Re: 地蔵さんのことば
投稿者:Perenna 投稿日時 2018/11/23 22:01
「しょたん」という屋号は方言だとしても、なんだか日本語らしくなくて、ずいぶんと奇妙な名前だとつくづく思います。
屋久島についてネットで調べてみたのですが、このお話の採録地である「屋久町尾之間」は、江戸時代にイタリアからやってきたシドッチという宣教師の上陸地の近くらしいですね。
ジョバンニ・バチスタ・シドッチは、1708年10月に屋久島の小島恋泊の南、唐の浦(浦崎)に上陸しました。
なんとなく、このシドッチの「ジョバンニ」という名前から「しょたん」という屋号が導き出されたのではないでしょうか?
また、主人公が「バクチ打ち」というのも、ひょっとしたら「バチスタ」の訛りから連想されたのかもしれません。