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No.0050
かもとりごんべえ
かもとりごんべえ
高ヒット
放送回:0028-B  放送日:1976年04月17日(昭和51年04月17日)
演出:小華和ためお  文芸:沖島勲  美術:宮野隆  作画:金沢比呂司
熊本県 ) 111659hit
あらすじ

かもとりごんべえという鉄砲撃ちが、一度に百羽のカモを捕まえようと、冬の氷のはった池に行って、凍り付いたカモ一羽一羽に縄を掛けていった。そうして九十九羽のカモを生け捕りにしたが、朝になって太陽が出ると、凍ったカモが目を覚まして一斉に空に飛び立った。

ごんべえは必死につかまっていたが、やがて力尽きてまっさかさまに落ちてしまう。そこは粟畑で、しばらくそこで働くことになった。しかしある日、大きな実がなっている粟の茎に鎌を入れたところ、茎が勢いよく跳ねて、ごんべえをふっとばしてしまった。畑を越え、山を越え、落ちたところは見知らぬ町だった。

しばらく町の傘屋で働くことになったごんべえは、ある日、傘を庭に干している時に吹いてきた突風に煽られて傘ごと飛ばされてしまった。ごんべえが風に舞っていると、特別大きな風が吹いて傘が木っ端微塵になってしまい、池の中に落ちた。

そこはごんべえが住んでいた裏山の池だった。池から出てきたごんべえはももひきの中にどじょうが百匹入っているのに気がつき大喜びした。

(稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 5:44 )


ナレーション市原悦子
出典(表記なし)
DVD情報DVD-BOX第3集(DVD第13巻)
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追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第3巻-第015話(発刊日:1976年6月25日)/童音社BOX絵本_第10巻(発刊日不明:1970~1980年頃)/国際情報社BOX絵本パート1-第052巻(発刊日:1980年かも)/二見書房まんが日本昔ばなし第1巻-第04話(発刊日:2005年10月17日)/講談社デラックス版まんが日本昔ばなし第22巻(絵本発刊日:1985年01月15日)/講談社テレビ名作えほん第007巻(発刊日:1977年8月)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説によると「熊本地方の昔ばなし」
童音社の絵本より絵本巻頭の解説(民話研究家 萩坂昇)によると「九州地方の昔ばなし」
講談社のデラックス版絵本より怠け者で、いつも一度にどっさり獲物を手に入れる方法はないかと考えている男の冒険物語です。カモを一度に百羽も捕ろうとして、カモにひっぱられて空に舞い上がってしまったり、どっさり実をつけた粟を採ろうとして、粟の茎にはじき飛ばされたり…、大きな収穫をもくろんでは失敗ばかり。でも底抜けに明るい権兵衛さんの行動に、周りの人たちもたしなめるどころか、楽しんでいるようです。空を飛んでは知らない土地にどすんと降り立つ権兵衛さんは、庶民のあこがれの人物像だったのかもしれません。(熊本地方の昔ばなし)
講談社の300より書籍には地名の明記はない
レコードの解説よりLPレコードの解説によると「熊本地方の昔ばなし」
このお話の評価6.4286 6.43 (投票数 7) ⇒投票する
※掲載情報は 2012/8/14 5:45 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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taneugene934  投稿日時 2021/10/1 21:07
一つだけ確かなことがあります。彼は素晴らしいアイデアから最速のフライトを作る方法を確実に知っています。
ゲスト  投稿日時 2018/10/15 14:50
いつの時代も、明るいおバカはいるもんですね。
モデルになった人がいたとしても、愛されるおバカだったんだろうな〜。
ゲスト  投稿日時 2018/10/14 19:00
風が吹けば桶屋が儲かる話ですね。
ゲスト  投稿日時 2016/1/25 21:47
話がぶっ飛んでるなあ....
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