No.1245
ななつやま
七ツ山
高ヒット
放送回:0786-B  放送日:1991年03月02日(平成03年03月02日)
演出:三輪孝輝  文芸:沖島勲  美術:三輪孝輝  作画:三輪孝輝
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あらすじ

鉄砲打ちの男が、山小屋で鉄砲を磨いていると、一本足で一つ目の化け物が訪ねてくる。

そして男に、自分は良い化け物だが最近悪い化け物が現れるので退治してくれ、と頼み込む。 男は半信半疑ながらも引き受けるが、念のため弾を一個隠し持っておく。

そして良い化け物の案内で、悪い化け物が現れる場所に行く。急に良い化け物が怯えだし、どこかの陰に隠れ出す。と同時に、悪い化け物とやらが現れる。

男は、昨夜教わったとおりに悪い化け物の弱点である額のコブを狙い、鉄砲で戦う。かなり手に汗握る戦いの中、良い化け物が密かに男が打った弾の数を数えている。そして、見事に額のコブを打ち、男が勝利する。

男が満足気に良い化け物に近づくと、徐々に表情を変え、今度は良い化け物が「もうお前に用はない」と男に襲いかかってくる。男は隠していた弾をすかさず鉄砲に入れ発射し、化け物のコブを打ち抜き、倒す。

(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)


ナレーション市原悦子
出典宮崎の伝説(角川書店刊)より
出典詳細宮崎の伝説(日本の伝説31),竹崎有斐,角川書店,1979年2年20日,原題「七ッ山」
場所について祖母山のふもと(地図は適当)
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地図:祖母山のふもと(地図は適当)
追加情報
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※掲載情報は 2011/2/11 22:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
4件表示 (全4件)
こんはる  投稿日時 2020/10/2 21:54
この話、鉄砲打ちの男が山小屋で鉄砲を磨いたり、化け物を案内などするの?
ゲスト  投稿日時 2017/10/4 5:20
最後で九宇右衛門が化け物の死骸を見ながら、人間と変わらんな・・・って
いう内容のことを言ったのが印象的でした。
助けてくれて恩返しする妖怪もいれば、用が済めば恩を仇で返す冷酷な妖怪もいる
そこは人間と変わらない、ということなんでしょうね。
のめたん  投稿日時 2017/5/4 19:49
日本昔ばなしで語られる史上最強の猟師、九右衛門が主人公です。九州では名高い猟師として仲間内からも尊敬されている九右衛門に対して勝手に対抗意識を剥き出しにして挑む五郎太という腕自慢の猟師が偶然を装って腕試しを挑み二人で二頭のツキノワグマを狩ります。
両者ともに一発で仕留めますが五郎太は心臓に一発で大満足。対する九宇右衛門が仕留めたツキノワグマには銃創が無いのに気付いた五郎太が問いただすと九宇右衛門はなんと、岩を撃った跳弾で尻の穴に命中させたのだった。曰く、造作ない事じゃ。獲物に傷をつけては値打ちが下がる。鉄砲撃ちはそこまで読まんとな。
それを聞いた五郎太は自分が無謀な挑戦をしてしまったことを深く恥じ入ると同時に九宇右衛門に対して畏怖の念を感じ取り体の震えが止まらなくなった。そんな事がさらに九宇右衛門の評判は益々高くなった。
そんなある日の事、獲物を追って三ツ山に深く入って野営している九宇右衛門に山の主、三ツ山太郎が九宇右衛門にある依頼をする。
このお話は男心をくすぐる内容で何回見ても飽きません。優秀な猟犬アカが三ツ山太郎に気付いて唸る前に九宇右衛門に顔を向けて鉄砲を手にするのを確認してから吠え出すというかしこさと主人に対する見事な忠誠心が最後に九宇右衛門の命を救うこととなり九宇右衛門もアカに愛情を込めて名前を呼ぶシーンが感動的です。
常田富士男さんと市原悦子さんによる名演が素晴らしいですね。
デューク  投稿日時 2015/5/17 22:39
寡黙な主人公。凄まじい射撃の腕。裏切った依頼者を許さない。(命の危機だし仕方ないけど)どっかで聴いたような話だなぁ…。ああそうか、ゴルゴ13だ。
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