Re: 福ねずみ

福ねずみ についてのコメント&レビュー投稿
むかしある所に、貧しいが正直者の爺さんが住んでおった。 ある年の大晦日の夜、爺さんは来年こそは良い暮らしができるよう神様に祈った。そうしてその夜、爺さんは夢の中で自分を...…全文を見る

Re: 福ねずみ

投稿者:Perenna 投稿日時 2018/12/21 23:23
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「愚翁道話」(明治41年)という本に、この昔話と似たようなお話が掲載されています。(コマ番号55/184)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/758749/55?tocOpened=1

「白鼠
或所に老夫婦暮で居た處、鼠が荒れて悪さをなし、逐うても威しても防禦ができないから、婆の考で升落しを掛けて置いた處が、姑くするとガタリと音がした。ソレ爺さん堕ちたと云ふと同時に爺が行て見ると、よい塩梅に落てゐる。婆やどうするのかと云ふと、浮かり開けると逃げるから能く押へて上下へと充分振廻し目を廻したら逃ることはなるまいと婆に教へられ、精出して振廻し、最うよからうと升を開けて見たれば、コレ婆や白鼠ぢや、ヱゝー白鼠ぢやと飛で行き、眞に白鼠ぢや、マアマア悪いことをした、白鼠は大黒様のお使者で金の神さまぢや、爺さんお詫言を言はしやれ、ヲーそうぢやそうぢや、婆や、とうがらし水を持て来よ、サア白鼠さま水をお上り下されませ、白鼠さまと存じますれば此やうな事は致しませなんだに、黒鼠とばかり存じて振廻しました、悪い事を致しました、どうぞ御堪忍なされて下さりませ、と云内に水を飲み尾を動かし、眼玉をパチパチさす故、ヤレ嬉しや御蘇生ぢや、白鼠様、罰の當りませぬやう、大黒様へお詫を成されて下さりませと、夫婦手を合せて拝み見て居る内に、ブルブルと身震ひをすると、眞黒な鼠になつてチヨロチヨロと逃げて仕舞つた。エエー黒鼠であつた、ハテ変な事ぢやと能々考へて見れば、先達てのことお佛へ上げる鏡餅の粉を轢いた時、餘つた粉を枡に入れて置いた故、枡の中で十分振廻されて、白粉に塗れた者ぢやと初めて気が付き、ヱゝ化粧をした白鼠であつたと爺婆が笑つたと云ふことである。」

日本の昔話では、ねずみは大黒様のお使いなので、人間に福をもたらしたり、地下の住みかに小判や宝をたくさん隠していると信じられていたみたいですね。
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