こんな人間にだけはなりたくないな・・・。 鬼のつめ
投稿者:マルコ 投稿日時 2013/3/26 17:21
このお話に登場する強欲おばあみたいな人にはなりたくないですねぇ・・・。
このお話を見て思ったのですが、このおばあは正真正銘の「有財餓鬼」ですよね。
まんが日本昔ばなしでも時々登場する餓鬼とは?一体なんなのでしょうか?
「餓鬼」というのは、本来の意味としては、人間がこの世で行った「むさぼり」行為の報いとして、飢えや渇きの満ちた世界に落ちた者を言います。
餓鬼にも「無財餓鬼」と「有財餓鬼」という二つの種類があるそうです。
「無財餓鬼」の意味は皆さんもだいたいわかると思いますが、「有財餓鬼」とは?
飢えに苦しむ餓鬼の中で、物を食することのできる餓鬼。膿(うみ)・血などを食う小財餓鬼と、人の食い残しや、祭祀(さいし)などで捨てられた物を食う多財餓鬼とをいう。
もうひとつの意味は、物やお金がたくさんあるのにも関わらず、欲の皮をつっぱって、もっともっとお金が欲しいと、苦心している人のことを言うのだそうです。つまりは、守銭奴の人。
「九升坊」「くっついた欲の皮」「よくばり和尚」は「鬼の爪」と同じようなテーマのお話ですね。人生とお金・・・切っても切り離せない事柄について、利己心、欲望があまりに強すぎるとどうなってしまうのか?これらのお話を見て色々と考えさせられますね・・・。