Re: あとかくしの雪

あとかくしの雪 についてのコメント&レビュー投稿
昔、ある所に貧しい村がありました。この村近くの山が三年程前に噴火したので、火山灰の被害により作物がとれなくなっていたのです。 ある時、この村に、お腹ぺこぺこの旅人がやっ...…全文を見る

Re: あとかくしの雪

投稿者:もみじ 投稿日時 2012/8/27 14:22
今読んでいる「ガイドブック日本の民話」という本の中に、このお話についての解説がありました。内容は少し違いましたが、これはいわゆる大師講(だいしこう)、弘法大師の逸話系のお話として分類されているようです。旅人=弘法大師で、弘法大師がその真心にうたれて雪を降らせた…という感じですかね。
話の細部は各地に伝わるものによって異なっているようですが、大体が貧しいお婆さんが出てくるそうです。

一部抜粋して記載しますね。<ガイドブック日本の民話 跡かくしの雪>より

 大根を盗むのは多くの場合まずしい婆さんですが、ときには旅の坊さんが盗むと語られているものもあります。いずれの場合でも足が不自由で、雪の上の足跡がすぐにわかるので、雪を降らして消したと語られています。足が不自由という点が山の神の一つの特徴で、この伝説はもとは山の神の来臨を意味したものだとも言われています。それがお大師様の功徳を語る話になったのは、仏教の普及後のことだとも考えられます。
 現在の私たちの心を強く惹きつけるのは、やむにやまれず大根を盗んできた婆さんの足跡を雪が消していくという、この話を伝えてきた人々の心のあたたかさです。

――――――抜粋終了――――――

キジも鳴かずば…という話があることを考えれば、
個人的には、実際は、盗まれた側もわかってたんじゃないかなと思います。

でも自分が許したら本当に泥棒する奴が増えちゃうから、
「足跡が消えたので、わかりませんでした(`・ω・´)*(貴女の行いを私は許しましょう。)」

という結論にしたんじゃないかと。(・ω・)
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