Re: 粉ひき臼の神

粉ひき臼の神 についてのコメント&レビュー投稿
昔、徳島の井川に貧乏な男が住んでおった。男の名前は福造と言って、毎日石臼で粉を挽き、わずかばかりの手間賃を貰って暮らしておった。 ある年の大晦日のこと、貧しい福造は神様...…全文を見る

Re: 粉ひき臼の神

投稿者:ゲスト 投稿日時 2015/11/9 17:32
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お正月のお祭りは、きちんとしましょう。ということでしょうか?

仏教伝来前の日本は、一年を二つに分けて、正月とお盆の季節に 先祖 と 先祖の先祖である氏神(*) を年二回お祭りしていました。正月とお盆の前に大祓をして禊(大掃除、人形形代禊、注連縄で結解を作る 等)をしました。先祖と氏神に来ていただく為に清浄にする為です。
伊勢神宮の遷座祭(全ての社殿を新しく作り替えます)でも解る通り、日本では 生命の若返り 魂の甦り 新生を大変尊びました。(民間での若水をいただく等も若返りの神事となります。)

このお話で、自宅の神棚に正月祭りをしなかった為、先祖と氏神に来ていただけず 福が来なかったということなのでしょう。
福は先祖と氏神が授けてくれるもの との古代からの信仰があり、正月の祭りを怠る事への戒め の御話だと思います。
(*)先祖の先祖である氏神・・・先祖が亡くなり一定の期間(約30年)が経つと、神上がりと言って 氏神様になると言われています。昔は人の移動が少なかったので、氏神がそのまま、その土地を守護する神となり地主神(産土神)となっている事が大変多いです。
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