Re: とうせん坊

とうせん坊 についてのコメント&レビュー投稿
昔、一本足の高下駄を履き、松明を持ったとうせん坊という大男が村を暴れ回っていた。 彼が物心付いた時すでに両親は無く、北上川上流の小さな寺に預けられていたが、大柄で頭が足...…全文を見る

Re: とうせん坊

投稿者:Perenna 投稿日時 2021/11/5 23:25
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この昔話と似たような話で、「島の坊」というものがあります。
「日本の伝説42・岩手の伝説」によれば、以下のような話です。
「山田駅から関谷を経て、西に4.5キロほど行くと関口というところがある。昔、ここの窟(いわや)に島の坊という悪僧がいて、里人に乱暴狼藉を働いた。恐ろしいので誰も近づく者がなかったが、日頃の悪業に対する腹いせに、こっそりと窟に入り、鍋の中に大便をしておいた者があった。島の坊、烈火のごとく怒り、里に来て手当たりしだいに放火し、人を見ると片っ端から棒で打ちのめして歩いた。捕っ手が大勢差し向けられたが「それは筋違い・・・」と大口をあけ、わめめきながら暴れる。しかし、ついに力尽き、寄ってたかってなぶり殺しにされてしまった。
僧をこんな殺し方をして、と老人達が心配したとおり、それから浜にはピタリと漁がなくなり、海難も続いた。そこで、大島というところに捨て置いた島の坊の亡骸(なきがら)を大杉神社に移し、ねんごろに弔った。この大杉神社は、海の荒れを鎮める神、大漁の神として崇められている。」

大杉神社というのは、岩手県下閉伊郡山田町北浜町9-23にあるそうです。
地元の住人から鍋に糞をされて怒り狂うというところが、なんとなく共通しています。
以上、ご参考までにお知らせいたします。
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