昭和11年に出版された「新潟県西頚城郡郷土誌稿・第2輯」には、「子供の好きな神」という題でふたつの昔話が紹介されています。(コマ番号68/106)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1222142/63?tocOpened=1(その一) 名立村字平谷の白山神社の御神体を、子供が用水のトンネルの中へ持出して遊んでゐた。それを止めた某は大病になつたので、みてもらふと、止めたからだといふので、よけをしてもらつたら直ぐ治つた。
(その二) 名立村字谷口の諏訪神社の神様は、子供が好きなのに、子供にお宮へいつてはいけんと叱つた。するとその叱つた人は、病気になつて死んでしまつた。」
このアニメの昔話はおそらく、上越市名立区平谷2597番の白山神社であった出来事らしいですね。
白山神社の御神体で子供の好きな神様というと、おしら様ではないでしょうか?
似たような昔話で「子どもたちと薬師さま」というのもありますが、こちらは長野県北安曇郡小谷村での話です。
地理的にも近いですし、アニメの中で「罰があたって目が見えなくなる」とも言っています。
このふたつの昔話は、どちらも同じ伝説や言い伝えがもとになっているのかもしれませんね。