Re: かたみの人形

かたみの人形 についてのコメント&レビュー投稿
昔、栃木県烏山(からすやま)にちかい木須川のほとりに住む長者には、一人娘がいました。女房に先立たれた長者は、残された娘を大切に育て、村でも評判の美しい娘になりました。 ...…全文を見る

Re: かたみの人形

投稿者:日清皿太夫 投稿日時 2021/10/21 12:24
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 豪華な絵本のような馬郡美保子さんの画の調子も手伝って安珍清姫の娘かと思ったり。捨てられた母の形見に竜が宿っていたということは、母は竜だったのか。人形に宿った悪霊というお話もどこかで聴いたな。

 憂鬱質な人が懸命に明るく振る舞うような作風で、前年の映画『エクスカリバー』から乱入して来たような山賊たちの出で立ちのなんという馴染まなさ。音楽もいつもは聴かないループミュージックを使い、うわべは楽しいけれど異質感が強く、起承転結皆無な上、バッサリ切られる。穏やかな村に全く溶け込めない存在だから娘を見初めても腕づく、力づくで、言葉が通じても意思疎通がはかれない。ただ危害をまき散らさなければ受け入れてもらえたかも知れない?華やかでポップで、しかし非常に真面目で内省的な作品と思いました。

 そういえば文芸を担当した「漉田実」は杉井ギサブローDの変名。旅先から絵コンテを送っていたという放浪期の終わり頃の作品でしょうか。『銀河鉄道の夜』で全編を覆っていた猛烈な孤独感に似たものがあります。
投票数:13 平均点:10.00

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