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No.0007
ぶんぶくちゃがま
ぶんぶく茶釜
高ヒット
放送回:0004-A  放送日:1975年01月28日(昭和50年01月28日)
演出:星山博之  文芸:星山博之  美術:椋尾篁  作画:菊田武勝
写真あり / 群馬県 ) 230072hit
あらすじ

和尚さんが古い茶釜を買ってきて、お湯を沸かそうと火にかけたところ、茶釜が「熱い!」と悲鳴をあげた。気味悪がった和尚さんは、古道具屋にただで譲った。

古道具屋は家に持って帰って、その茶釜がタヌキが化けたものだと知る。タヌキはその姿のまま元に戻れなくなってしまったというので、古道具屋はタヌキの言われたままに見せ物小屋を作ってやり、分福茶釜と銘打って見せ物をしてたくさんのお金を稼いだ。

やがてタヌキは病気を患い、茶釜の姿のまま死んでしまった。古道具屋は茶釜をお寺に運んで供養してもらった。その茶釜は茂林寺に今も伝えられているという。

(稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 14:35 )


参考URL(1)
http://www7.plala.or.jp/morin/index.html
ナレーション常田富士男
出典(表記なし)
現地・関連お話に関する現地関連情報はこちら
場所について群馬県の茂林寺
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地図:群馬県の茂林寺
追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第8巻-第036話(発刊日:1976年9月20日)/童音社BOX絵本_第41巻(発刊日不明:1970~1980年頃)/国際情報社BOX絵本パート1-第056巻(発刊日:1980年かも)/二見書房まんが日本昔ばなし第14巻-第53話(発刊日:2006年8月30日)/講談社デラックス版まんが日本昔ばなし第10巻(絵本発刊日:1984年10月15日)/講談社テレビ名作えほん第007巻(発刊日:1977年8月)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説によると「群馬県の昔ばなし」
童音社の絵本より絵本巻頭の解説(民話研究家 萩坂昇)によると「群馬県の昔ばなし」
講談社のデラックス版絵本より人を化かすのが得意なのに、茶がまに化けて元の姿に戻れなくなってしまうとは、なんとも間の抜けたたぬきなのでしょう。そこが、人々に愛されるゆえんでもあります。この「ぶんぶく茶がま」は群馬県館林市にある茂林寺に伝わる話で、「くめどもつきぬ茶をわかし、やがて手がはえ足がはえ、そしてうかれて踊りだす。たぬきの化けたこの茶がま…」と書かれており、ぶんぶく茶がまは、今もここに大切に保存されています。“ぶんぶく”とは福を分け与えるとうい意味の“分福”であるとか、湯の湧く音であるとか、いろいろな説があります。(群馬地方の昔ばなし)
講談社の300より書籍によると「群馬県のお話」
レコードの解説よりLPレコードの解説によると「群馬地方の昔ばなし」
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※掲載情報は 2012/8/14 14:34 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
9件表示 (全9件)
匿名希望。  投稿日時 2021/10/4 10:41
旧作の分福茶釜は、タヌキが死んじゃう悲しい結末だったけど。
リメイク版は、お寺を開放して見世物をやったら賑わってハッピーエンドになった。
ゲスト  投稿日時 2019/7/9 21:03
4歳の娘が必ず目に涙をいっぱいにする話。
ヒゲオヤジ  投稿日時 2019/5/8 11:51
先日、前から気になっていた茂林寺へ行って来ました。分福茶釜の話は知っていましたが、行ったことはなく
境内に入ると、沢山の狸の彫像(焼き物)が並んでいて、ユーモアたっぷりの境内でした、
アザヴ  投稿日時 2018/12/16 20:16 | 最終変更
このバージョンのぶんぶく茶釜のあらすじの「ぶん」の字は、「分」ではなくて「文」じゃないの?
__
「分福」と「文福」の両方の表記があるようで、どちらが正しい、間違っているということではないようです。ちなみに茂林寺の公式ページでは「分福」となっていますね。(2018/12/17)
はなののののはな  投稿日時 2018/8/5 11:04
子どもの頃読んでもらったか見せてもらったかして、分福茶釜のたぬきさんが大好きだったのを覚えています。ぶんぶくという語感も好きです。最近あまり物語として聞きませんが、アニメは最後二通りあるのですね。茶釜なんて言葉も、最近聞きませんね。
二通り両方をbsなんかで再放送してほしいですね。
ゲスト  投稿日時 2017/8/26 15:20
星山氏の手によって古道具屋と落ちこぼれ狸の愛の物語になってしまっていてこの番組の間口の広さを感じる
泣いてしまった…
水田望弥  投稿日時 2017/1/18 21:58
面白いです
beniko  投稿日時 2012/6/20 2:44 | 最終変更
この初期のぶんぶく茶釜(No.0007)は、最後は死んでしまいます。働きすぎで無理がたたったのか、化け続けている生活が負担だったのか、最後は体力が衰えて死んでいきます。
ちなみに、死なない版の茶釜狸は、平成時代の分福茶釜(No.1162)の方です。
ゲスト  投稿日時 2012/6/20 0:19
偶然ですが別な昔話のアニメのDVDを見たところ
内容が同じで狸が亡くなっていました。

もしかしたら、かつては茶釜が寺にあることにするため
亡くなってしまう話にされていたのかもしれません。
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