Re: 箸墓

箸墓 についてのコメント&レビュー投稿
昔、奈良県三輪の箸中村というところに、箸中長者という長者がいました。ここで作る酒は大変おいしく、造れば造るだけ売れて、毎日たくさんの小判が長者の家に集まりました。 長者...…全文を見る

Re: 箸墓

投稿者:Perenna 投稿日時 2021/4/10 0:14
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この昔話と似たような話で「諸越(もろこし)長者の箸塚」というものがあります。
「日本の伝説8・大阪の伝説」(角川書店)には、「河内長野駅のすぐ東を石川が流れているが、これを渡ってすぐ東北の山手に諸越長者の箸塚というものがある。」と書かれています。
この長者は栄耀栄華の限りをつくし、ぜいたくにも飽きていたので、貧しい人たちのように気ままに暮らしてみたいと望んでいました。
ある時、訪ねてきた旅の僧から「貧しい身の上になりたければ、毎朝一家で使った箸を屋敷の外に捨てるようにせよ。その捨てた箸が大きな塚になったときに、そなたの望みはかなえられるであろう」と言われます。
長者はその教えを守り、箸を一ヶ所に捨て続けたところ、十数年後には大きな箸の塚ができました。
その後、長者は無一文となり、住む屋敷もなく、衣食もままならぬ身の上となり、ついには餓死してしまったということです。
奈良県の箸墓とは、なにか関連があるのでしょうかね?
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