貝吹き旦次 についてのコメント&レビュー投稿
昔、出羽の国でお殿様が貝吹きの大会を催した。それに参加した旦次という少年は、大変良い音色で貝を吹き、お殿様はじめみんなを驚かせた。お殿様から褒美を送られた旦次であったが...…
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投稿者:early-note 投稿日時 2012/8/23 18:52
仕事に命を賭けた普通の人間、その死を以て終わる昔話。主人公の文字通り畢生の咆哮は、幼少時のトラウマとなった。
投稿者:ゲスト 投稿日時 2015/11/8 4:32
4歳のときに見て、未だに記憶が残っています。動画で見直して改めて感動しました。修験道の雰囲気も伝わり、使命感に生きた人物を描く素晴らしい作品だと思います。
投稿者:ゴンザ 投稿日時 2020/1/26 10:02
出典は松谷みよ子(講談社刊)だったと思うが…
投稿者:Perenna 投稿日時 2020/11/8 23:21
この昔話の出典は未来社の「みちのくの民話」ではないでしょうか?
「貝吹き旦次」(山形県)という題名で収録されています。
「旦次は、出羽国沼田の殿さま戸沢氏に、かかえられている貝ふきでありました。生れた国も、みょうじもわかりません。だから、みんなも貝ふき旦次とよんでおりました。」という書き出しで始まっています。
出羽国沼田というのは山形県新庄市沼田のことで、新庄城(別名は沼田城)に居を構えた戸沢氏の城下町です。
仙台領の海岸に打ち上げられた1メートルほどの大ホラ貝を吹いた場所は、瀬見温泉と書かれています。
また、4メートル30もある大貝を吹いた場所は、相馬とだけ書かれています。
新庄市の郷土史料を調べてみれば、貝吹き旦次の伝説についてもっと詳しいことがわかるのではないかと思います。
投稿者:Perenna 投稿日時 2021/1/25 23:09
角川書店の「太平の天下・日本の民話9」にも同じ昔話が収録されていますね。
「むかし、出羽(山形県)の国、最上六万八千石の殿さまの家来に、貝吹き旦次と呼ばれる男がおった。」という書き出しで始まっています。
また、「新庄戸沢藩に仕える旦次という貝吹きです。」とも名乗っています。
巻末の参考資料によれば、講談社版松谷みよ子著「日本の伝説・2」がそもそもの出典元らしいです。
相馬にある「四尺もある大貝」というのは、どこに奉納されているのでしょうか?
ご存じの方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。