Re: 辰子姫物語(『TATSUKO!』 “A Fashionable Dragon Girl”)

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昔、院内(いんない)の里に辰子という一人の娘がいた。辰子は野山を駆け巡り、自然にはぐくまれて育ち、やがて美しい娘になった。しかしそんな辰子は、まだ自分の美しさに気づいて...…全文を見る

Re: 辰子姫物語(『TATSUKO!』 “A Fashionable Dragon Girl”)

投稿者:神永野恵瑠 投稿日時 2012/9/10 10:00
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「ふき姫物語」もそうだったけど、「辰子“姫”物語」と言っても“お姫様”の位に就いている訳ではないのだな。  

“辰子”・・・杉井ギサブロー的には『悟空の大冒険』ですね!(嘘。あっちは“竜子”)
辰子姫と言えばその昔、森永製菓のハイソフトキャラメルのおまけカードに記されていた伝説抄話を思い出します。(抽選で“辰子姫のおまもり”が当たるキャンペーンもあったな)

馬郡美保子回の最高傑作じゃないですかね。
その、ぼうとした幽幻性や神秘性、華麗な色使い(この人の描く暖色は本当に温もりを、寒色は身を切られる冷たさを感じる。絵なのに)に思わずため息。
恐らく『まん昔』唯一のフルヌードシーンもいやらしさよりも美しさを感じる。

それにしても考えさせられる話。
自分がきれいでみっともなくて、じまんでかわいそうで、なつかしくていやなやつなのか・・・と、同じ辰子姫伝説を取り扱った斎藤隆介『おかめ・ひょっとこ』では辰子姫(ここでは“田ッ子様”)は葛藤のうちに、水鏡の様な田沢湖にその身を投じたが・・・。
禍々しい姿になっても永遠の自己満足の中で生きる事は本当に幸せなのか、そうでないのか・・・。

いずれにせよ・・・
「ヒデ、竜はかなしいかなしいなァ。」
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