天狗と庄屋さん についてのコメント&レビュー投稿
むかし、ある村に立派な屋敷に住む庄屋さんがおった。 庄屋さんの屋敷は、村人が気軽に入って来られるよう入口の扉はとっぱらってあったそうな。この庄屋さん、村人を集めては、得...…全文を見る

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投稿者:Perenna 投稿日時 2020/6/30 22:47
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この昔話の現地情報についてです。
出典の「土佐の民話・第一集」には次のように書かれています。
「宿毛から北の方へ向うて、伊予との境に近いところに、正木という小さな部落がある。ここの部落の庄屋さんは、なかなか出来たひとであった上に、弓の名人でもあった。さて、近くの山の一本松に、天狗がすんじょった。しょうまっこといたずらもんで、部落へ飛んできてはわるさをするき、みんな困らされちょった。」

正木という地名は宿毛市ではなくて、北隣りの愛媛県南宇和郡一本松町にあったそうです。
現在では愛媛県愛南市正木となっています。
高知県宿毛市の民話というよりは、愛媛県の民話なのではないでしょうか?
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投稿者:ゴンザ 投稿日時 2020/7/1 21:56
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まあ、岐阜の昔話なのに長野の民話に入ってる狐檀家や広島の昔話なのに山口の民話に入ってるみょうがの宿みたいな話もあるからね。地形的には愛媛で正解だと私も思います
投票数:33 平均点:10.00

投稿者:Perenna 投稿日時 2021/9/28 22:46
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この昔話の詳細な情報を見つけました。
「日本の伝説36・伊予の伝説」には次のように書かれています。
「城辺町から高知県宿毛行きのバスで南へ下ると一本松町である。ここには標高1065メートルにおよぶ篠山があり・・・戸たてずの庄屋として知られる蕨岡主人(わらびおかもんど)も、篠山麓の正木に住んでいた。
蕨岡主人はもともと温厚実直な男であったが、ある日突然にご神託をうけ、屋敷内に社(やしろ)を造ったが、のちにこれを篠山に移し、現在の篠山神社になったと伝えられる。
何代かのちの蕨岡助之丞は篠山権現をことのほか信仰していたが、篠山に住む天狗にあざけり笑われる。腹にすえかねた助之丞は天狗を射落としてその翼をとる。すると天狗が、「もし翼を返してくれるなら、この家にはずっと泥棒が入らぬようにする」と泣いて詫びる。
それからというものは蕨岡家、盗賊などの災難にあうこともなく九十数代もの長い間、この地方きっての旧家として栄えたという。」

やはりこの昔話は、愛媛県の伝説らしいですね。
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