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No.1398
かわらんべー
カワランベー

放送回:0888-B  放送日:1993年05月15日(平成05年05月15日)
演出:辻伸一  文芸:沖島勲  美術:阿部幸次  作画:辻伸一
写真あり / 長野県 ) 9697hit
あらすじ

昔、信州は和合村三度(さんど)にある和合川に、一匹のカワランベー(河童)が住んでいた。この河童は、立派なお膳やお椀を必要なだけ貸してくれるので、村人達から大変ありがたられていた。

ある日、長者の使用人である一番年若い子守娘が、顔にできたイボが治らず困っていた。そこで「イボに効く」という噂のカワランベーのいる黒淵の水で顔を洗わせてもらおうと、姉さん女中と二人で出掛けた。カワランベーは、子守娘に快く水を使わせてあげたが、子守娘の前歯が折れていた事を冗談のつもりで冷やかした。

しばらくして、長者が借りていたお膳を返すことになり、子守娘が持っていくことになった。カワランベーの好物である「冷たいみそ汁」も一緒に運んでいたが、その途中、道端に生えていた蓼(タデ)の葉をこっそり入れた。娘にとっては、ちょっとした仕返しのつもりだった。

カワランベーは、好物のみそ汁を何の疑いもなくゴクリと飲み込んだ。しかし、カワランベーにとってタデの葉はとても辛く、喉を焼き焦がすものだった。口から黒い煙を吐ながら苦しみもだえ、空に黒雲を呼び嵐を起こし川を氾濫させ、七日七晩大暴れした。

それ以来、カワランベーは和合川から姿を消した。そして村人たちは、二度と椀や膳を借りる事が出来なくなってしまった。

(紅子 2011-10-28 1:30)


ナレーション常田富士男
出典長野の伝説(日本標準刊)より
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場所について和合村の和合川(地図は適当)
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地図:和合村の和合川(地図は適当)
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※掲載情報は 2011/10/28 1:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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おとぎひめ  投稿日時 2016/10/26 19:19 | 最終変更
カワランベーがどこかで生きてることを願いたいです。ちょっとからかっただけなのに、やりすぎですよ。
hey  投稿日時 2015/7/27 18:26
同じく信州は下伊那の大鹿村という所に「大池の膳椀」という話が残っとってな、客寄せの行事をするのに膳椀が足らん時、前夜大池の端に立って「何人分の膳碗が必要だで貸してくんなんしょ」と頼んでおき、翌朝行ってみると池の瑞には朱塗りの膳碗がちゃんと揃っとって、用が済むと礼をいって元のところへ返すんだが、あるとき借りてきたお碗を過って一つ壊しちまって返さずにおったところ、その後いくら頼んでも貸してくれんようになったというお話。
大鹿歌舞伎で賑わう村に伝わる話。カワランベーも子守娘もでてこんけど、おはなしのもとは一緒なんずらか?
ゲスト  投稿日時 2015/2/12 20:57 | 最終変更
カワランベーが苦しむ姿は恐ろしいだけでなく
本当にかわいそうだった。
子守娘よ脚をぶらつかせて泣くヒマがあるなら
カワランベーに土下座して謝れ!
Melodies  投稿日時 2013/11/4 21:06
これは後半の災害描写が結構恐ろしかった覚えがある
子供時代のトラウマ
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