笹無山

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昔、備前の国藤戸という寂しい漁村に漁師の親子が住んでおりました。息子の名は「与助」と言い、大変な孝行者でした。 平穏に暮らしていた親子でしたが、源平の合戦が激化して平家...…全文を見る

笹無山

投稿者:マルコ 投稿日時 2013/7/29 23:43
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笹無山
藤戸合戦で渡海先陣の偉効をたてた武将のかげで、名もない老母の嘆きをこの小山は秘めている。
船のない源氏は攻めあぐね、対岸の平氏の陣をみつめるのみであった。
佐々木盛綱は浜で思案していると、瀬戸の海を自分の庭のように熟知している浦の男にであった。
彼は老いた母と二人で暮らしていた。男は盛綱の求めに応じ、一条の浅瀬があることを教えた。
同行してくれれば褒美をとらすとの盛綱のことばを信じ、海中に入り目印の笹をたてながら先にたって案内した。
しかし彼は再び帰ってはこなかった。彼の口から浅瀬を他の武将に語られるのを恐れた盛綱は、無慈悲にも人知れず斬り捨て海中に沈めたのである。
このことを知った老母は半狂乱となり、佐々木と聞けば笹まで憎いと笹をむしり取り、恩を仇で返した盛綱の残酷なしうちをのろった。
老母の怨念が宿ったのか後の世まで、この小山には笹が繁ることはなかったという。
               藤戸史跡保存会(現地案内板より)
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