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キーワード: 薬師 (1 ~ 9 件目を表示)
お話データベース
主人も猫も鶏も同じ年
...」とこれも感謝するのでした。こうして庄屋様に大事にされて、鶏も猫も長生きをしておりました。 ある年のこと。今まで元気だった庄屋様は寝込んでしまいました。その頃、一人の旅の坊様がこの村の近くを通りかかりました。夜になってしまったので、坊様は山の薬師堂で一夜を明かすこととしました。 しばらくして坊様が目を覚ますと、いつの間に来たのか年老いた一人の男が坊様の前に座っておりました。男は下村の庄屋様に飼われている鶏である、と坊様に告げました。坊様が驚いていると男はこう続けます。 庄屋様は今年で48歳にな...
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お不動さま
むかし、土佐の高岡に積善寺(しゃくぜんじ)というお寺があり、薬師様とお不動様が祀られておりました。お不動様は銘こそありませんでしたが、運慶の作と言われてお...は、その日のうちにお不動様を積善寺に返したそうです。そうして積善寺のお不動様は前と同じよう薬師堂に収まり、薬師様と共にいつまでも村人達を見守り続けたということです。 (投稿者: ニャコディ 投稿日時 2013-2-28 23:44)
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きつねの花嫁
昔、三河の国の宇頭(うとう)という所に、とんでもないイタズラ好きな与太郎という若者がいました。今日も、薬師様にお供えしてあった油揚げに釣り針を仕掛けて、キツネを釣るイタズラをしていました。 イタズラに手を焼いた母親は、嫁さえもらえば与太郎も落ち着くだろうと考え、村の鎮守様に「どうかせがれに良い嫁が来るように」とお願いしました。そのおかげか、村の庄屋さんの紹介で、与太郎にも隣村から器量よし(美人)の嫁さんが来ることになりました。 祝言(結婚式)の前日、与太郎は隣村との境にある川へやって来て、花嫁行列が...
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沼薬師如来
...も再び目が見えるようになった。 このことがあってから、村人は大木の芯の部分で薬師様を彫り、また残りの部分を使って小さな薬師堂を建てた。この薬師堂は沼薬師と呼ばれるようになり、これ以降、村では目の病だけではなく流行病もなくなって長生きする者が増えたという。 (投稿者: やっさん 投稿日時 2012-8-25 12:35)
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たにし長者
...えと怒ってしまう。ところが妹のほうは、水神さまの申し子ならきっと良いことがあるでしょう、と言ってたにしの嫁になることを承知した。 こうして長者の妹娘は夫婦と一緒に暮らして良く働いたので、夫婦もだいぶ楽になった。こうして1年が過ぎ、たにしと嫁は薬師さまのお祭りを見物しに出かけた。嫁は願掛けをしたいからと言って、たにしを田んぼのふちに置いて姿を消した。それを見ていた長者の姉娘はたにしの好きな餌をまき、たくさんのたにしが田んぼからやって来た。姉娘は次に「カラスでてこい、たにしやるぞ」と言うとたくさん...
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子どもたちと薬師さま
昔、ある村に薬師様がありました。村の人たちはたいそう大事にしておりました。子供たちはお堂のそばで、雪合戦などをして毎日遊んでおりました。その子たちの一人が権兵衛。 ある日、権兵衛の親父の甚兵衛さんが村の寄り合いに出て、村の世話役に選ばれました。上機嫌で薬師堂のそばを通りましたら扉が開いている。中をのぞくとなんとしたことか、薬師様の像がない。 権兵衛たちがお堂のそばで遊ぶうち、薬師様と一緒に遊ぼうという話になって、引っ張り出したのでした。遊ぶうちに日が暮れたのか薬師様は雪の中で置き去りになっていたので...
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蛸薬師
...経の巻物が出てきました。 善光自身にも一体どうした事かわかりませんでしたが、薬師如来様のしてくれた事と思い感謝しました。おかげで善光は母親にタコを食べさせることができ、病気もすっかり良くなりました。この薬師様はタコ薬師様と呼ばれ、今での多くの信心を集めています。 (紅子 2011-12-25 2:09)
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お坊さんとタコ
...坊さんがうまそうなタコを連れている事を知ると家の中に招き入れた。 お坊さんが薬師様にお経をあげている間、男は熱い風呂を用意し、嫌がるタコを投げ込もうとした。お経...現れて男にがっちり吸いついた。この謎のタコは、夕べお坊さんがお経をあげていたお薬師様で、悪い心を吸い取るために現れたのだ。 薬師様に悪い心を吸いとってもらった男は、すっかり心の優しい男になった。そしてお坊さんとタコの旅は、まだまだ続いた。 (紅子 2011-11-19 0:58)
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乳の薬師さま
...いった。 困り果てたおさよは、身体の願いなら何でも叶うという名古屋の東光寺の薬師様へお参りに行くことにした。東光寺までの道のりは遠く、いくつも峠を越えなければならなかったが、おさよは真夜中に毎日毎日通い続けた。 満願である二十一日目、おさよが薬師様に精根こめてお願いすると、自分の乳房がみるみる張ってくるのを感じた。大急ぎで家に...乳をしゃぶらせると沢山の乳が出て、赤ん坊は死を免れることができた。おさよ夫婦はお薬師様にいつまでも感謝した。 (紅子 2011-11-8 3:35)
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