病の為、二十歳で死んでしまった若い娘(分限者の娘? 権力者の娘だったのは覚えています)が「自分が死んだら(自分が好きだった)椿の根元に埋めて下さい。そこに咲いた花で難病に苦しむ人を助けましょう」と言い遺して世を去る。彼女の遺言を実行した乳母もまた、娘の後を追って入水した。
娘の思いが宿った椿は難病に苦しむ人々を救い、やがて椿の由来を知った人々は「二十歳で死んだ娘の遺した椿」として、この木を「二十原(はたちばら)の椿」と呼ぶようになった。
(投稿者: 黒田 投稿日時 2011-11-12 21:07 )
ナレーション | 常田富士男 |
出典 | 岡義重(未来社刊)より |
出典詳細 | 出雲の民話(日本の民話12),石塚尊俊、岡義重、小汀松之進,未来社,1958年09月15日,原題「二十原の椿」,原話「郷土の光」 |
場所について | 富田城跡(小那姫のいたお城) |
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