暗闇から牛 についてのコメント&レビュー投稿
二人の絵描きが、江戸に向かって旅をしている途中で、あまりきれいではない宿に泊まる事になった。 部屋で休んでいると、他の旅人と相部屋を頼まれ、狭い部屋に旅の商人も泊まるこ...…全文を見る

投稿ツリー
投稿者:マニアック 投稿日時 2011/11/15 20:00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 .4 .5 .6 |
この話、「一休さん」の一編にもありました。むこうは、闇夜にカラスでしたけど。
投票数:38 平均点:10.00

投稿者:ゲスト 投稿日時 2016/1/20 10:42
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし |
「暗がり(暗闇とも)から牛」は、辞書によれば「暗がりから牛を引き出す」の省略形だそうです。この場合の牛は黒毛和牛らしい。あるいは黒アンガス種と呼ばれている外来種かな。いずれにせよ黒い牛らしい。暗がりに黒い牛がいたらはっきり見えません。「物の区別がつかないたとえ」だそうです。
■もう1つ意味があって、「動作が鈍重ではきはきしないたとえ」としても使われるとのこと。「暗がりから牛」。たしかにモソッとしていて、なんだか切れのない感じですね。
■上方落語の「おたおたの太助」という噺(はなし)の中で使われていました。「…大工の左甚五郎という御方も、日頃はボォーツとしてなさったが、いざ仕事になると、皆を寄せ付けんはどの腕を見せたそうな。『暗闇から牛を引きずり出したような男』の方が、奥が深うて、値打ちのあるものじゃ」。なるほど。これは後者の意味でしょうね。そんな使い方をするものなのか。前者の意味で使われている事例は見つかりませんでした。
■なお、太宰治は「天狗」という文章…芭蕉と2人の門人の連句の感想文の中で次のように使っていました。「見事なものだ。滅茶苦茶だ。去来(きょらい)は、しすましたり、と内心ひとり、ほくほくだろうが、他の人は驚いたろう。まさに奇想天外、暗闇から牛である。仕末(しまつ)に困る。芭蕉も凡兆(ぼんちょう)も、あとをつづけるのが、もう、いやになったろう。それとも知らず、去来ひとりは得意である」。
■これは辞書には掲載されていない用法のように見えます。素人は、「瓢箪から駒」と勘違いしたのかと疑いたくなります。どんな意図で使ったのでしょうね。
http://blog.q-q.jp/201510/article_23.html
投票数:37 平均点:10.00

投稿者:ゲスト 投稿日時 2016/1/20 10:56
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし |
「江戸まで後、五里で~」と話の中ではありますが、どこになるのでしょうか?

明暦三年(1657年)の明暦の大火以降
 曲輪内の寺院を江戸郊外(市域の最外周部)に移転させるなど大規模な都市改造が行われた。郊外として挙げられているのは深川、浅草、駒込、目黒。それらの地点までは江戸御府内という考え方だろう。
 江戸は五里四方に拡大し深川、本所、浅草、駒込、小石川、小日向、牛込、四谷、赤坂、麻布、芝までが江戸に入ったが、古町が府内、それ以外を府外と呼んだ。
 また、市域の拡大で当初は江戸御府内の出入り口である四谷の大木戸よりも外側の内藤新宿(現在の新宿)も御府内に含まれた。
http://homepage2.nifty.com/kenkakusyoubai/zidai/edo.htm
投票数:38 平均点:10.00

投稿者:もんた 投稿日時 2020/3/29 17:05
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし |
まさに暗闇からぎょですね。
投票数:37 平均点:10.00

投稿者:Perenna 投稿日時 2020/4/19 22:08
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし |
この昔話と似たようなものが「周防・長門の民話・第二集」(未来社、松岡利夫編)にも収録されています。
「かきくらべ」という短い小咄です。

長州の絵描きと江戸の絵描きとが東海道の大井川の宿場で一緒になります。
二人でいろいろと自慢話をしていましたが、ひとつ絵のかきくらべをしようということになりました。
まず、江戸の絵描きが大名行列の絵をかきました。
行列が大井川からあがったところを描いたのですが、長州の絵描きに「行列の武士の足の毛がぬれていないのはおかしい」と難癖をつけられます。
こんどは長州の絵描きの番になりましたが、筆にたっぷりと墨をつけると、なにを思ったか紙に黒々と塗りたくり始めました。
江戸の絵描きが「これはいったいなんだ?」と質問すると、長州の絵描きは「闇夜に烏じゃよ」とうそぶいたそうです・・・

こういう話って、落語やとんち話が元ネタになっているのでしょうか?
投票数:38 平均点:10.00

投稿者:Perenna 投稿日時 2020/8/9 23:25
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし |
この昔話はそのまんまの話が、未来社の「埼玉の民話」に書かれています。
もちろん題名は「暗闇から牛」です。
ただ、ふたりの絵かきの名前は書かれていません。
また、アニメでは江戸から来た商人が「この白い点は、牛についた飯粒じゃ」と言っていますが、原作では「こりゃあな、まっ暗闇から、黒い牛が出てきたところだ」というところで終わっています。
伝承地は川越と書かれています。
ただ、このはなしをしてくださった常岡やすさんという人は、別に「ほうおうとえび」(所沢)という話もされています。
「えびの腰はなぜ曲がったか?」というような話です。
川越と所沢はちょうど北と南の位置にあるので、常岡さんはそのあいだの地域にお住まいの方なのでしょうか?
どちらにしても、全国的によく知られた話なので、埼玉県特有の昔話ではないと思います。
投票数:41 平均点:10.00

投稿者:吉兵衛どん 投稿日時 2021/9/27 21:27
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし |
宿の女中さん、いちばん忙しいであろう夕方の時間帯に面倒な客の相手をしなきゃいけないのは相当迷惑だねwご苦労さま。
投票数:30 平均点:10.00

  条件検索へ

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

62 人のユーザが現在オンラインです。 (10 人のユーザが レビュー&コメント投稿 を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)