この昔話は、「南蒲原郡昔話集」(昭和18年)に収録されている「バロンの化物」が、どうやら元ネタらしいです。(コマ番号61/112)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1062595/61?tocOpened=1化け物の大入道が「バロン、バロン」としきりに鳴くので、怖いもの知らずの父ッつァまが「さぁ負(ば)ろんなら負(ば)りれ」と言って、背中におぶって家まで戻ってくると、化け物は翌朝には金銀になっていたという話です。
カケスさんがおっしゃっているように「バロン」とは、新潟弁で「おぶさりたい」という意味らしいですね。
「雨んぶちおばけ」とも確かに話が似ていますが、このふたつの昔話がどのような関係にあるのか気になるところですね。