長者原公園
この辺りは、長者ケ原とか八幡原とか呼ばれ、一面芝に覆われていたが、現在は公園になっている。ここは戦国時代の居館跡で、土塁に囲まれ、その一部が今、わずかに残っている。この土塁に大典記念に植えられた桜が今は大木になり、花見に恰好の場所となっている。また、この芝原には、オキナグサ(チゴチゴ)がたくさん生えていて、子どもたちがよく採りに行ったという。また、明治のころには競馬も行われたとのことである。ここは、戦国の時代(天文年間)、武田の家臣の城伊庵(じょういあん)という人が、館を構え水堰(野村区の湧水)の水をここまで引いてきたというから、たいへん勢力があったと思われる。
えびの子水苑
えびの子水苑は、吉田区ふるさとづくり推進会議によって、従来のえびの子池を昭和55年から3年をかけて造りかえたものである。東西約120メートル、南北約100メートルの池で、池の島には、遊歩橋がかけられ、そのわきには、東屋やベンチが設けられている。住宅化が進む吉田にあって、格好の区民の憩いの場となっている。
http://www.city.shiojiri.nagano.jp/tanoshimu/manabinomichi/gakusyugaide/zenkojikaido.html善光寺街道 2011年10月1日(北国西街道)