歴史の深さと校風の重みを感じる学校
校庭に何本かの桜の木があります。この桜は樹齢を重ね、深く根を張り小坂小学校の歴史の深さを感じさせます。本校は、明治6年、浄福寺の庫裡を間借りして「小坂学校」が開設されて以来、およそ140年が経過しています。
小坂には、朝六橋という歴史的にも古い橋があります。「朝六の橋は飛騨国山川に掛け渡せる石橋にて、如何なる暗夜といえどもその橋の上に至れば少し明らかになりて、人顔も朧(おぼろ)に見え、たとえば朝六つ頃の明かりの如し」とその橋のいわれが、岐阜県小坂町史に記されています。本校では、この由緒ある朝六橋にちなみ「朝六活動」を行っています。この活動は、異学年の仲間と交流し、お互いに協力することの素晴らしさを育成する縦割り活動です。毎日の掃除や遊び、行事で縦割り班を活用しています。
さて、本校の学校教育目標は、「生き生きと共に高まる小坂の子」です。それは、豊かな心と健やかな体と確かな学力を身に付けさせることであります。子どもたちには、思いやりのある子になろう、最後までがんばる子になろう、考えてやる子になろう、と伝えています。子どもたちの現在の姿からずっしりとした校風を感じます。
児童一人一人に、「自信」と「誇り」を持たせる学校づくりをめざすことで、家庭や地域の皆様に信頼される学校づくりをすることが出来ると考えて、本年度の教育をスタートさせています。
平成22年4月1日 下呂市立小坂小学校長 山崎達男
http://www.gero-j.ed.jp/02school/each/2010/osaka-e/