むりどん についてのコメント&レビュー投稿
むかし、埼玉のある村のはずれに、杉の木の皮で屋根を葺いた古い一軒屋があった。その家には、おじいさんとおばあさんが二人きりで住んでいた。 ある日のこと、山から腹を空かせた...…全文を見る

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投稿者:シメジ 投稿日時 2015/6/23 7:28
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似たような内容で[ふるやのもり]というのも日本昔ばなしでありましたね
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2016/1/20 9:40
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《グンマを話そう》 むりどん
 ある昔、おじいさんとおばあさんが雨漏りのする古屋に住んでいた。 おじいさんんが「世の中で一番怖いものはオオカミだな」と言うと、おばあさんは「いや、むりどんが一番怖いよ」と言った。 この話を家の外で盗み聞きしたオオカミは、「おれさまより怖いむりどんって、何様だ!」と思わずうなってしまった。 この声に驚いたおじいさんは馬小屋にいた馬に乗って一目散に逃げ回った。
 おじいさんは、食われるのはいやだと思いっきり馬にしがみつたが、それは馬ではなくてオオカミだった。 オオカミにしてみれば、いきなり背中に何かが力一杯取り付いて離れない、「これがあの恐ろしいむりどんか!」と必死に逃げ回った。 おじいさんは馬ではなくて狼だった事に気がつき、お諏訪さまのお堂の中へ逃げ込んだ。
 オオカミは山の獣を集めて「おれよりキツイむりどんがお堂の中に入る。だれか調べて来い」と言った。 くじ引きの結果、弱虫のサルが見に行くことになった。 当時のサルは尻尾が長かったのでおそるおそる尻尾をお堂の中に入れてみた。 お堂の中にいたおじいさんは驚いてこの尻尾を思いっきり引っ張った。 驚いたサルが大声で「ギャ~!」と叫んだので、獣はみんな逃げてしまった。 尻尾が抜けないサルは、真っ赤な顔になりながらありったけの力をこめて尻尾をもいで逃げていった。
 これ以来、サルの顔は赤く・尻尾は短くなった。
http://yamada.sailog.jp/weblog/2013/07/post-41ea.html
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2016/1/20 9:46
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むりどん   話者: 清水 こと  再話: 井田 安雄(群馬県新田郡藪塚)S52

むかあしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがあったと。 住んでいる家はもう古くなって、雨の降るときはポタンポタン雨漏りがしていたんだと。

ある夜、おじいさんがおばあさんに、 「世の中で、なんていったって、一番怖い物はオオカミだな」というとおばあさんは 「オオカミも怖いけどおじいさん、わしゃむりどんが一番怖いよ」おじいさんも 「そうだな、こんな時はむりどんのほうが怖いかもしれないな」と話していたんだと。

そのとき、やまのオオカミがおじいさんの飼っている馬を食おうと、家の外に来ていたが この話を聞いて 「俺が一番強いと思っていたが、俺より怖い物がこの世にいるのか。いったいむりどんってなんだろう」と独り言を言って思わずウオーと吠えたんだと。

家の中のおじいさんは、オオカミの声を聞いて、たまげて大声を上げて、馬に飛び乗ってにげだしたんだと。

だが、お爺さんの乗ったのは馬ではなくて、ほんとはオオカミだったのさ。オオカミはたまげてしまったよ、自分の背中に乗り、首っ玉をしっかり押さえられたので、これは、てっきり自分より怖いむりどんに違いない。とって食われれてはたまらないと思って夢中で駆けだしたんだと。

おじいさんはおじいさんで、振り落とされちゃあ困ると思って、首っ玉に思いっきりの力でしがみついたんだと。オオカミは、首を絞められるんで、食われちゃ困ると背中のむりどんを振り落とそう、振り落とそうと、やたらに駆け回ったんだと。

さんざ山の中を駆けたあげく、夜明け近くなって、お爺さんがのっていた、馬をよく見ると、それがオオカミだったので、お爺さんは、また、たまげて 「ウワアー」と大声をだして、しがみついた手を離して背中から飛び降りたんだって。 オオカミはオオカミできつかった首が楽になり、むりどんを背中から落とせたので一安心、やっとの事で助かったと思って、あとも見ずに山の中に逃げていったとさ。
http://ecotourism.or.jp/kusatsu-fo/archives/2009/20091106ousen.html
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2016/1/20 9:58
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むりどん  (千葉県市川市 本塩 地区)
収載資料名:市川のむかし話 続・市川のむかし話 改訂新版
「茅葺き屋根、雨もり、さし茅、とらおおかみ、村はずれのぶっくれうち(やぶれた家)」
http://opac.city.ichikawa.chiba.jp/cgi/search500.cgi?CHIKU=%96%7B%89%96

市川市にも「むりどん」のお話はあるようです。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2016/1/20 10:09
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埼玉県(特に秩父地方)では、狼信仰が盛んです。
原作は別にあり、埼玉県で根付いたものと思います。

狼信仰とは
奥多摩や秩父を中心に狼信仰の神社が全国的に存在します。
御利益としては、火難・盗難除け、安産など。狼が火を嫌うことから火難、子どもを沢山産むことから安産などの御利益があるとも言われています。
また、今からおよそ百年前、狼が山に生息していた時代は、田畑を荒らす鹿や猪を狼が食べてくれていたことから豊穣の神様として敬い、身近な存在であったことから「お犬さま」と呼んで慕っていました。その反面、子どもや女性が食べられてしまうなど、恐ろしさも抱きながら、当時の人々は共存していたようです。
それは、地域の民話や伝承、狼が絶滅してしまった今も伝わる農村部の人々の暮らしに根付く信仰心、現在にも細々と存在し続ける狼信仰の存在から知ることが出来ます。
http://ookami-project.jimdo.com/history/%E7%8B%BC%E4%BF%A1%E4%BB%B0%E3%81%A8%E3%81%AF/
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2019/7/16 22:39
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既に出ていますが、類似の話でむりどんと古家のもりを加えてもよろしいかと思います。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2020/5/9 17:50
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あらすじで、更にはの所が更にあになっていますよ。訂正願います
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ご指摘ありがとうございました。該当箇所を訂正しました。(2020/5/9)
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