御塚神社
鎮座地 いわき市三和町合戸字館下70
祭神 稲倉玉神(いなくらたまのかみ)
月夜見神(つくよみのかみ)
大山祇神(おおやまつみのかみ)
例祭日 九月一日前後の日曜
摂社・末社 天照皇大神・大山祇社
神殿は周囲を竹矢来で囲まれ、四方の入口に丸太造りの鳥居が各々配される。本殿石祠の内部には石仏がまつられている。
勧請年等は不詳だが、もとから大字合戸字駅地区が中心となり祭典を執行していたものといわれる。当時の駅地区は上・中・下組がそれぞれ獅子頭を有し、三組の「三匹獅子」が毎年御塚神社に獅子舞を奉納していたといわれる。しかし、天明の大飢饉に際し、下組の獅子頭は遠野へ、上組の獅子頭は浮屋地区へ所有が移転した。それ以来、現在の形態での祭典が続いているといわれている。
獅子舞を奉納する個所は、御塚神社の他集落内の社寺(山ノ神…仁井宿地内、観音祭・地蔵様…浮屋地区)と霊峰水石山・閼伽井嶽である。神域は樹齢百年前後の杉と樅の森であり、好間川左岸の「舘ノ山」海抜三三〇メートル、丘陵山頂部に位置する。中世域館合戸館跡の中にある。
なお、御塚神社というのは、元来、「湯殿山御塚権現」のことである。
=いわきの鎮守様=
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