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No.0080
あかんぼうになったおばあさん
赤ん坊になったお婆さん
高ヒット
放送回:0048-B  放送日:1976年09月04日(昭和51年09月04日)
演出:小林三男  文芸:境のぶひろ  美術:青木稔  作画:高橋信也
九州地方 / 山梨県 ) 52822hit
あらすじ

昔ある所に、たいそう年を取ったじい様とばあ様が住んでいました。

ある日、山へ薪(たきぎ)を取りに行ったじい様は、キノコの好きなばあ様のために、山のキノコを取って来ようと思いつきます。ところがじい様は、キノコを探している内に山の中で道に迷ってしまいました。

山の中をさまよう内に、じい様は小さな泉を見つけました。喉が渇いていたじい様がさっそく一口飲んでみると、じい様はどんどん若返っていきました。なんとそれは「若返りの泉」だったのです。

若者になって帰ってきたじい様を見て、ばあ様はびっくり仰天。ばあ様は、明日には自分も泉の水を飲んで若返る事を楽しみにして、その晩は眠りました。そして翌朝一番に起き出して、一人で若返りの泉に向けて出発しました。

じい様は、若返ったばあ様が帰るのを楽しみに待っていましたが、夕方になってもなかなか帰ってきません。心配したじい様が泉まで迎えに行くと、裸の赤ん坊がオギャーオギャーと泣いていました。ばあ様は、たらふく水を飲みすぎたため若返りすぎてしまったのです。

赤ん坊になったばあ様を抱いたじい様は、へなへなとその場に座り込んでしまいました。

(紅子 2011-10-30 0:05)


ナレーション市原悦子
出典(表記なし)
DVD情報DVD-BOX第10集(DVD第50巻)
VHS情報VHS-BOX第4集(VHS第40巻)
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追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第11巻-第052話(発刊日:1977年1月10日)/童音社BOX絵本_第15巻(発刊日不明:1970~1980年頃)/国際情報社BOX絵本パート1-第013巻(発刊日:1980年かも)/二見書房まんが日本昔ばなし第13巻-第52話(発刊日:2006年8月8日)/講談社テレビ名作えほん第016巻(発刊日:1977年12月)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説によると「山梨地方の昔ばなし」
童音社の絵本より絵本巻頭の解説(民話研究家 萩坂昇)によると「九州地方の昔ばなし」
国際情報社の絵本より水は、私たちのふだんの生活と深いかかわりをもったものですが、人間の意志を越えて洪水という狂暴な”神”になったり、時には意地悪に”水止め”の日照りをもたらすこともあり、水神としての対象になってきました。一方、私たちは、”不老長寿”に対するあくなき願望をもっています。この二つが結びついたのが、この話です。ここで、面白いのは、若返りの水を飲みすぎたおばあさんが、赤ん坊にまでさか上ってしまう点です。女性の、若くありたいという願望の強さを下敷きにしてみると、そこに”業”というものを感じとることができます。(山梨地方の昔ばなし)
講談社の300より書籍には地名の明記はない
レコードの解説よりLPレコードの解説によると「山梨地方の昔ばなし」
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※掲載情報は 2011/10/30 0:05 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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