Re: みそ豆ばなし

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昔々、二人の武者修業の若い侍がある山の麓まで辿り着いた時、麓の茶屋の娘に打ち水をかけられてしまう。この仕打ちに二人は腹を立てるも、その娘のあまりの美しさに二人は服を濡ら...…全文を見る

Re: みそ豆ばなし

投稿者:Perenna 投稿日時 2020/10/4 4:30
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この昔話で語られている「味噌豆」についてなのですが・・・
原作の「茨城の民話・第二集」では、次のように書かれています。
「むかし、ある夕方、ふたりの武者修行の若い侍が、山のふもとまでたどりつきました。
「これからこの山を越えなければならない。ちょうどよいあんばいにここに豆腐屋があるから、茶でもいっぱい飲んでゆくか」
「うん、そうしよう。おれもくたびれた」と、二人は、「茶をよばれたい」と縁がわに腰をおろしました。
そのとき、この家の美しい娘がお茶と一緒に味噌豆を出してくれました。
味噌豆とは、味噌をたくときの大豆をやわらかく水で煮たものをいいます。」
また、「二人はおいしい煮豆をどっさりよばれながらお茶を飲んで、疲れもとれて出発しました」とも書かれています。
その後、二人は娘の年齢について「はたちだ」「いや、十九」だと言い争って喧嘩になり、「戻っていってあの娘に年を聞いてみよう」ということで、山のふもとの豆腐屋まで戻ってきます。
豆腐屋のおやじさんは、わけを聞いて、「なあんだ、そんな言いわけをしながら、娘の顔が見たいばっかりに戻ってきたんだな」と思いましたが、世なれた商人だったので、娘にお茶と豆の煮たものを持ってこさせて給仕させました。
店の主人は「へ、どうもおかしな話ですが、うちの娘は節分の晩のちょうど十二時から一時になる間に生まれたもんですから、十九でもなければ、二十でもない、十九と二十のあいのこでやんす。」と言って、二人の若侍を納得させます。
豆腐屋の主人もそのように主張しますし、美しい娘もそつなく応待したものですから、若侍たちは満足して、また山道を登っていきました・・・
最後に昔から言われていることとして「味噌豆は三里や四里戻っても食うもんだ」というオチが書かれています。
この昔話で言いたいことは、とにかく味噌豆、豆腐屋、煮豆、節分、といった、水戸納豆がらみの豆づくし(?)のように思われます(笑)
アニメでは下唇おじさんが若い娘に変装して、武者修行中の侍をだましているので、たしかに面白みや奇抜さや滑稽さもあって楽しめます。
でも原作の民話では、それほどひねりもきいていませんし、味噌豆のことわざにこじつけたような話みたいな気がしますし、それほどたいした昔話ではないと思ったりしますね(笑)
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