この昔話は、「日本の伝説14・秋田の伝説」(角川書店)にも紹介されています。
「阿仁合線の終点の比立内にも、石にかかわる話が残っている。比立内から車で十五分ほど奥に入った中村に、弥三郎という剛力無双の炭焼きが住んでいた。」と書かれています。
また、弥三郎の墓というものがあり、「比立内の小高い山の上にある。墓とはいっても苔のむした大石がころがっているだけだが、村人は今でもこの大石は、森吉山をしのぐ磐石の力があると信じている」と書かれています。
インターネットで調べてみると、国土交通省の作成した秋田県の「資料調査結果」というリストに「弥三郎の墓」が記載されています。
https://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/souhatu/h18seika/06wiseuse/06_kobetsu_09siryoutyousa.pdf場所は「北秋田市阿仁比立内中村」だそうです。(237ページ、コマ番号31/89)