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No.0403
かぐまのちからいし
かぐまのちから石
高ヒット
放送回:0252-B  放送日:1980年08月30日(昭和55年08月30日)
演出:若林常夫  文芸:久貴千賀子  美術:亀崎経史  作画:若林常夫
栃木県 ) 33481hit
あらすじ

昔、栃木県の小木須(こぎす)という山の中に、一人の木こりのお爺さんとアカという名の犬が仲良く暮らしていた。アカは、お爺さんと一緒に山へ薪(たきぎ)を取りに行く時も、町に売りに行く時もいつも一緒だった。

ある日、山道の藪の中で、一頭の熊が怪我をして動けないでいた。可哀そうに思ったお爺さんは、傷の手当てをしたり餌を運んだしてせっせと世話をした。おかげで熊はすっかり元気になり、アカと一緒にお爺さんの手伝いをするようになった。

やがて何年かして、お爺さんはめっきり年をとり、やがて亡くなってしまった。残されたアカと熊は、お爺さんの墓の前から離れず餌もとらずに座り続け、数日後にアカはお爺さんの後を追うように息を引き取った。アカが死ぬと、熊は山の木立の中に立ち去っていった。

その後、お爺さんの家に近い坂の登り口に、熊の形に良く似た大きな石が現れた。この石に荷車の後押しをお願いすると、まるで熊が後押ししてくれるように楽に坂を登る事が出来た。その付近を「アカ熊」と呼び、いつしか「かぐま」と言うようになった。また、その石の事を「かぐまの力石」と呼ぶようになった。

(紅子 2011-11-21 1:19)


参考URL(1)
https://www.budgetrentacar.co.jp/blog/info/74372
ナレーション市原悦子
出典(表記なし)
DVD情報DVD-BOX第3集(DVD第15巻)
VHS情報VHS-BOX第6集(VHS第51巻)
場所についてかぐまの力石(栃木県那須烏山市小木須字加熊)
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地図:かぐまの力石(栃木県那須烏山市小木須字加熊)
追加情報
本の情報国際情報社BOX絵本パート2-第074巻(発刊日:1980年かも)/講談社テレビ名作えほん第086巻(発刊日:1987年10月)
講談社の300より書籍によると「栃木県のお話」
このお話の評価8.7222 8.72 (投票数 18) ⇒投票する
※掲載情報は 2011/11/21 1:19 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
6件表示 (全6件)
ゲスト  投稿日時 2018/7/27 16:19
実際の石がみてみたくて検索していたら動画で撮ってくださっている方がいらっしゃいました。
思っていたよりも小さい…長い年月をかけて削られてしまったのかな?
隣にちょこんとある小さな石が、動画主さんもおっしゃっているようにアカのように見えて可愛らしい。
https://www.youtube.com/watch?v=72hcS53hT2Y
ゲスト  投稿日時 2015/10/22 14:30
大木須城(那須烏山市大木須字大壇坊)
大木須城は県道274号線の「塙」と言うバス停の西側にそびえている山上にあった。比高80mほどの山稜南端部である。
木須氏の居城である。比高80mほどの山上が城址であり、空堀が残っているらしいが、今回は遺構を確認していない。東南に突き出している山稜の先端部を利用したものであり、西側の尾根続きの辺りの側面から上がっていけそうな道が見えたので、ここから上がれるようである。
明応年間(1492~1501)、那須資実の次男であった頼実が大木須、小木須、横枕の地に分地され、木須民部太輔を名乗った。これが木須氏の始まりであり、大木須城を築いてこれを居城とした。しかし、城は高い山上にあるので、平素の居館は山麓に営まれていたのではないだろうか。写真の麓の立派なお宅の辺りなど、居館を営むにはよさそうである。
天文20年(1551)、那須高資が千本城に招かれ、そこで殺害されてしまうという事件が起こった。木須頼実の子であった康実は、高資に伴って千本城に赴いたため、この時に一緒に殺されてしまった。康実の二人の子供、与九郎と与八郎は、母方の実家である藤形輪館の羽田氏に引き取られていった。そのため、城主のいなくなった大木須城は廃城となったといわれる。
http://homepage2.nifty.com/yogo1394/totigi/karasuyamamati.htm


小木須 は木須氏からの地名と解る。
ゲスト  投稿日時 2015/10/21 22:08
加熊 バス停 ありました。
http://bustei.publicmap.jp/spot/168057
ゲスト  投稿日時 2015/10/21 21:26
泣ける、涙が出ます。いい話です。
アカ犬、パトラッシュみたいですね。熊も恩を忘れない良い熊です。
アカ熊は石になっても、人助けする神様みたいですね。
本当に泣けるいい話です。皆さんに見て貰いたいです。
beniko  投稿日時 2011/6/10 19:36 | 最終変更
あるんですね~、ちから石。教えてくれて、ありがとうございました★
さっそく、リンク先URLみながら、地図を入れてみました。ご確認ください。
これは好きなお話の一つです。犬(あか)の事を思うと、全米が泣いた。
ゲスト  投稿日時 2011/6/10 18:46
栃木県那須烏山市小木須字加熊にあるみたいですよ。

http://e-tochigi.com/blog/blog.php?key=21926
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