赤城と日光の戦いの舞台、

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昔々のずっと昔、赤城の神さまと日光の神さまは絶えず争っていた。戦(いくさ)の原因は、日光の中禅寺湖が満々と水をたたえているのに対し、赤城の山は岩だらけで、水が無かったか...…全文を見る

赤城と日光の戦いの舞台、

投稿者:ゲスト 投稿日時 2013/4/6 20:13
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日光観光ホームページより引用

戦場ガ原は、標高1400メートルの高地に広がる400ヘクタールの湿原である。周囲は東の男体山をはじめ、太郎山-たろうさん-、山王帽子山-さんのうぼうしやま-、三岳-みつだけ-などに囲まれ、中禅寺湖のほうから湯元へ抜ける国道120号が貫通している。
2万年前の戦場ガ原は、日光火山群の噴火でせき止められた湖だったといわれる。しかし、乾燥化や土砂の流入、さらには男体山の噴火による軽石流が流れ込んで、いまの湿原の姿に変わっていったという。

戦場ガ原の湿原は、オオアゼスゲ、ヌマガヤ、ワタスゲなどが生育する中間湿原がほとんどで、中央部の糠塚-ぬかずか-あたりにヒメミズゴケが多い高層湿原がわずかに分布している。そして湿原を囲むように、湯川と国道120号沿いには、カラマツ、ミズナラ、ハルニレ、ズミ、シラカンバなどの樹木が茂っている。
 春の遅い戦場ガ原で高山植物の花を楽しめるのは、だいたい6~8月。クロミノウグイスカグラから始まって、ワタスゲ、ズミ、レ ンゲツツジ、イブキトラノオ、カラマツソウ、ノハナショウブ、ホザキシモツケと続く。
 戦場ガ原は、野鳥の種類が多いのでも有名である。「戦場ガ原自然研究路」を歩いているだけでも、ズミなどの林でキビタキやホオジロ、湿原のなかにはノビタキやホオアカ、また湯川沿いではキセキレイやカワガラス、そして森林地帯ではアカゲラ、シジュウカラ、ウグイスなどが見られる。いずれも、戦場ガ原で5~7月ごろに繁殖する野鳥たちである。
 こうした自然の姿とともに、戦場ガ原は開拓地としての側面も持っている。昭和21(1946)年に入植が始まり、現在、国道120号の東側約80ヘクタールが開墾され、ダイコンや高原野菜栽培、イチゴや花などの育苗で農業が営まれている。冬は氷点下20度を下回る日もある戦場ガ原で、生活している人々がいることも記憶しておきたい。




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