ihatov.cc/mount/03.html

地図を見ると、岩根神社の隣に高松観世音堂があります。
おそらく、とうせん坊が願掛けをしたのは、この高松観世音堂なのではないかと思われます。
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