花咲か爺さん についてのコメント&レビュー投稿
ある所にやさしいお爺さんお婆さんと、欲張り爺さん婆さんが隣同士で住んでいた。 ある日、やさしいお爺さんのところに小犬が逃げてきた。そのあとを欲張りな爺さんが、その犬は自...…全文を見る

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投稿者:ゲスト 投稿日時 2015/11/30 18:21
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屁売りじいさん(奥越前の昔話)
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいたんやって。おじいさんは山へ薪(たきもん)をしに行ったんやって。おばあさんが朝御飯のあとかたずけをしていたら、「あらー、おじいさん、べんとう忘れていった、持って行ってあげんならん。」といっておばあさんは、山へ行ったんにゃって。おじいさんは、一生けん命薪をしているんでおばあさんは、「おじいさーん、この木の枝へべんとうつっておくでのう。」おじいさんは「なんとも(ありがとうの意・何分にも、まことに。)」と言いながら仕事をしていたんやって。
山のすずめたちが、「あれ、なんだろう。」とおべんとうのところへ集まってきたんにゃって。そしてあっちつつきこっちつつきしている間に、結び目がほずけて、おべんとうが落ちたんやと。そこですずめは、喜んで「ごはんだ、ごはんだ、チュンチュン」と食べたんやと。
おじいさんがお昼になったので「どーれ、飯にしょうか。」とおばあさんが、かけておいてくれた木の下まで来たら、すずめのクソやら、羽根がまじったおべんとうが落ちていたんやって。おじいさんは仕方がないんで指先で羽根やら、クソをのけて、ご飯を食べたんやと。
そして木のかげで休んでいたら、うとうとと眠とうなって寝てしもうたんやって。そしたら、おしりがむずむずしてきたと思ったら、
~~スズーメ ヘンゴロ ヘンゴロ チンチョン パラリンショ ソノジャッコン ジャラリンショ
とおもしえ、屁が出たんやって。これはおもしえ屁や、おばあさんに聞かしたろうと、急いで山から帰って来たんやって。「おばあさんや、おばあさんや、うら、とってもおもしえ、屁が出るんにゃ。ようきいておれや。」
~~スズーメ ヘンゴロ ヘンゴロ チンチョン パラリンショ ソノジャッコン ジャラリンショ
「おじいさん、なんたおもしえ屁やの。おじいさん屁売りに行ってきたら。」「そうやなあ。屁売りにー。それはおもっしょかろう。ほんだ、屁売りに行ってこーわい。」
おじいさんは、町へ行って、「屁売りー、屁売りー。」と大きな声で呼ばりながら、大道の方へ行ったんやって。向こうから、お殿様の行列が来られて、「屁売りー、屁売りー。」の声を聞かれて、おすみをあげられ、「じい、屁売りと言ったな。これは面白い。わしの前で屁をこいてみよ。」おじいさんは、かしこまって、
~~スズーメ ヘンゴロ ヘンゴロ チンチョン パラリンショ ソノジャッコン ジャラリンショ
「これは面白い、これは面白い、もう一ぺんこいてみよ。」
~~スズーメ ヘンゴロ ヘンゴロ チンチョン パラリンショ ソノジャッコン ジャラリンショ ジャラリンショ
お殿様は、「これは大変面白かった。ごほうびをやるぞ。」と言われ、おじいさんはたくさんの小判をもらって、喜びいさんで家へ帰り、おばあさんに見せていたら、となりのじいさんが、これを見て、「どこでそんなにもろてきたんやいの。」「屁売ってもろうてきたんや。」っていうたんやって。
となりのおじいさんは、あわてて家へ帰って、「ばあさん、飯をうんとたくさんたいてくれ。」「おじいさん、なんでやいの。」「うん、どうでもよい。はよう、はよう。」といって、おばあさんに御飯たかせたんやって。御飯をたくさん食べたとなりのじいさんは、「屁売りー、屁売りー」とまねをして大通りを歩いていたんやって。
ところが、そこを通られたお殿様が、「おう、屁売り、買うてやるぞ、一つこいてみよ。」と言われたので、じいさんは「ウーン」ときばったんやって。すると「ブーッ。」と大きな音といっしょに、くさーいくさーい屁をこいたんやって。お殿様は顔をそむけながら「もう一度こいてみよ。」と言われると、となりのじいさんは、「ブーッ、ブーッ。」とくさいくさい屁をこいたんで、お殿様は「無礼者」といって大変おこられたんやと。これでおしまい。
語り 堂下 まさの(田野)・ 調査 榎 しずを
http://www.geocities.jp/bbqxy084/onosi_kankou_map/minwa/mukasibanasi1.html#1-11
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投稿者:古西誠人 投稿日時 2016/1/4 18:03
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僕はリメイク版よりも、旧作の花咲か爺さんが好きです。
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投稿者:どぷぶつ 投稿日時 2016/3/29 20:53
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ばあさんの存在価値っていったい?
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投稿者:穂積 投稿日時 2016/5/20 20:24
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ポチ?しろ?
___
確認した所、ポチでしたのでポチに訂正しました。ありがとうございました。(2016/5/21)
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投稿者:泣きそうな空 投稿日時 2017/3/18 7:25
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しろちゃんですよね?。
この話好きな話
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投稿者:freesia 投稿日時 2017/8/13 8:26
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組織の中でポチを演じる意図は、私には全くなかったけれど、2人の上司は、まさに良い爺さんと欲深な爺さんだった。私は意図して仕事の質を変えたりしたことはなかったけど、結果的に、そうなった。この物語、すごい。
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投稿者:ひこ 投稿日時 2017/8/30 22:05
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35年くらい前、幼稚園の頃に見た花咲か爺さんそのものです。私にとっての花咲か爺さんはこれ。懐かしいな~。動画が見たいな~。
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投稿者:岐阜県出身者 投稿日時 2017/11/26 12:59
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この話が岐阜県の民話だというのは、知りませんでした。
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投稿者:うさ子 投稿日時 2018/1/21 23:08
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どなたか教えて下さい(>_<)ヽ
童音社と、国際情報社の日本昔ばなしは
絵が同じ感じなので内容も同じかと思っていたのですが、少しずつ文章が違うのですね?
(なぜ同じに全国放映中と書いてあるのに文章が少しずつ違うのですか(T-T))
同じかと思い童音社のセットを買ってしまいました(T-T)
童音社の花咲かじいさんは、『ここほれワンワン』と言わず、急に背中に乗れと話しおじいさんを連れて行き、『ここをほってごらん』と言うのですが、国際情報社のもそうですか?
どなたか教えて下さい(T.T)
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投稿者:驚異のイラストレーター 投稿日時 2019/6/20 22:18
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真似してやったら使えてしまったぁ。
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投稿者:ゴンザ 投稿日時 2020/5/8 18:49
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ところでこの欲張り老夫婦、あんなに蜂に刺されてアナフィラキシーショックにならなかったんだろうか
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2020/5/30 16:00
雁取り爺が元ネタだそうで。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2020/9/24 7:41
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お爺さんとお婆さんは人がいいし、優しい。隣のじっさま(じっちゃ)とばっちゃは欲深で意地悪。
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投稿者:こんはる 投稿日時 2020/10/4 9:53
1975年がまるふしろうで、1990年が森川信英。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2020/10/22 7:26
蜂に刺された隣の意地悪な欲深じっさま(じっちゃ)とばっちゃは蜂刺されで痛そう。
「よくもひどい目に合わせてくれたな!」と鍬でポチを殺す。
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2020/12/16 18:24
隣の意地悪で欲深なじっさま(じっちゃ)はお殿様に厳しいお仕置きして牢屋に入ったかな?
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投稿者:ゲスト 投稿日時 2021/2/22 7:33
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優しいお爺さんが咲いた花は桜の花満開。隣の隣の意地悪な欲深じっさま(じっちゃ)が咲いた花は桜どころではなく、隣の意地悪な欲深ばっちゃよりお城のお殿様の方が灰に頭と目をかかって痛くなる。
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投稿者:taneugene934 投稿日時 2021/8/15 16:01
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変わる邪悪な者のための最高のレッスン。
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投稿者:日清皿太夫 投稿日時 2021/10/17 23:49
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 草木灰は肥料や土壌の酸度中和など農業では活躍し、田園風景と親和性の高い昔ばなしの世界とも仲が良い。諸説あるものの個人的には【御飯を盛って灰をかけておくとまるで花が咲くようにコウジカビが育つ。だから麹は米+花(糀)と書くのだ】という話も信じています。
 高熱でガンガン燃えなかった灰は炭の成分が混じって「灰色」になる。糀と御飯に手を掛けお酒を造ると、濁りを除去するために炭(現在では活性炭)を混ぜる事がある。また、空気中の乳酸菌が作用し酸っぱくなった酒の味を、灰を混ぜて直す事も行われたそうです。今では法律があって無暗に焼却出来なくなりました。昔話の天敵は塩化ビニール?(笑)

 そうした『昔ばなし』の時代から21世紀に伝わる知恵を紹介した漫画『もやしもん』がアニメ化されると、河内日出夫さんが絵コンテで参加。『昔ばなし』の亜細亜堂担当回が好きになって亜細亜堂に入社したという関根昌之さんが作画監督を務めた回もありました。
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