お舟にもうし についてのコメント&レビュー投稿
昔瀬戸内の海に由利島という小さな島があった。由利島には不思議な言い伝えがあった。 それは真夜中ともなると、潮待ちで止まっている舟に「お船にもうし…お船にもうし…」...…全文を見る

投稿ツリー
投稿者:マルコ 投稿日時 2014/2/3 16:36
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 |
まんが日本昔ばなし研究所の書き込みで気になっていた「ザ!鉄腕DASH!!のDASH島が『お舟もうし』の『由利島』ではないか」という事。

『由利島』と『DASH島』地図で見てみたら同じではないかと思うほどよく似ている!!二つの島がつながっているところなんかが特に・・・。

これにはビックリだが・・・『DASH島』は『DASH島』としか書かれておらず、本当のところはわからない・・・。

http://www.ntv.co.jp/dash/
に『DASH島』について詳しく乗っています!!

ついでに
http://home.e-catv.ne.jp/naka/mukasi-hanasi/densetu/fune-ni-mousi/hune-ni-mousi-yurisima.htm
より引用

お舟にもうし (由利島に伝わる話)
今は無人島の『由利島』は、松山港の沖合いの伊予灘にあり、大小二つの島が砂州でつながり、それぞれ大由利、小由利と呼ばれ、面積は0.45k㎡。 その『由利島」に伝わる話。

 昔々のこと、瀬戸内海を行き来する舟は、潮まちをするために『由利島』の南の端に舟を止めていた。

 潮まちの舟に向かって、どこか遠くから、美しい女の声で幾度となく 「お舟に申すぅ」 「お舟に申すぅ」と、少し陰にこもった声が近づいてきていた。

舟の者たちは、恐れ「ばけもんじゃ」、「ばけもんの声じゃ」と慌てていかりを揚げて島を離れていた。

 こんな話が広がって、近くを通る舟の船頭たちは、「由利島にだけは舟を止めるな。あそこには、化けもんがおるでの」と潮まちをしなければならない程流れが悪くても『由利島』へ行かなかった。

 ところがある時のこと、それを知ってか知らずか、一艘の舟が、急に変わった潮に流され『由利島』に錨をおろした。「やぁれ、困ったものじゃ、このあんばいじゃ、夜明けまでまっとらんといけん。ゆっくり身体を休めておけや。」という訳で、早々と眠りについた・・・。

 真夜中のこと、山の中腹とおぼしき辺りから「お舟に申すぅ」 「お舟に申すぅ」と、少し陰にこもった声がして、舟の方に近づいてくる。

 その声に目を覚ました船乗りたちは、眠い目をこすりながら、舟から島のほうを見ると、この世のものと思われぬ美しい女が、陰にこもった気持ちの悪い声で「お舟に申すぅ」 「お舟に申すぅ」と、言いながら走ってくる。

 逃げようにも錨をあげる隙もない。あっという間に女は舟に飛び移った。そのとたんドン・ガラ・ビシーン となんとも凄い音がして、舟がぐらっと揺れた。 船乗り達は、いっとき目をつむり、おそるおそる目を開けた。 女の乗った辺りを見ると、女の姿は無く、まばゆい光が、舟を明るくしている。

 船乗り達は、おそるおそる声もたてずに光の方に近づいて行った。 なんと、そこには金・銀・銅の銭が、どーんとかたまっていた。 「あじゃぁ、これはどげんしたちゅうこっちゃぁ。」
 しばらくして舟長(ふなおさ)が言った。 「ほうじゃぁ、あの女、わしらの舟が大阪に行くのを知りおって、大阪につれて行ってもらいたいもんで、『お舟にもうすぅ。』と、言うたんじゃ。のう、みなの衆・舟を沈まさんように、大阪まで旅しょうや。」 「ほうか、この銭、大阪までの舟賃という訳じゃな。」

 という訳で夜明けになると舟をだした。 何日もかかって無事大阪に着いた。 「はて、このぎょうさんの銭で何をしようのう。」と舟乗りたちは、相談した。 「そうじゃぁ、わしら舟乗りじゃけん、舟具屋さんなら、いい品が置けるがのぉ。」ということで舟具屋を始めた。屋号も『由利島』の銭で出来た店なもので【由利屋】と名付け、店は繁盛したと云う。

 『由利島』は今は無人島であるが、昔は、長者屋敷があり、その一角に≪お舟にもうし≫という地名が残っていたという

投票数:39 平均点:10.00

投稿者:マルコ 投稿日時 2014/2/3 16:54
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし |
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/itimuan/maru/old/aya1.html
より引用

由利千軒
 四国は愛媛県、松山沖20キロくらいの瀬戸内海に浮かぶ由利島は、現在は無人島でございますが、その昔は千軒の家があったといわれております。

 それがあるとき(弘安年中の1280年頃)、地震と津波によって沈降したというのが公式見解なのですが、ならば近く(?)の二神島などの忽那諸島にも大なり小なり影響があったはずですがそれは知られていません。

と言う話をネット上で見かけて、DASH島で廃屋から苔むしたかわらを失敬しているシーンを思い出しました。
その廃屋も由利千軒の一部だったのかなぁ・・・と思いました。
 

投票数:37 平均点:10.00

投稿者:カケス 投稿日時 2017/11/26 19:08
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし |
この女性が「お舟もうし」と声をかけていますが、これは妖怪や幽霊の人間への典型的な話しかけ方ですね。
昔、妖怪や幽霊は言葉を重ねて言うことができずに、人を呼ぶときにも「もうし」としか言えなかったという話を聞いてことがあります。この女性も幽霊なので「もうし」としか言えないんだなと思いました。
生きている人間はもちろん言葉を重ねて言えるので、「もうし」ではなく「もしもし」と相手に声をかけます。現在では電話の時に普通に言っている「もしもし」ですが、これは元々は自分が妖怪や幽霊ではないということを証明するための言葉だったのです。
というわけで生きている人間であれば、「お舟にもしもし」と言うんでしょうが、ちょっと笑ってしまいますね。
投票数:35 平均点:10.00

  条件検索へ

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

32 人のユーザが現在オンラインです。 (10 人のユーザが レビュー&コメント投稿 を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)