やろか水 についてのコメント&レビュー投稿
昔、愛知県の木曽川沿いの古知野(こちの)という所に、低地の為しばしば洪水に見舞われる小さな村があり、雨季になると村人達は生きた心地もしなかった。 ある年も、何日も降り続...…全文を見る

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投稿者:マニアック 投稿日時 2011/10/19 20:06
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ひねくれ役の多い、下唇おじさんが、この話では何だか、渋めのキャラに。
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投稿者:mitsuzakura 投稿日時 2011/12/10 19:32
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取り寄せていない(未読)のでアレですが、CiNiiで検索すると「やろか水」に関する論文がヒットしました。

「やろか水」伝説後日譚--「やろか雨」噂から「入鹿切」噂に至るまでの輻輳を記録した市橋鐸とその生徒たち ([口承文芸研究]第三十号記念特集 <声>の採集者列伝 聞き手たちの時代)
http://ci.nii.ac.jp/naid/40015539500
口承文藝研究
口承文藝研究 (30), 126-135, 2007
日本口承文藝學會


国立国会図書館では↓のページです。

「やろか水」伝説後日譚--「やろか雨」噂から「入鹿切」噂に至るまでの輻輳を記録した市橋鐸とその生徒たち
http://opac.ndl.go.jp/articleid/8859582/jpn

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

CiNii
http://ci.nii.ac.jp/
論文の検索、著者検索が可能です。ここで調べた情報から、上記国立国会図書館で論文検索、遠隔複写サービスの利用といったフローで資料を取り寄せることが可能です。

GeNii 学術コンテンツ・ポータル
http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/index.jsp
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投稿者:ひかる 投稿日時 2012/2/2 15:05
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あらすじでは、男の名前の「じゅうしろう」の文字がわからないので適当な漢字を充てました。

簡単な文章ではなかなか男女の情念みたいなアニメのニュアンスが伝わりませんが、昔ばなしのくせに大変色気のある話でございました。
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投稿者:もみじ 投稿日時 2012/6/25 18:00
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やろか水で検索したら、やろか水そのものが「妖怪」となってました。
Wikiで「やろか水」で載ってるあたりがすごいなと思いました(・ω・;)

やろか水、その正体は「鉄砲水」ではないかという説もあるということだそうです。

鉄砲水
土砂崩れなどで溜まった水が一気に流れること。
水位が短時間で急激に上昇するので避難するまでの時間が短くなってしまうのが特徴。
また、大きな石とともに激しい水流に乗って一緒に流れてくるので被害が大きくなることもある。


やろかやろか は、
大きな石が川底をごろごろと転がってくる様を表しているのでは?ということなので、
このお話のあらすじにそって考えてみても、あぁなるほどーと思います。


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投稿者:おばさん 投稿日時 2014/7/29 8:12
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最後のナレーションの言葉、「木曽川のやろか水に飲まれた十四郎と女の姿はどこにも見えんかった」とありますが、実はこの二人はやろか水に飲まれてしまった、という事にして、二人は山の高い所へ逃げてひっそり暮らしたのではないかと思います。
駆け落ちです。
十四郎はやろか水が来る川を見に行く途中、あの女と逃げて、高台で炭焼きでもしようと言っていましたね。
あの女は十四郎に惚れて誘惑しましたが、彼も女に惚れてしまったのではないのでしょうか。
川の氾濫の後、村の人々や十四郎の妻も十四郎はやろか水に飲まれて死んだと思うはずです。
こう思うと、何だか、ロマンチックで哀しい大人の話に思えて来ます。
災害がもたらした、男と女の不思議な縁。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2015/9/24 14:13
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ヤロカ水(やろかみず)とは、江戸時代、尾張国、美濃国に出現した妖怪。遣ろか水、ヤロカの水、ヤロカの大水ともいう。柳田國男の「妖怪談義」に記述されている。

特徴
ヤロカ水の伝わる木曽川
愛知県、岐阜県の木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)流域一帯、特に木曽川流域で伝承される。
激しい雨の夜、川が増水するとやがて、「ヤロカヤロカ」(欲しいか欲しいか)という声が川の上流から聞こえてくる。この声に答えて「ヨコサバヨコセ」(貰えるのなら頂戴)と叫ぶと、瞬く間に川の水が増し、その答えた村人のいる村は一瞬のうちに水に飲み込まれるという。また、川面に赤い目や口が見えることもあるという。

ヤロカ水の正体
推定できる現象として、河川の洪水の初期段階は浸食が主体であるため、川岸や川底が濁流に洗われ大きな石が流れ転がる際の音を「ヤロカヤロカ」と表現し、終盤には上流で発生した土石流に伴う土砂が堆積し、水が溢れる際の状況を「ヨコサバヨコセ」と表現したものと考えられる。あるいは暴風雨の夜、暴風による風の音が、「ヤロカヤロカ」と聞こえた為とも推測される。木曽三川流域は、常に洪水の危険性があり、洪水に対する人々の不安から、若しくは後世への注意喚起のため創られたともいう。鉄砲水がその正体である、という説もある。

実際に存在したヤロカ水
このヤロカ水に該当する洪水は、実際に発生している。江戸時代の1650年(慶安3年)9月に、尾張国、美濃国で発生した大洪水である。この時、堤防は殆どが決壊し、木曽三川流域は海のようになったという。記録によれば、大垣藩及びその周辺での死者は、3,000人以上だと伝えられている。この洪水で、木曽川沿いの尾張国丹羽郡上般若村が完全に流出し、村民は全滅に近い被害を出したと伝えられている。ヤロカ水で「ヨコサバヨコセ」と叫んだ村民は、この村の村民と伝えられている。
なお、尾張国丹羽郡上般若村とは現在の愛知県江南市の一部である。現在も、中般若町(旧:中般若村)、般若町(旧:下般若村)は存在するが、上般若の地名は無くなっている。
1687年(貞享4年)8月26日に木曽川が雨で増水した際には淵から「ヤロカヤロカ」と声が聞こえ、川を警戒していた者が「ヨコサバヨコセ」と叫ぶと川はさらに増水し、大洪水が発生したという。1873年(明治6年)に愛知県犬山町(現・犬山市)で洪水が起きたときも、実際に「ヤロカヤロカ」と声が聞こえたといわれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%AD%E3%82%AB%E6%B0%B4
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2015/9/24 14:27
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『藤四郎(とうしろう)』の意味
とうしろうとは、素人のこと。
【年代】 明治時代~(?)   【種類】 倒置語
 
『とうしろう』の解説
とうしろうとは素人(しろうと)の倒語(下記参照)を人名っぽく呼んだものである。意味は素人同様、ある物事に対して経験のない人、その事を職業としない人、専門でない人を指す。とうしろうは漢字では籐四郎と書く(中には意図的にか無知からか不明だが、異なる漢字をあてがっている場合がある)。また、カタカナ表記のトーシローも使われる。

倒語とは:前後をひっくり返した言葉で、現代では業界用語によく用いられる。「ハワイ」を「ワイハー」、「美味い」を「まいうー」が倒語にあたる。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2015/9/24 15:51
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境川が、昔の「木曽川」…?
「天正14年の大洪水によって、木曽川の河道が今の流れに変わったのか!それまでは、前渡から今の境川につながっていて、それが木曽川の本流だったのだ。だからこそ、美濃の国と尾張の国に境となっていたのだ。!」
http://book.geocities.jp/gifurekisi/rekisi/no7.htm

類推すると、消滅したと云われる 丹波郡上般若村 は、現在の 江南市中般若町 及び 岐阜県各務原市 の木曽川の中とその周辺にあることになる。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2015/9/24 16:16
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古知野(江南市)
古知野(こちの)は愛知県の北西部、木曽川の南岸に位置する江南市の中心街です。
かつては養蚕がさかんなのどかなところでしたが、草井街道や東野街道などの街道が集まっていたことから徐々に街並みが形成され、昭和初期には一宮・犬山に並ぶ名古屋の衛星都市として発展。現在は、名古屋にほど近い立地から典型的なベッドタウンとなっています。その一方で、新町通りや愛栄通など昔ながらの商店街が多く、そのレトロな街並みは映画の撮影にも使われています。
なお、江南市では1970~80年代に一斉に町名変更が行われ、旧来からの地名が失われてしまいましたが、現在も地元では「通称地名」として親しまれているようで、それらを示す看板が随所に設置されています。
http://match345.web.fc2.com/aichi/kochino/
http://match345.web.fc2.com/aichi/kochino/index.html
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2016/2/13 20:07
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この作品は他話数にはみられない露骨なまでのメタが惜しみなく使われている。
女は移り気の象徴である月見草を持っている。この後の「浮気」=「情事」を暗示さするかのように。男が流れてくる瓜(マクワウリに見える)を手にとり、真っ二つに割る。調べるとマクワウリの花言葉は古き繋がりとあり、つまりは亡き旦那との関係を絶つといういう風に見て取れる。汁滴る瓜は明らかに女性を意味し、男はそれに喰らいつく。決意し堤防へ走る姿をみると、二人がのっぴきならない関係になったと思われる。決壊し流れ込んでくる濁流は男性そのものなのではないか。

瓜が二人のもとへ流れ着くのも自然な出来事として描いています。それを意図も簡単に手にとってしまうのも、この水浸しがこの村における普遍だから、という風に思えてきます。男はとてもクールにそれを手にとり女へ促す。とても自然に。全てが水に浮かび、あるがままのに流れぶつかる様子を表現していると思います。しかし最後には濁流が全てをまた振り出しに戻します。このコントラストが人の生き様のようです。すばらしい作品です。
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投稿者:あやくじらのにわ 投稿日時 2017/7/25 8:07
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地元の尾張の、木曽川のお話しだったので、びっくりしました。とても、せつない、お話しでした。
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投稿者:アーリアジャスール 投稿日時 2017/7/26 6:32
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下唇おじさんの歯の形が違う。
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投稿者:モチモチ寸 投稿日時 2018/4/17 18:29
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下唇叔父さんのラブストーリーはなんか切ないな…
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投稿者:頭方 投稿日時 2018/12/1 16:28
下唇おじさん、名前付きで登場。読みは「嫁入り竜女の忘れ物」と同じとうしろうだが、漢字が違いますね。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2019/7/15 10:50
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丹羽郡でしょ
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