Re: やろか水
投稿者:おばさん 投稿日時 2014/7/29 8:12
最後のナレーションの言葉、「木曽川のやろか水に飲まれた十四郎と女の姿はどこにも見えんかった」とありますが、実はこの二人はやろか水に飲まれてしまった、という事にして、二人は山の高い所へ逃げてひっそり暮らしたのではないかと思います。
駆け落ちです。
十四郎はやろか水が来る川を見に行く途中、あの女と逃げて、高台で炭焼きでもしようと言っていましたね。
あの女は十四郎に惚れて誘惑しましたが、彼も女に惚れてしまったのではないのでしょうか。
川の氾濫の後、村の人々や十四郎の妻も十四郎はやろか水に飲まれて死んだと思うはずです。
こう思うと、何だか、ロマンチックで哀しい大人の話に思えて来ます。
災害がもたらした、男と女の不思議な縁。