Re: 恩田の初連

恩田の初連 についてのコメント&レビュー投稿
昔、愛知県の刈谷市恩田町は広い原野で、ところどころに小さな林がありました。 その中でも一番大きな竹林には、初連という立派な白狐が住んでいて、この辺りのリーダーでした。初...…全文を見る

Re: 恩田の初連

投稿者:Perenna 投稿日時 2021/8/7 3:24
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この昔話は、「ふるさとの民話1・愛知県の民話」(偕成社)にも紹介されています。
初連ギツネがなぜ嫁入り行列に化けて、風呂で三浦侯に嫁ぐ予定の奥州のある大名のお姫さまに扮して、風呂でバチャバチャ、ザワザワ、ショワショワしたのか?という理由は、次のように書かれています。
「あるとき、幽石おしょうは、だいじにしとった文福茶がまを、三浦侯に献上した。そこで、三浦侯が、たびたび恩田をたずねられるようになったが、そのたびにけらいたちが、初連のすむキツネあなをのぞいては、子ギツネにいたずらしたんやそうな。それで初連は、なにかあったら、三浦侯にそのうらみをはらしたいとおもうとったんやろうと。」
そんな初連ギツネも、根っからの悪いキツネではなかったので、刈谷城主の三浦侯の国替え以後は、箱根に住みついて、「三浦侯の行列がとおるときには、金銀にそめわけたつなを道すじにはって、行列のぶじをいのった」とも書かれています。
偕成社の本は、1978年7月が初版です。
このアニメは、「あいちのむかしばなし1」(1976年初版)か、偕成社の本をもとにしているような気がしたりしますね。
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